Mission-15 ”商業都市”ヘト歩ヲ進メヨ
お待たせしました!
以外と手こずり、予告通りに出せず・・・
すみません・・・。
第2章、開幕でございます・・・。m(__)m
(この話では、
<『』>
↑ このような新しい”カッコ”が、出てきます。
これは、ボスが”心の中”で強調して喋っているか、
あるいは”念話スキル”の「コール」を
使ってる会話文になります。
16話でも書いていますが・・・
2017年2月20日に、これを書かず、
すぐに読んで頂いた方達に、
深いお詫びを申し上げます・・・。
※2017年2月21日、記述。)
?:二人が、夜を共にして一週間後・・・。
商業都市に続く道の外れ・・・
”トルカン森林”の中で、ボス達は、
以前の世界で言えば、およそ”21時”頃の夜・・
今晩の”野宿”をしていた・・・。
「ボスゥ! おかわり!」
☆「・・・オルセット、
これで他も含めて、もう”5個目”だぞ・・。
いくら”トリ飯”がウマいからって、
食い過ぎじゃあないか?」
「ブゥ〜ボスだって、
トリメシを”2つ”食べてるじゃない!」
☆「いつもは、”一缶”だろ?
誰が、今日のオルガの”ミス”をカバーした
と思うんだ?」
「うっ・・・でも・・・
今日は、ボクが、ゴブリン”10体”に、
”マグズリー”を2体も、仕留められたでしょ?」
☆「オレの”サポート”あって・・・な。
大体、”解体”も誰がやったと思ってんだ?
だ・か・ら、今夜の2缶はオレへの”ご褒美”だ」
「ずる〜い!」
☆「一人で”銃”も”狩り”も
上手くできるようになってから言え。
後・・・やっぱ食いすぎだ、オルガ」
?:・・・とまぁ、このように二人して、
イチャイチャしているのであった・・・
☆「・・・るせぇ」
「・・・ボスゥ? どうしたの?」
☆「イヤ・・・何でもない・・・オルガ。
また・・・”確認”をしていただけだ・・・」
「・・・フ〜ン・・・そう」
・・・そう言うと、
オルセットは乗り出していた身を、アウトドア用の
”折りたたみ式肘掛椅子”へと戻すと、
自身の真横のサイドテーブルに目を向ける・・・。
そこには、今日の晩メシである
”カンメシ”のカラが積み上り、非常食の
”エネルギースティック”や、クッキーの袋が
散乱する中、オルセットはその中からオレが
晩メシに入れておいた・・・”緑茶”の入った
”チタンマグ”を手にし、飲む・・・。
やれやれ・・・なんとか誤魔化せたな・・・。
?:乙女を欺くとはなんたる無礼! 恥を知れッ!
☆『何回目だよ・・・ソレ・・・。
”実況”以外に余計な口、出すなって、
何回言ったら解るんだよッ!?』
?:それは否ッ! 了承することはできないッ!
☆『なんでだよッ!?』
?:それは・・・私が「N」だからだッ!
☆『ワケ解んねェよッ!
”デス◯ート”でもあるまいしッ!』
・・・とまぁ、こんな調子に、
この正体不明の「Mr.N」・・・通称「N」って
ヤツが”オレの頭の中”へ語りかけている。
オレがコイツに気付いたのは、
<盗賊団を倒し、オルセットと寝る>前辺りから
だった。最初は、看病していた疲れからか、
”オレ・・・ボケてんのかな・・・”なんて
思っていたが、その三日後辺りから、やたら
頭の中に”雑念”を吹っ掛けてきて、ようやく・・・
<気の性ではない>・・・と気付いた。
?:遅すぎであるッ!
だから・・・うるさいって・・・。
でだ・・・コイツの目的は、
<オレらの一生を、”実況”する>
事らしい。
・・・正直、何を言っているのかわからねーと
思い、早々お引き取り願おうと思ったが、
コイツが<オレらの事をずっと、”実況”していた。>
という事実を聞き、肝が冷えた・・・。
うん・・・他にも
<他の誰かがオレらを”見ている”>・・・とか、
<15部、13話まで、
”電波障害”で美声を送れなかった>・・・だの
<15部〜17部、もしくはッ!
閑話を除いて、13話〜15話の間ッ!
”発狂”していたのに”何故”、
自覚がないッ!?>・・・・・・だの、
あ…ありのまま 今起こった事を話すぜ!
・・・的に話しても、
絶~~~~~~~~~~~~~~~っ対に、
”理解されない事”のオンパレードだったので、
思考停止したワケだ。
そもそもやめさせようにも、<本体>が
どこにいるのかが判らないし、
実体のない<思念体、霊的なモノ>なら、
さすがのオレでも”お手上げ”だ・・・。
・・・話もほとんど聞かないし・・・
実体のないヤツに、”鉛玉”は、
ブチ込めないからな・・・。
まぁ、幸いなのはコイツが<喋るだけ>しか
やってこないで、今の所「害悪」がないのが
救いか・・・。
・・・”背中を見られたら御陀仏”・・・
なんて事がない限りは、ほっとけばいいし。
N:おんぶして ねっ! おんぶして・・・
☆「ッ!?
マネすんなよッ! 怖ェ〜だろッッ!?」
「・・・ボスゥ〜?」
ヤべッ!?
オルセットに気付かれた!? ・・・てか、
いつの間に、設置しておいた
”キャンピングテント”で、寝てんだよ!?
☆「な・・・何でもねぇよ、オルガ。
それよりも、チャンと歯ぁ磨いたか?」
「・・・子供扱いしないでよぉ・・・ボスゥ・・」
☆「やったんだな?」
「・・・うん」
☆「よし、オルガ、今日は特別に”お菓子”を
出したが、明日以降は控えてくれよな。
”レーションセール”と違って安いモンじゃあ
ないんだからな・・・」
「・・・うん・・・お休み・・・ボスゥ・・・
ボスも・・・早くね・・・」
そう言うと、オルセットは目を擦りながら、
テントの中へと戻っていった。
・・・また丸まっていんのかな・・・・
N:・・・そろそろ、
この”豪勢な”野宿の実態を説明すべきでは
なかろうかッ!?
・・・んなメタ臭い事言うなよ・・・。
まぁ・・・本当に”見ている”のなら、
オレ以外の、ラノベの主人公が”発狂”しそうな
快適さについて、”弁解”しておかないとな。
〜 ヴィィン 〜
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・「アウトドアセール」
MPを”100P”消費することで、
テント、寝袋、ニット帽など、ありとあらゆる
「アウトドア用品」を創造できます。
・「レーションセール」
MPを”20P”消費することで、
ありとあらゆる「レーション」を創造できます。
<Lev.1>では、
”自衛隊”のレーションを創造できます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・・・とまぁ、こういうワケだ。
N:手抜きすぎであるッ!
・・・ウゼェ・・・
説明する身にもなってみろよ・・・。
N:私は、この物語の<第1話>から、
実況していたんだぞッ!
ハイハイ・・・そういう設定ね・・・。
・・・しゃ〜ない、オレもそろそろ寝たいんだが、
読者の皆様のために、説明しますかね・・・。
まず、今、オレとオルセットは、
「トルガ村」の東にあるという、”商業都市”に
向かってる。
どこかに向かおうとする際、
ほとんどの人は、何かしら準備していくよな?
だから、オレも荷物を整理し終わった際、
久しぶりに「スキルの確認」を行ったら・・・
<マーセナリーパック>なんて新しい支援物資が
投下されていて、その中に、これらのスキルが
入っていたワケだ。
んで・・・さっきのスキルの力がこれだ。
〜 ヴィィン 〜
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<アウトドアセール>
MPを”100P”消費することで、
テント、寝袋、ニット帽など、ありとあらゆる
「アウトドア用品」を創造できます。
>メニュー<
・テント、タープ類
・寝袋、ベッド、マット類
・テーブル、チェア、ハンモック類
・バーベキュー、グリル用品類
・ライト、ランタン類
・フィールドギア(ナイフ、トーチ類)
・食器、カトラリー類
・クッキング用品、食器、カトラリー類
・燃料類
・安全対策、サバイバル類
・・・etc
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・・・とまぁ、後”5つ”は項目があるんだが
割愛させてもらって・・・と、
んで、項目の一つをタップすると・・・
〜 ヴィィン 〜
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<アウトドアセール>
MPを”100P”消費することで、
テント、寝袋、ニット帽など、ありとあらゆる
「アウトドア用品」を創造できます。
>テント、タープ類<
<テント>
→Coleman ラウンド・スクラウド<★5>
→Coleman ラウンド・スモウラス<★5>
→ノースホーク ビックトッパー <★5>
→フリーキッド フォースクリップ<★5>
・・・etc
<タープ>
→テントク イーグルウィング <★5>
→FIELADUOR ワンタッチ・テント<★5>
→Coleman スクリット。キャノピー<★5>
→フリーキッド フォースクリップ<★5>
・・・etc
<テントアクセサリー>
→テントク 鍛造ペグ <★5>
→テントク ゆったりリラックスシート<★5>
→モルド・ア・ラート 炭素ロープ <★5>
→エリッサ 特注鍛造ハンマー <★5>
・・・etc
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・・・と、テント類だけで”百”以上、他も含めれば
ざっと”万”を軽く超える品揃えになっている。
横にある星は、”品質”でこれが高い程
大きかったり・・・高性能だったり・・・
モフモ・・・ゴホン、とにかく!
<高品質>な品物が出てくる訳だ。
んでだ・・・このスキルのスゴイところは、
これらが全て、<MP:100>さえあれば・・・
”幾らでも”出せる点だ。
前の世界では”数十万円”するようなモノが
たった”ワンコイン”で買えるという、
某大手通販サイト”NOZAMA”も真ッ〜青なッ!
チートスキルなのだ。
んまぁ・・・だからと言って、神さんも、
<勝ったッ!第3部完!>
・・・的なシチュエーションを
作ってくれる訳ではなく、このスキルには、
”弱点”があった。
例えば・・・
”ライフル”は遠距離で強力な分、長い”銃身”の性で
<近接>では取り回しにくいように、
このスキルでは、”アウトドア”関連の物以外を
買う事は出来ない・・・つまり、生きていくために
必要な、<食料>を買う事が出来ないのだ。
まぁ・・・例外で、何故か
・「”水2L”ペットのダンボール(6本セット)」
・「非常食セット
(”健康食品”類いの、お菓子の詰め合わせ)」
・「国産茶葉100%使用
緑茶パック(56袋入り)」
・・・は、買えるので、
最悪、”節約”等すれば飢える事はないのだが・・・
何分・・・飽きる! 「レーションセール」で
<MP:10>で、”トリ飯缶”だの、
”レトルトハンバーグ”だの、食・え・て・もッ!
一週間の間、「アウトドアセール」で
毎日、オルセットと合わせて<400>しかない
魔力で、チマチマと”出し惜しみのない”装備を
整えている間に、”シチュー”と”レーション”と
”水”と牛乳のない”パン”ばっかの
毎日じゃあぁぁぁぁぁァァァァァァッ!
飽きてくるわッ!
しかも、<コーヒー>ッ! <コーヒ>ッ!!!
なんで、自衛隊のレーションには<コーヒー>が
ネェんだよ!
アメリカ軍とイギリス軍でも、確実にッ!
レーションに”インスタントコーヒー”と”紅茶パック”
を入れて支給しているって言うのに、なんでッ!
<自衛隊>は”緑茶パック”の”一つ”も、
入れてネェんだよ!
こちらとら、こっちに来る前は毎日”3杯”は
絶ッ対! 絶ェェェェェェェェッ対!
飲んでいたとYOUのにッ!!
・・・こっちに来てから、
”もう戻れないだろ・・・”と半ば諦めて、
ズウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
ゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
ゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
ゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
ゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッとッ!
我慢していた・・・とッ! YOUのにッ!!!
<アウトドアセール>って、
言葉で糠喜びさせやがって!
アウトドアでも<コーヒー>飲むだろう!?
☆「コォォォォォヒィィィィィィ飲むだろう!?」
N:その時ッ!
オルセットがテントから這い出てくる!
「・・・ボスゥ・・・うるさい・・・」
☆「ヴァ・・・すまない・・・オルセット・・・」
「・・・もぅ・・・・・・ッ!?
(耳がピクピク動き、何かを捉える)
ボスゥ! 2時の方向から、何か来るよ!」
〜 ジャッキッ! 〜
N:瞬間ッ! ボスはジャケットの”胸ポケット”に
忍ばせていた”フリピス”を引き抜き、
オルセットが叫んだ方向へと銃口向けたッ!
☆「・・・誰だ?」
N:低く・・・ドスの効いた声で、
銃口先の”茂み”に潜む者へと、静かな”威圧”を
向けるボス・・・そして、その声に
対する反応は、ゆっくりと近づく
”草を踏みしめる音”と・・・
”掠れるような呼吸音”だった。
「・・・ヒュゥゥァァァ・・・・・
・・・・ヒュゥゥァァァ・・・・・・・
・・・・・・ヒュゥゥァァァ・・・・・・・」
N:その呼吸音の主は・・・一言で言えば、
”この世の終わりを、経験したような姿”
・・・であった。
その”少年”が、
重々しく・・・焚き火からボスへと向けた”顔”は
”飢餓状態”を物語るのが容易い程、落ちくぼみ
”黒人”に似て似つかない”日焼け”したような”肌”
と、赤と黒っぽい色が混ざった奇妙な”髪”、
更には、”血”が顔やボロ切れのような服を含め、
身体中の至るところに、ベットリとくっ付き、
一種の”不気味さ”を醸し出すには充分であった。
だが・・・彼の”眼”だけは、死んでいなかった。
背中に背負う・・・”金と赤の髪の少女”は・・・
絶ッ対に・・・! 渡すかッ!
・・・そう聞こえてくかのように、燃えていた。
「・・・・・k・・i・・m・・・・・・y・・・k
・・・o・・・・・・・s・・・・・・・e・・」
〜 ドサッ! 〜
N:だが・・・ボスが、かろうじて聞き取れた
”奇妙な言葉”を呟いた後、彼は力尽き、
地面へと倒れてしまう・・・。
☆「ッ!? (倒れた”少年”へと駆け寄り)
おいっ! しっかりしろ! おいっ!」
「ボスゥ! どうしたの!?」
☆「怪我人だ。しかも、
状態が二人ともかなり”ヤバそう”だ・・・
オルガ、オレは”回復魔法”をかけるから、
オルガの方は、”救急箱”と、回復した際に
”食べさせる物”を用意してくれ!」
「わかったよ! ボスゥ!」
☆「食い物は、
残っている”クッキー”と”ゼリー”にしてくれ。
"水"と"お茶"の用意も急ぎで頼む!」
N:火急の事態だが、
不思議とファインプレーを見せるボス!
だが、彼らの”耳”を見る前に、救助活動を
行うとは、何たる愚行であろうかッ!?
☆「うるせぇ! 人が生きるか死ぬかの瀬戸際に
いるっていうのに、茶化してんじゃあねぇよッ!
大体”耳”なんて見てる場合じゃあ・・・ッ!?」
N:・・・見てる場合・・・じゃあ?
正に、ファンタジーの<代名詞>の”一つ”がッ!
目の前に”居る”というのにであろうか?
☆「・・・えっ・・・って事はぁ・・・
この”長い耳”の・・・二人は・・まさか・・・
・・・・・・・・・・・・・・”エルフ”ッ!?」
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いかがでしたでしょうか?
今回は
「そういぇあ・・・
ボスの能力を”具体的”に
描写してなかったなぁ・・・」
・・・と思い、書いてみました。
後に「歩く武器庫」と化す、ボスさんですが、
今は「歩く(通販)倉庫」が関の山・・・(汗)
そして、やっと出てきました、”エルフ”達!
<一体この小説では、いつ出てくるんだッ!?>
・・・なんて”御乱心”な方がいたんじゃあ、
ないでしょうか?
ご安心してください・・・。
今後”何章”とは言えませんが、
たくさん出てきますよ。
※2017年2月20日、
フライング・アウェイな投稿をしてしまったため、
文章の修正を行いました。