EPILOGUE - 1 ¨ボク¨ハ・・・
大変、お待たせしました!
今回は”学業関連”等の関係で、
遅くなってしまいました・・・。
最初は、
「章ラストの話だし、軽く終わるだろ」
・・・なんて高を括り、<2000字>で終わるッ!
・・・なんて、思っていたら、
<8274字>にて、やっとこさ書き終った
・・・という、”錬金術”に、アンレェェェェ〜!?
・・・を隠せない事実・・・。(汗)
・・・という訳で、
今回も長くなってしまい、申し訳ないですが・・・
今回、”あとがき”を残さない
関係で、前書きにて、この話にて、
<第1章>”終了”を、宣言しときますッ!
?:ボスが¨赤壁盗賊団¨を壊滅させてから、
3日後・・・。「木漏れ日亭」の二階、
「遊狐の間」で、”オルセット”は
目を覚ます・・・。
★「う・・う~ん・・・ここは・・・?」
「・・ようやく目が覚めたな、オルセット…」
「ボス・・・!」
・・・良かった・・・ボス・・・助かったんだ。
けど・・・なんでだろう?
ボスの声がいつもとチガう気がする・・・。
チョッピリ弱ヨワしいし・・・よ〜く見てみると
目に”クマ”・・・だったかな?
それもできてるし・・・どうしたんだろう?
★「ボス・・・大丈夫?
まだ・・・怪我・・治って・・・
いない・・んじゃあないの・・・?」
「バカヤロウ、それはこっちのセリフだ。
誰が助けたと思ってるんだ?」
★「えっ? だって・・・
ボクは怪我を、直しきれなくて・・・
ボスはずっと”森”で・・・?」
「ンッ?
何寝ボケた事を言ってんだよ・・・
オルセット・・・。
オレはな、あの後・・・
この村の人達に拾われて、一週間後に
目が覚めたんだ。
・・・すぐに助けに行けなかったのは
本当・・・済まないが・・・オレりゃあ、
ピンピンしてんぞ、オルセット」
★「ハハッ・・・いいよ・・ボス・・・。
ボスが・・元気なら・・・」
「フッ・・・オレもだよ・・・。
まっ、でもオルセットの怪我も対した事
なくて良かったもんだよ・・・
案外、早く治っちまったモンだしな・・・」
「あらあら・・・
自分の努力は伝えなくていいワサ?」
「ッ! ビックリした!」
あっ、ベルガのおばさん・・・。
トビラのトコにいて、話・・・キいてたのかな?
「ちょっと! ベルガさん!
オルセットがビックリしたら、
どうするんですか!?
”ノック”ぐらいしてくださいよ!」
「あらあら・・・ゴメンなさいワサね・・・。
でも、ボスさん・・・寝ずにず〜っと
”オルちゃん”の看病をしていた事・・・
自慢しないワサなんてね〜偉いワサね〜」
「ばっ・・・! それェ!
言わないでくださいよ! 言わずに、心の中で
ちょっとした自慢にしたかったのに!」
「おほほほ・・・
人として”立派な事”は、チョッピリ自慢する
ぐらいが、”男”として格好良く見えるワサよ〜
・・・ボス、”ちゃん”」
「茶かさないでくださいよッ!」
・・・強がっても・・・
判っていたけどね・・・ボス・・・。
「オルちゃんは、もう大丈夫ワサァ?」
「うん、大丈夫・・・ですよ、オルガさん」
「固ぁくしなくていいワサよ、オルちゃん。
あの”赤壁盗賊団”をボスちゃんと
一緒に倒したんだから、むしろ、アタシ達が
敬いたいぐらいワサよ」
★「イヤ・・そんな・・・
ボクは・・・いつの間にか・・・
捕まっていただけですし・・・」
「それでもワサァ・・・。
んじゃあ・・・オルちゃんが元気になったのは
分かったワサし、そろそろアタシャァ、
お暇するワサね・・・。
ボスちゃん、オルちゃん、なにか必要に
なったワサなら、一階のカウンターに
言って欲しいワサね・・・」
・・・そう言って、オルガのおばさんは、
半びらきにしていたトビラから、体を引っコめて
出て行っちゃった・・・。
・・・何が言いたかったのかな?
あっ、ボス・・・カオ、アカ〜い。
・・・何でだろう?
「・・・その・・・オルセット・・・」
★「何・・・? ボスゥ・・・?」
「・・・ゴメンな。
オレが急かしたばっかに・・・オルセットを
危険な目に合わせちまって・・・」
★「・・・? どういう事・・・? ボスゥ?」
「ホラ・・・”クエストに行ったか?”
・・・って、よく聞いていたじゃあないか。
アレだよ・・・」
★「・・・アレ?」
「そう・・・
オレが”訓練”って言っていたヤツな・・・。
アレはぁ・・・”放浪の旅”ができるだけの
”強さ”を持ってるハズのオルセットが、
オレと”会って”からか、全く”戦っていないな”
・・・って思った事から言っていた事から
言った事なんだ」
★「・・・ボクが・・・”臆病”だった事?」
「あぁ・・・そん時のオレは”甘え”って
考えちまったからな・・・
オレがいれば”安心”・・・
もう、戦う必要がないな〜・・・とか・・・
オルセットが心のどこかで思ってると
思っていた・・・。
だが・・・まさか、フツーの人が”戦い”の際に
抱きそうな”当たり前”の感情に・・・
気づけなかったなんてな・・・」
・・・タシかに・・・
思ってちゃったトキもあったな・・・
ボスと会うまでは・・・ボクのスキな”ニク”も
トレなかったし・・・マモノに会ったトキは、
ビクビクだったり・・・ニげたりで・・・
オナカ・・・スいてばっかだったからな・・・。
「行かなくちゃ」って思うけど・・・
「ボスがいればダイジョウブ」・・・って
思っちゃって・・・。
ボクだって”ワルい”のに・・・ボス・・・
ボクのマヨコで、イスにスワったまま
カガんで・・・リョウテで”目”を
カクしちゃって・・・オちコまないでよぉ・・・
★「・・・そう・・・
思ってたんだ・・・ボスゥ・・・」
(ため息の後、顔を上げ、両手の指を絡め、
膝の上に置き、オルセットを見つつ・・・)
「・・・ハァ、この際だからハッキリ言うな。
オルセット・・・オレは・・・記憶と共に、
「感情」までも忘れちまってるらしい・・・」
★「・・・えっ?」
「オレが、オルセットに”言わなかった事”だ。
オルセットを助けた時、
オレは”全く”、相手を殺める事に
”イヤ”だとか、”やってはいけない”などの
<悪い”ー”に思う感情>が
浮かばなかったんだ・・・。
争いがなかった・・・平和だったからこそ、
まず第一に、”関わろうとしない”事から
生まれる感情を・・・」
★「マイナス・・・? 関わらない・・・?」
「ややこしく言いすぎたな・・・。
簡単に言えば、オレがいた世界じゃあ・・・
オルセットは<フツー>だったんだ。
オレの方は・・・<異常>だ・・・」
★「・・・
(ため息のような・・・切ない声が漏れる)」
「しかも・・・だ。
オレは・・・オルセットの事を”純粋”に
助けたい・・・って”思わず”に、
助けたんだ・・・」
★「ボス・・・それってどう言う・・・!?」
「強いなら、盾にしようとか・・・
一人だからこそ・・・心の平穏のために・・・
だとか・・・そんな風に・・・
・・・この世界に突然来て・・・
”不慣れ”だからこそ・・・あわよくば・・・
オレの方が、オルセットの事を、
利用しようとしたんだ・・・」
★「・・・
(表情にあまり変化はなかったが、やはり
怒っているのか、ベッドで体を起こしていた
状態で、膝に置いていた両手が震える・・・。
そして・・・徐々に”爪”が伸びていた・・)」
(チラッと、オルセットの表情を見た後)
「怒る・・・よな。
・・・そりゃあ、当然だよな・・・。
こんなオレに助けられたんだからな・・・」
★「・・・
(俯き、全身が震え始め、更に”爪”が伸びる)」
「・・・オレの事を嫌に思ったなら・・・
殴っていい。 ・・・殺しても・・・構わない」
★「・・・ッ!
・・・フゥゥゥゥゥッ! フゥゥゥゥゥッ!
(怒りでなのか、息が荒くなりつつも、
ボスを見据え、”爪”が”短剣”ぐらいの長さまで
伸びていた”右手”を、大振りの”ビンタ”を
放つように構える)」
「・・・ッ! その爪で殺るんだな・・・
いいぞ・・・覚悟はできてる・・・」
★「・・・フゥゥゥゥゥッ! フゥゥゥゥゥッ!
フゥゥゥゥゥッ! フゥゥゥゥゥッ!
(構えていた”右腕”が震え始める・・・)」
「・・・オレを殺った後は・・・オレの寝ていた
ベッドを調べろ・・・オレが今までに貯めた
"金"や"装備"があるからな・・・。
しばらくは、持つと思うぞ・・・
オルセット・・・」
★「・・・フゥゥゥゥゥアァァァァァッ!」
〜ブゥオォォンッ!〜
?:誰もがこの後に起こる事が
”明白”と思うであろう・・・。
★「フゥゥゥゥゥ・・・フゥゥゥゥゥ・・・」
〜ピキッ、ピキピキピキピキピキピキピキ〜
?:だが、違った・・・。
一種の名刀のように鋭く伸びていた”爪”を
横”一文字”に薙ぎ払い、ボスの”首”を、
飛ばしているような彼女の姿はなく・・・
そこにいたのは、ボスの首に寸止めし、
伸ばしていた”爪”を引っ込め、その手を
ボスの血が垂れている”首”へと伸ばしている
オルセットであった・・・。
★「フゥゥゥゥゥ・・・”メディケア”・・・」
~ホワワワ~ワァ~ン~
(ボスの首に翳していた手を
オルセットがゆっくりと引っ込めると、
爪によりできていた”切傷”はなくなっていた)
「お・・・おぉい、オルセット・・・?」
★「・・・ボスのバカ・・・
そんなの・・・できるワケないよ・・・」
「・・・いいのか?
オレは・・・お前を・・・」
★「・・・じゃあ・・・聞くけど・・・
なんでボスは、さっきヤられようとする前に
”ベッドの下”の事なんて言ったの?」
「・・・そりゃあ、オレ死んだら・・・
オルセットが一文無しに・・・」
★「・・・やっぱり、
・・・そう考えてる時点で、ボスはボスだよ」
「・・・今度はオレが聞く番だが、
それはどういうことだ?」
★「・・・質問を質問で返しちゃうけど、
じゃあ、ボスが言っていた「道徳」の・・・
ボスにとっての「悪い事」って、なんなの?」
「・・・そりゃあ・・・」
★「利用しようとボクを”助けた”事?
村に泊まるために、家具の修理とか・・・
オルガおばさんや、カウチのおじさん達に
優しくした事?
お金のために、バケモノや、悪い奴らを
やっつけて、”ついでに”ボクを助けた事?」
「いや・・・それは・・・」
★「・・・”べんきょう”は難しいけど・・・
”考える”事はボクだってできる・・・。
もし・・・ボクが言った事が”本当”で、
ボスは悪く思っていたとしても・・・
ボクらから見れば、ボスはいっつも、
”他の人のために”・・・って、
そうゆう事ばかり考えているんだよ・・・」
「・・・(チョッピリ驚いた表情になる)」
★「だから・・・ボスも・・・簡単に”死ぬ”とか
言わないで・・・もっと・・・自分を・・・
大事にしてよ・・・」
・・・そう言うと、ボスはビックリしていた
ヒョウジョウから、またオちコんじゃった・・・。
ボスは・・・ボクが気付いてない・・・って、
オモってたかもしれないけど・・・ボクはボスと
イッショになってから、チョットずつだけど・・・
気付いてたんだよ・・・・。
「オクビョウ」なままじゃあ・・・ダメだって。
「すまない・・・オルセット・・・。
けど・・・本当にいいのか?」
だから・・・ボクも・・・
★「うん・・・だってボスは”ヒミツ”に
していた事を話してくれたんだよね?
・・・お互い様だよ・・・。
ボクだって・・・・<記憶がない>・・・って
”ヒミツ”にしていた事があるし・・・」
”ツヨさ”以外にも・・・”ユウキ”を出して・・・!
「ッ!? ちょっと待て、オルセット・・・
今・・・なんて言った!?」
★「<記憶がない>・・・
ボスと同じだよ・・・所々・・・
覚えていない事があるんだ・・・特に・・・
ボスと会う以前の事は・・・ほとんど・・・」
「・・・マジかよ・・・」
・・・ボスゥ・・・
★「・・・ボクの事・・・キライになった?」
「まさか・・・むしろ、”親近感”を
覚えたぐらいだよ、オルセット・・・。」
・・・”シンキンカン”?
<イイ>・・・って事なんだよね?
★「・・・ありがとう・・・ボス・・・
ボク・・・この”ヒミツ”と”臆病”で・・・
ボスが離れていくのが・・・とてつもなく
イヤに思えたんだ・・・」
「記憶のない・・・
”悪党”か”殺人鬼”かも判りはしない、
オレなのにか?」
フフッ、何言ってるんだろう、ボスってば。
ボクや村を救ってくれた”エイユウ”が、
”ワルモノ”なんて、聞いたことないよ。
★「・・・それでも。
それに・・・それぐらいの”ムカシ”が
あった方が、頼もしいと思うよ・・・。
ボクの世界じゃあ・・・それが
「フツー」だと思うし・・・。
むしろ・・・おかしいのは”ボク”の方だよ・・」
「そう言われるなんてな・・・
思いもしなかったよ・・・」
★「ボクも。 ボスが話してくれるなんて、
思いもしなかったよ・・・。
けど・・・ボスのしている事・・・
<誰かを守るのに”タメラウ”事がない>
・・・って事、もっと・・・イイ方に・・・
見ようよ・・・」
「そうだな・・・よしっ!
んじゃあ・・・暗い雰囲気はここまでにして、
今後、お互い”秘密”はないようにしていこう!
<訓練>も、”一緒”に少しずつなッ!」
★「うんっ! じゃあ・・・ボスゥ!
その記念に、ボクの”呼び方”を変えてみるって
どうかな?」
「んんゥ?
それって・・・どういう事だ? オルセット?」
★「ほら・・・この村に着くまでの間に、
ボスゥ・・・”名前”に関しての話を
してくれたよね?」
「あぁ・・・
焚き火を焚いてる時に、暇潰しに、話した事か。
”マイク”なら”マイキー”、”ミ○キー”なんて、
<愛称>があったり、ロシアの名前で、
オルセットの名前に”似た”、
名前があったりとかな・・・」
そうそう・・・
色々あってオモシロかったよね・・・。
”マーガレット”って名前は、「マルゲリータ」に
なるとか・・・ボスの世界じゃあ、”タベモノ”の
名前らしいよね。ヘンなの〜。
★「”名は体を表す”って事も話してくれたよね・・・
ボクの名前は、ボスの世界だと、
”イタリア語”って言葉で、<小熊>・・・
って、意味があるんだよね?」
「あぁ、思い出した時はビックリだったよ。
ところで・・・オルセットの世界では”意味”は
あるのか?」
★「ない・・・と思う・・・」
「そうか・・・」
★「だけどね、ボスの話を聞いてから・・・
今までなんとも思わなかった自分の<名前>が
とっても・・・好き・・・って言えば・・・
いいのかな?
それで・・・ボクが捕まっている時・・・
アイツらが”ボス”って、
言っている事に・・なんだか・・・
とても”ムカムカ”してきて・・・」
「・・・そんな事があったのか・・・」
★「その後は、気絶させられちゃったけどね・・・
でも・・・その後、ボヤッとした中で・・・
ずっと自分の名前の事を考えていて、ようやく
決まったんだ・・・<オルガ>って」
「へっ?」
★「ボクの名前、呼びにくくない・・・?
”オルセット”・・・って・・・?」
ボス・・・
呼びにくそうに見えてたからなぁ・・・
「いや・・・全然・・・」
・・・ウソ・・・!?
★「・・・呼んで」
「えっ?」
★「呼んで!」
「いや・・・”オルセット”で・・・」
★「呼・ん・でッ!」
ボォォォォスゥゥゥゥゥゥゥゥッ〜!
呼んでよぉぉぉッ!
「・・・分かった、分かったよ・・・”オルガ”」
★「・・・フフッ、なんか・・・くすぐったいね」
「呼ばせたくせに、何言ってんだよ」
★「ボス・・・」
「ん・・・ッ!?」
?:ッッッッッッッッッッッッッッッ!?
わ・・・ワタシハ・・・・
アレッ! 急に目にゴミが入った!
見えないぞッ!
<オルセットが”ボスの頬をペロッと>
しているのか、よく判らないぞッ!!
(見ていない! ワタシは見てないぞッ!
ナァ〜〜ンにもッ! 見てないッ!)
「なっ・・・オルセット・・・何を・・・!?」
★「・・・知ってた?
「プラット族」の間じゃあ、”耳”を触らして
あげられる相手は”知り合い”、”尻尾”は”友達”、
そして”頬を舐める”事は・・・・
<親友>を、意味するんだよ」
「そっ・・・そうか。
そんな意味があるのか〜〜オレは・・・
てっきり・・・”恋人”とかかと・・・」
★「それは別。ボスだからこそ・・・改めて
ボクは”親友”から、始めたいって思ったんだよ」
「”友達”をスッ飛ばして・・・か。
フッ、名前の事だけでなんてな・・・」
ボクは、大マジメなんだけどなぁ・・・
★「・・・それだけ、
ボクにとっては、大事に思えた事なんだよ。
それに・・・ボスの言う”訓練”をこなしていけば
”小熊”が成長するように、あの”熊”みたいに
強くなれるんだよね?」
「・・・なれるさ。
あのクマ以上・・・もしかしたら、”神様”を
超えるぐらいに・・・な」
★「フフッ・・・ボス」
「おう、次は何だ?」
★「・・・次は、呼び間違えないでね」
「えっ?」
★「あぁ〜怪我がイタ〜イッ! おやすみッ!」
〜ヴァサァァッ フゥゥゥゥゥ・・・
スゥゥゥゥゥ・・・フゥゥゥゥゥ・・・
スゥゥゥゥゥ・・・フゥゥゥゥゥ・・・〜
「ちょっ! ちょっと! オイッ!
あぁぁ・・・寝ちまったか・・・
・・・そういえぁ・・・オレも、まともに
寝てねぇなぁ・・・”オルガ”が大丈夫そうなのは
分かったし・・・オレも寝るかぁ・・・」
?:そう言うと、ボスは自身の寝ていた”ベット”
へと入ると、数秒も経たない内に寝息を
立て始めるのであった・・・。
だが・・・数分後・・・
〜ヴァサッ トテ・・トテ・・トテ・・トテ・・
ゴソゴソ・・・ フゥゥ・・スゥゥ・・フゥゥ〜
?:ボスのベッドへと潜り込む、”侵入者”がいた・・・。
・・・ゴメンね・・・ボス・・・
<おタガい、”ヒミツ”はないように>・・・って、
言ってたけど・・・さっき言ってた事・・・
アレは”ウソ”なんだ・・・
「プラットゾク」のアイダじゃあ、
”ホオをナめる”事は、<シンユウ>・・・って、
言ってたけど・・・本当は・・・”キス”をする事が
<シンユウ>・・・って意味なんだ・・・。
ボクは・・・ボスのおかげで、強くなる事には
<マエムキ>になるよう・・・思えたけど・・・
このキモチ・・・よく分からない・・・
この”キモチ”には・・・まだ<オクビョウ>なまま
みたいなんだ・・・
だから・・・いつかはボスの目のマエで・・・
”チョクセツ”言わせてね・・・。
それまでは・・・
★「・・・ダイ・・スキ・・・・だ・・よ・・・
ボ・・スゥ・・・・・」
(首から”人指し指”と”中指”を離した後、
左手で、背中に抱きついている”オルガ”の頭を
撫でながら・・・ボソッと・・・)
「・・・オレもだよ・・・オルセット・・・」
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対象<OR>から、”+”魂力の流出を検知。
抽出プロセスを開始。
・・・・・・・・・・確保に成功しました。
「TASC」作動。
・・・・・・・「TASCプロジェクト」初の、
「絆」によるスキルの作成を試みます。
・・・・・・・・・新しいスキルの作成に成功。
「TASCプロジェクト」に従い、
被験体<BO>に、スキル作成”成功”の報告、
及び、報酬として”支援物資”の投下を
行います・・・。
・z・・z・zzZZザザ・・zZzZZz・・
〜ピロン!〜
【称号〖OR bin`s <50%>〗を獲得しました】
【称号〖Savior of the village〗を獲得しました】
(村の救世主)
【称号〖Savior of the village〗を獲得を確認。】
【これより、”マーセナリーパック”を
支援物資として投下します】
【称号〖OR bin`s <50%>〗を獲得を確認。
これより
<バンズスキル>
”ダッチ”のインストールを開始します】
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