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異界の傭兵団~現代スキルで世界統制を目指す~  作者: North.s.Traveller(ノーズトラベラー)
第二章 三匹の”ブタ”
25/66

Mission-15 ”商業都市”ヘト歩ヲ進メヨ

お待たせしました!

以外と手こずり、予告通りに出せず・・・

すみません・・・。


第2章、開幕でございます・・・。m(__)m

(この話では、


<『』> 


↑ このような新しい”カッコ”が、出てきます。

これは、ボスが”心の中”で強調して喋っているか、

あるいは”念話スキル”の「コール」を

使ってる会話文になります。


16話でも書いていますが・・・

2017年2月20日に、これを書かず、

すぐに読んで頂いた方達に、

深いお詫びを申し上げます・・・。

※2017年2月21日、記述。)

?:二人が、夜を共にして一週間後・・・。

 商業都市に続く道の外れ・・・

 ”トルカン森林”の中で、ボス達は、

 以前の世界で言えば、およそ”21時”頃の夜・・

 今晩の”野宿”をしていた・・・。




「ボスゥ! おかわり!」



☆「・・・オルセット、

 これで他も含めて、もう”5個目”だぞ・・。

 いくら”トリ飯”がウマいからって、

 食い過ぎじゃあないか?」

 


「ブゥ〜ボスだって、

 トリメシを”2つ”食べてるじゃない!」



☆「いつもは、”一缶”だろ?

 誰が、今日のオルガの”ミス”をカバーした

 と思うんだ?」



「うっ・・・でも・・・

 今日は、ボクが、ゴブリン”10体”に、

 ”マグズリー”を2体も、仕留められたでしょ?」



☆「オレの”サポート”あって・・・な。

 大体、”解体”も誰がやったと思ってんだ?

 だ・か・ら、今夜の2缶はオレへの”ご褒美”だ」



「ずる〜い!」



☆「一人で”銃”も”狩り”も

 上手くできるようになってから言え。

 後・・・やっぱ食いすぎだ、オルガ」




?:・・・とまぁ、このように二人して、

 イチャイチャしているのであった・・・




☆「・・・るせぇ」



「・・・ボスゥ? どうしたの?」



☆「イヤ・・・何でもない・・・オルガ。

 また・・・”確認”をしていただけだ・・・」



「・・・フ〜ン・・・そう」




・・・そう言うと、

オルセットは乗り出していた身を、アウトドア用の

”折りたたみ式肘掛椅子”へと戻すと、

自身の真横のサイドテーブルに目を向ける・・・。

 そこには、今日の晩メシである

”カンメシ”のカラが積み上り、非常食の

”エネルギースティック”や、クッキーの袋が

散乱する中、オルセットはその中からオレが

晩メシに入れておいた・・・”緑茶”の入った

”チタンマグ”を手にし、飲む・・・。

 やれやれ・・・なんとか誤魔化せたな・・・。




?:乙女を欺くとはなんたる無礼! 恥を知れッ!




☆『何回目だよ・・・ソレ・・・。

 ”実況”以外に余計な口、出すなって、

 何回言ったら解るんだよッ!?』




?:それは否ッ! 了承することはできないッ!




☆『なんでだよッ!?』




?:それは・・・私が「N」だからだッ!




☆『ワケわかんねェよッ!

 ”デス◯ート”でもあるまいしッ!』




・・・とまぁ、こんな調子に、

この正体不明の「Mr.N(ミスター・エヌ)」・・・通称「N(エヌ)」って

ヤツが”オレの頭の中”へ語りかけている。


オレがコイツに気付いたのは、

<盗賊団を倒し、オルセットと寝る>前辺りから

だった。最初は、看病していた疲れからか、

”オレ・・・ボケてんのかな・・・”なんて

思っていたが、その三日後辺りから、やたら

頭の中に”雑念”を吹っ掛けてきて、ようやく・・・

<気の性ではない>・・・と気付いた。




?:遅すぎであるッ!




だから・・・うるさいって・・・。

 でだ・・・コイツの目的は、


 <オレらの一生を、”実況”する>


事らしい。

 ・・・正直、何を言っているのかわからねーと

思い、早々お引き取り願おうと思ったが、

コイツが<オレらの事をずっと(・・・)、”実況”していた。>

という事実を聞き、肝が冷えた・・・。


うん・・・他にも

<他の誰かがオレらを”見ている”>・・・とか、


<15部、13話まで、

 ”電波障害”で美声を送れなかった>・・・だの


<15部〜17部、もしくはッ!

 閑話を除いて、13話〜15話の間ッ!

 ”発狂”していたのに”何故”、

 自覚がないッ!?>・・・・・・だの、


あ…ありのまま 今起こった事を話すぜ!

・・・的に話しても、

絶~~~~~~~~~~~~~~~っ対に、

”理解されない事”のオンパレードだったので、

思考停止したワケだ。


そもそもやめさせようにも、<本体>が

どこにいるのかが判らないし、

実体のない<思念体、霊的なモノ>なら、

さすがのオレでも”お手上げ”だ・・・。

・・・話もほとんど聞かないし・・・

実体のないヤツに、”鉛玉”は、

ブチ込めないからな・・・。


まぁ、幸いなのはコイツが<喋るだけ>しか

やってこないで、今の所「害悪」がないのが

救いか・・・。

 ・・・”背中を見られたら御陀仏オダブツ”・・・

なんて事がない限りは、ほっとけばいいし。




N:おんぶして ねっ! おんぶして・・・




☆「ッ!? 

 マネすんなよッ! ェ〜だろッッ!?」



「・・・ボスゥ〜?」



ヤべッ!?

オルセットに気付かれた!? ・・・てか、

いつの間に、設置しておいた

”キャンピングテント”で、寝てんだよ!?



☆「な・・・何でもねぇよ、オルガ。

 それよりも、チャンと歯ぁ磨いたか?」



「・・・子供扱いしないでよぉ・・・ボスゥ・・」



☆「やったんだな?」



「・・・うん」



☆「よし、オルガ、今日は特別に”お菓子”を

 出したが、明日以降は控えてくれよな。

 ”レーションセール”と違って安いモンじゃあ

 ないんだからな・・・」



「・・・うん・・・お休み・・・ボスゥ・・・

 ボスも・・・早くね・・・」



そう言うと、オルセットは目を擦りながら、

テントの中へと戻っていった。

・・・また丸まっていんのかな・・・・




N:・・・そろそろ、

 この”豪勢な”野宿の実態を説明すべきでは

 なかろうかッ!?



・・・んなメタ臭い事言うなよ・・・。

まぁ・・・本当に”見ている”のなら、

オレ以外の、ラノベの主人公が”発狂”しそうな

快適さについて、”弁解”しておかないとな。




 〜 ヴィィン 〜





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・「アウトドアセール」

MPを”100P”消費することで、

テント、寝袋、ニット帽など、ありとあらゆる

「アウトドア用品」を創造できます。




・「レーションセール」

MPを”20P”消費することで、

ありとあらゆる「レーション」を創造できます。


<Lev.1>では、

”自衛隊”のレーションを創造できます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





・・・とまぁ、こういうワケだ。




N:手抜きすぎであるッ!




・・・ウゼェ・・・

説明する身にもなってみろよ・・・。




N:私は、この物語の<第1話>から、

 実況していたんだぞッ!




ハイハイ・・・そういう設定ね・・・。

・・・しゃ〜ない、オレもそろそろ寝たいんだが、

読者の皆様のために、説明しますかね・・・。


まず、今、オレとオルセットは、

「トルガ村」の東にあるという、”商業都市”に

向かってる。

 どこかに向かおうとする際、

ほとんどの人は、何かしら準備していくよな?

だから、オレも荷物を整理し終わった際、

久しぶりに「スキルの確認」を行ったら・・・

<マーセナリーパック>なんて新しい支援物資が

投下されていて、その中に、これらのスキルが

入っていたワケだ。

 んで・・・さっきのスキルの力がこれだ。




 〜 ヴィィン 〜




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

<アウトドアセール>

MPを”100P”消費することで、

テント、寝袋、ニット帽など、ありとあらゆる

「アウトドア用品」を創造できます。



>メニュー<

・テント、タープ類

・寝袋、ベッド、マット類

・テーブル、チェア、ハンモック類

・バーベキュー、グリル用品類

・ライト、ランタン類

・フィールドギア(ナイフ、トーチ類)

・食器、カトラリー類

・クッキング用品、食器、カトラリー類

・燃料類

・安全対策、サバイバル類

・・・etc

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




・・・とまぁ、後”5つ”は項目があるんだが

割愛させてもらって・・・と、

 んで、項目の一つをタップすると・・・




 〜 ヴィィン 〜




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

<アウトドアセール>

MPを”100P”消費することで、

テント、寝袋、ニット帽など、ありとあらゆる

「アウトドア用品」を創造できます。




>テント、タープ類<

<テント>

 →Coleman ラウンド・スクラウド<★5>

 →Coleman ラウンド・スモウラス<★5>

 →ノースホーク ビックトッパー <★5>

 →フリーキッド フォースクリップ<★5>

・・・etc



<タープ>

 →テントク イーグルウィング  <★5>

 →FIELADUOR ワンタッチ・テント<★5>

 →Coleman スクリット。キャノピー<★5>

 →フリーキッド フォースクリップ<★5>

・・・etc



<テントアクセサリー>

 →テントク 鍛造ペグ        <★5>

 →テントク ゆったりリラックスシート<★5>

 →モルド・ア・ラート 炭素ロープ  <★5>

 →エリッサ 特注鍛造ハンマー    <★5>

・・・etc

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



・・・と、テント類だけで”百”以上、他も含めれば

ざっと”万”を軽く超える品揃えになっている。

 横にある星は、”品質”でこれが高い程

大きかったり・・・高性能だったり・・・

モフモ・・・ゴホン、とにかく!

<高品質>な品物が出てくる訳だ。


んでだ・・・このスキルのスゴイところは、

これらが全て、<MP:100>さえあれば・・・

”幾らでも”出せる点だ。

 前の世界では”数十万円”するようなモノが

たった”ワンコイン(100円)”で買えるという、

某大手通販サイト”NOZAMA(ノザマ)”も真ッ〜青なッ!

チートスキルなのだ。



んまぁ・・・だからと言って、神さんも、


 <勝ったッ!第3部完!>


・・・的なシチュエーションを

作ってくれる訳ではなく、このスキルには、

”弱点”があった。


 例えば・・・

”ライフル”は遠距離で強力な分、長い”銃身”の性で

<近接>では取り回しにくいように、

 このスキルでは、”アウトドア”関連の物以外を

買う事は出来ない・・・つまり、生きていくために

必要な、<食料>を買う事が出来ないのだ。

 まぁ・・・例外で、何故か


・「”水2L”ペットのダンボール(6本セット)」

・「非常食セット

 (”健康食品”たぐいの、お菓子の詰め合わせ)」

・「国産茶葉100%使用

        緑茶パック(56袋入り)」


・・・は、買えるので、

最悪、”節約(魔力&食料を)”等すれば飢える事はないのだが・・・


何分・・・飽きる! 「レーションセール」で

<MP:10>で、”トリ飯缶”だの、

”レトルトハンバーグ”だの、食・え・て・もッ!

 一週間の間、「アウトドアセール」で

毎日、オルセットと合わせて<400>しかない

魔力で、チマチマと”出し惜しみのない”装備を

整えている間に、”シチュー”と”レーション”と

”水”と牛乳のない”パン”ばっかの

毎日じゃあぁぁぁぁぁァァァァァァッ!

飽きてくるわッ!


しかも、<コーヒー>ッ! <コーヒ>ッ!!!

なんで、自衛隊のレーションには<コーヒー>が

ネェんだよ!

 アメリカ軍とイギリス軍でも、確実にッ!

レーションに”インスタントコーヒー”と”紅茶パック”

を入れて支給しているって言うのに、なんでッ!

<自衛隊>は”緑茶パック”の”一つ”も、

入れてネェんだよ!


こちらとら、こっちに来る前は毎日”3杯”は

絶ッ対! 絶ェェェェェェェェッ対!

飲んでいたとYOUのにッ!!

 ・・・こっちに来てから、

”もう戻れないだろ・・・”と半ば諦めて、


ズウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ

ゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ

ゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ

ゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ

ゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッとッ!


我慢していた・・・とッ! YOUのにッ!!!

 <アウトドアセール>って、

言葉でヌカ喜びさせやがって!



アウトドアでも<コーヒー>飲むだろう!?






☆「コォォォォォヒィィィィィィ飲むだろう!?」



N:その時ッ!

 オルセットがテントから這い出てくる!



「・・・ボスゥ・・・うるさい・・・」



☆「ヴァ・・・すまない・・・オルセット・・・」



「・・・もぅ・・・・・・ッ!?

 (耳がピクピク動き、何かを捉える)

 ボスゥ! 2時(北東)の方向から、何か来るよ!」



 〜 ジャッキッ! 〜



N:瞬間ッ! ボスはジャケットの”胸ポケット”に

 忍ばせていた”フリ(フリントロック・)ピス(ピストル)”を引き抜き、

 オルセットが叫んだ方向へと銃口向けたッ!



☆「・・・誰だ?」



N:低く・・・ドスの効いた声で、

 銃口先の”茂み”に潜む者へと、静かな”威圧”を

 向けるボス・・・そして、その声に

 対する反応は、ゆっくりと近づく

 ”草を踏みしめる音”と・・・

 ”掠れるような呼吸音”だった。



「・・・ヒュゥゥァァァ・・・・・

 ・・・・ヒュゥゥァァァ・・・・・・・

 ・・・・・・ヒュゥゥァァァ・・・・・・・」




N:その呼吸音の主は・・・一言で言えば、


 ”この世の終わりを、経験したような姿”


 ・・・であった。



 その”少年”が、

 重々しく・・・焚き火からボスへと向けた”顔”は

 ”飢餓状態”を物語るのが容易い程、落ちくぼみ

 ”黒人”に似て似つかない”日焼け”したような”肌”

 と、赤と黒っぽい色が混ざった奇妙な”髪”、

 更には、”血”が顔やボロ切れのような服を含め、

 身体中の至るところに、ベットリとくっ付き、

 一種の”不気味さ”を醸し出すには充分であった。


 だが・・・彼の”眼”だけは、死んでいなかった。

 背中に背負う・・・”金と赤の髪の少女”は・・・

 絶ッ対に・・・! 渡すかッ!

 ・・・そう聞こえてくかのように、燃えていた。



「・・・・・k・・i・・m・・・・・・y・・・k

 ・・・o・・・・・・・s・・・・・・・e・・」



 〜 ドサッ! 〜




N:だが・・・ボスが、かろうじて聞き取れた

 ”奇妙な言葉”を呟いた後、彼は力尽き、

 地面へと倒れてしまう・・・。




☆「ッ!? (倒れた”少年”へと駆け寄り)

 おいっ! しっかりしろ! おいっ!」



「ボスゥ! どうしたの!?」



☆「怪我人だ。しかも、

 状態が二人ともかなり”ヤバそう”だ・・・

 オルガ、オレは”回復魔法”をかけるから、

 オルガの方は、”救急箱”と、回復した際に

 ”食べさせる物”を用意してくれ!」



「わかったよ! ボスゥ!」



☆「食い物は、

 残っている”クッキー”と”ゼリー”にしてくれ。

 "水"と"お茶"の用意も急ぎで頼む!」




N:火急の事態だが、

 不思議とファインプレーを見せるボス!

 だが、彼らの”耳”を見る前に、救助活動を

 行うとは、何たる愚行であろうかッ!?



☆「うるせぇ! 人が生きるか死ぬかの瀬戸際に

 いるっていうのに、茶化してんじゃあねぇよッ!

 大体”耳”なんて見てる場合じゃあ・・・ッ!?」




N:・・・見てる場合・・・じゃあ?

 正に、ファンタジーの<代名詞>の”一つ”がッ!

 目の前に”居る”というのにであろうか?






☆「・・・えっ・・・って事はぁ・・・

 この”長い耳”の・・・二人は・・まさか・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・”エルフ”ッ!?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

いかがでしたでしょうか?


今回は

「そういぇあ・・・

 ボスの能力を”具体的”に

 描写してなかったなぁ・・・」


・・・と思い、書いてみました。

後に「歩く武器庫」と化す、ボスさんですが、

今は「歩く(通販)倉庫」が関の山・・・(汗)



そして、やっと出てきました、”エルフ”達!


<一体この小説では、いつ出てくるんだッ!?>


・・・なんて”御乱心”な方がいたんじゃあ、

ないでしょうか?



ご安心してください・・・。

今後”何章”とは言えませんが、

たくさん出てきますよ。


※2017年2月20日、

フライング・アウェイな投稿をしてしまったため、

文章の修正を行いました。

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