Contact-15 オレガ・・・
前回、「今日中に出します!」
・・・なんて書きつつ、2日後に出す事になって
しまい、本当に申し訳ありません・・・(極汗)
”小説管理ページ”の<アクセス解析>で、
”何人見ているのか?” ・・・というのが
判ると知り、それで昨日や今日・・・少ないながら
も楽しみに見てきている人達がいるのかぁ・・・と
思い、罪悪感に塗まみれてしまった・・・
今日この頃です・・・。
まぁ・・・そんなわけで、
今後、”連続投稿”する際は、<週or月>以内的に
アバウトに近い内と思って・・・ゆっくり
待って頂けると幸いです・・・。
では、盗賊団との激戦! お楽しみください!
?:一瞬の静寂の後、詰まるような笑い声が
したかと思えば、”槍”の男ラッセルの口が開いた。
「アッハッハッハッハッハッハ!
なんだ、そのクソみたいな事!?
”王国”を乗っ取るだぁ? ・・・んな
夢物語語る前に、お前は死ぬんだよォォッ!」
〜フヴォォン!〜
?:何かのスキルを使ったのか、
槍を突き出し、人間とは思えない早さで
急速接近する”ラッセル”!
それに対し、ボスが取った行動は・・・
「ヒャアァ〜ハッアァ〜! !?
ダクゥワァァァァァァァァァァァ!?」
?:躱した! そして、回っている!
直立不動の状態から、目に見えない程の
速さで躱した瞬間! 相手の”槍”を蹴飛ばし、
即座に右手首と右肩を掴み、まるで合気道の
”回転投げ”の一動作のように、グルグルと
回っていたのだ! そして・・・!
〜ガッ! メメッキャアッ・・・ドガ〜ンッ!
・・・パラパラパ・・・・〜
?:5回転程したところで、ボスは手を離す!
そして、素早く相手とは反対の方向に
1回転したかと思えば、「タフネス」の力を
纏った<ソバット>を咬ましたのだ!
喰らったラッセルは、門岩の片方に脚だけを
出して突き刺さり、ボスが蹴り終わった時には
岩からは「赤いシミ」が滴り始めて
いたのであった・・・。
「後ろがガラ空きだぁぁぁぁぁ!」
?:だが、安心できるのは束の間!
ボスが”ラッセル”を確認した際に、チャンス!
・・・とばかりに奇襲をかけてきた
<叫断>の「アッカサ」!
巨大なバトルアックスを豪快に”縦”に降り、
ボスを真っ二つにしようと襲い掛かる!
〜ガンッ! フォンフォンフォンフォン・・〜
「・・・へッ!? ゴフェアァァァァァッ!」
?:だが・・・ボスは乗り越えた・・・。
その場から右足を大きくずり下げ、
後ろに下がったかと思えば、”蹴り上げた”のだ。
重量を優に100キロを越してるような巨大な
斧を”空中”へと弾き飛ばしたのであった!
そして、あんまりな出来事にマヌケ面を
隠しきれない「アッカサ」へと、
お返しと言わんばかりに強烈な「タフネス」
付きの<後ろ回し蹴り>を”腹”に目掛けて
ブチ咬ましたのであった!
「ヤ・・・・ロウ・・・ッ! ガッ・・・!」
〜ザシュュュュウゥゥンッ!〜
?:そして、
腹を抱えて蹲り、怨嗟の声を漏らす
「アッカサ」から数歩・・・真っ直ぐと
離れたかと思えば、急に止まり、剣道で言う、
「上段の構え」のような動作を取った。
すると・・・空中に飛ばされ、超回転する
斧を、見事に動かずキャッチし、豪快に
2回転させた後、遠心力を生かした勢いの
ある<袈裟斬り>を「アッカサ」の頭に
振り下ろし、見事な”一刀両断”を成したのだ!
ズシンッ! ・・・と、「アッカサ」の体が
崩れ落ち、なんとも場違いな”拍手”が響く・・
「すごいな・・・見事しか言いようがない・・・
武器も持たずに、オレ様の部下を
倒すなんてな・・・」
?:いつの間にだろうか? 再び岩の後ろに
隠れていたかのように、盾の男”ウォルド”が
やる気の無い拍手をしながら現れる・・・。
それに対し、ボスは先程の一撃で
抜けなくなった”斧”をポイ捨てし、
軽く距離をとりつつ、向き合っていた・・。
・・・何故か体から”青い陽炎”を
発しながら・・・。
☆「無ケリャ、奪エバイイ・・・。
ソレヨリモ、オ前・・・・」
「アァァン?」
☆「”部下”トハ言ッタガ・・・
”コイツラ”・・・オ前ノ”仲間”ガ、
殺サレテイルト言ウノニ・・・
”悲シク”無イノカ・・・?」
「・・・それがどうした?」
☆「・・・ハァ?」
「あいつらとは”金”で繋がっていただけの中さ。
死んだり払えなくなれば”契約終了”・・・。
また、金を奪って、有能な人材を集めりゃあ
事足りる・・・」
☆「”奪ワレル”者ノ気持チハ、
解ッテイルノカ・・・?」
「無いね。と言うか・・・
考える自体、馬鹿馬鹿しいんだよ」
☆「ナンダト・・・!?」
「だって・・・奪わなくちゃあ、盗賊である
オレは、生きられないじゃあないか。」
?:やれやれ・・・という心の声が聞こえる
ような”ジェスチャー”を両手で行いながら、
さも、理路整然と当たり前のように、
盾を背負った男は言う。
だが・・・一語一句・・・今まで
彼が言ってきた言葉を聞く度に、
ボスの据わった”眼”は一層、険しくなっていき
「鬼の形相」では生温い、それを超えるような
恐ろしい顔つきになっていく・・・。
「生きるために奪う・・・
騎士から傭兵・・・傭兵から盗賊へと落ちた
オレ様が・・・オレ様が、得た”価値観”の
ど・こ・がッ! いけないっていうんだッ!?
生きる事のナ・ニ・がッ! 悪いッ!?
そこらの魔物や動物! 俺らだってそうだ!
”メシ”を食ったりするために、魔物とかを
ヤッているだろ!? その何が悪いって
言うんだよ! 聖人君子みたくほざくような事、
言ってんじゃあェぞッ!」
?:この事を聞いたボスは、
とてつもない形相で睨んでいたのが
嘘のように・・・シュン・・・と俯いてしまう
だが・・・数秒後、今度は別の”恐怖”を
感じてしまいそうな<虚ろな形相>をして、
顔を上げた・・・
・・・幾人もの「死」を見てきたような・・・
そんな顔つきに・・・。
☆「”死”ハ・・・”悲シミ”シカ生マナイ・・・」
「ハッ! そんなの当たり前だろ!
”死んで”嬉しいなんて、よっぽど恨まれる
ような奴がくたばった時しかねェ〜つうッの!」
☆「ダガ・・・”喜バレル死”モアル・・・」
「ハァ!? 言った傍から手の平返すって、
頭おかしいんじゃあないか?
バカ言ってる暇があんならさっさと
くたばらせて・・・」
☆「ジャア・・・”クタバル”ノハ”オ前”ダ・・」
「・・・ハ・・ハァ・・・?」
(急に笑みを浮かべた”ボス”に冷や汗・・・)
☆「息ヲスルヨウニ、人カラ”恨マレル”事ヲシテ
ソノ”事実”ヲ、自分カラ言ッテイルヨウナ
”バカ”ナ奴ガ、生キ続ケルンジャア・・・
ナァ・・・・・・・・・・・・・・・・・?」
(凶悪な笑みを浮かべる・・・)
「ひ・・・ヒィッ・・・!」
☆「言ウ手間ガ省ケテ、助カッタヨ・・・。
・・・最後ニ、聞クガ・・・」
「な・・・なんだ?」
☆「”罪”ヲ償ウ気ハアルカ・・・?」
?:笑みを浮かべつつも、笑っていない
虚ろな眼で問いかけるボス・・・。
それに対し、手と足が震え続け、
歯はガチガチと鳴り、立つのも気を保つのにも
必死であった・・・。
だが・・・ウォルドは、確信していた。
得体の知れない”何か”・・・それを確実に
この”イカレ野郎”は秘めている・・・。
戦場を渡り歩いてきた彼の”勘”が、
そう告げるも、今更気づいた頃には、
もう”手遅れ”だと思った・・。
<自分以上の”バケモノ”に
喧嘩を売ってしまったと・・・。>
おそらく・・・逃げられない・・・。
だが・・・30年以上、逃げ続けた彼に、
ただ”喰われる”選択肢は考えになく、
飲み込まれそうな”恐怖”を、
払いのけるかの様に叫ぶ!
「テ・・・テメェこそ・・・
オレ様の”誘い”を蹴った事を・・・
後悔しやがれェェェェェェェェェェェェッ!」
〜ガゴォンッ! ガガガガガガガガガガッ!〜
?:瞬間ッ!
ウォルドが盾を地面に、突き刺したかと思えば、
全速力で突撃して来る!
ボスはこれをヒラリと”ローリング”を躱すが
”無傷”ではなかった・・・驚くべき事に、
ウォルドが盾を引きずらせた際、飛び散った
巨大な”破片”が空中で静止したかと思えば、
ボスが回避した瞬間を”待ってました!”
・・・と言わんばかりに飛来し、
襲いかかって来たのだ!
大きなのを”1発”、小さなのを”数十発”
喰らってしまったボスだが、しっかりと
両腕でガードしており、「タフネス」の恩恵も
あって、傷は浅かった!
そして、ガード後、”右腕”を伸ばすと、
魔力によるものなのか、青い光の玉が
出現したかと思えば、それは即座に弾ける!
すると、ボスは「フリピス」を握っていた!
「ガンクリ」を使用したのだ!
そして、避けた直後、”立ち膝”の状態から、
左腕を曲げて”台”にし、そこに”フリピス”を
持った腕を置いた後、数メートル先で壁に
激突し、背中が”ガラ空き”になっている
ウォルド目掛けて引き金を引くッ!
~キンッ!シュボッ! ズバンッッ!~
~ガリョォォォォン! ガキュュュ〜ン!〜
☆「・・・チッ!」
「ハッ! どこから出したかは知らんが、
お前の自慢の武器でも、さすがにこの”盾”は
破れそうにないんだな!」
?:なんという怪力だろうか!?
ウォルドの全身を”軽く”覆い隠す、
”全長2m”、厚さ”10cm”、重さは優に
”100kg”は、越しているであろう
長方形の大盾をほぼ一瞬にして、
自身の背後へと引きずり回し、ボスの一撃を
防いだのだ!
そして、引きずった勢いを生かし、
ストレートパンチを放つような体勢になった後
先程よりも勢いを増して再び突っ込んで来る!
☆「・・・クソッ!」
?:ボスは、避けきれないと思ったのか、
先程の斧の男に放った<後ろ回し蹴り>を
突進してくるウォルドの”盾”目掛け、放つ!
すると、一瞬・・・お互いの力が
”拮抗”したのか、止まったかと思えば、
ボスが後方に吹っ飛ぶ!
〜ガッ、ガガッガ、ガッガ!
ズザァァァ! ・・・サッ! パァァァ・・〜
「オイオイ!
岩の後ろなんかに隠れてど〜すんだ!?
オレ様を殺すんじゃあなかったのか〜?」
☆「・・・」
〜カチッ! ビリッ、サラサラサラ・・・
ビリッ、スコン、シャッ、カッカッ、
シャッ・・・ビリッ、サラサラサラ・・・
キンッ! カチチッ!〜
?:無意味に”吹っ飛ばされる”ボスではない。
ボスは、相手が不安と恐怖で”挑発行為”を
行うと”直感”で予想し、ワザと
吹っ飛ばされた後、即座に受け身を取り、
飛ばされた先の”岩”に隠れて「バレクリ」
により新たな弾薬を創造し、”リロード”を
行っていたのだ。
そして何を思ったのか、相手の”岩弾”が
飛来してこないのを確かめると、
今度ボス自身がウォルドへと突っ込んで行く!
「ハンッ!
オレ様に突っ込んでくるなんて、
自殺行為だぜ!?」
?:そう言うとウォルドは、大きく盾を
振りかぶり、あの槍の越える鉄塊である
”大盾”を横薙ぎに叩きつけてこようとする!
~タッタッタッタッタッタッタッ、ダンッ!
・・・キンッ!シュボッ! ズバンッッ!
グウォンッ! ガキュュュ〜ン!~
?:ボスは、横薙ぎを喰らいそうになる瞬間ッ!
「タフネス」を生かした跳躍か、”4m22”もの
大ジャンプで華麗に躱し、今度は”頭上”
目掛け、引き金を引くッ!
だが、一瞬で盾を移動させたウォルドは、
この奇襲に対し、引くことなく、今度は
”片腕”でだけで盾をほぼ一瞬で動かし、
頭上からの銃弾を防ぐッ!
両者、神業かッ⁉︎
・・・と言わざるを得ないこの攻防ッ!
~ザッ! ザザザザ・・・ドゴッ、ガンッ!〜
☆「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」
「ハハァ〜? も〜うガス欠かぁ?
そんな壁に寄りかかって、肩で息してちゃあ、
も〜動けねェ〜だろ?」
?:翻訳スキルによる、イラつく解釈で
さすがのボスもここで怒り心頭に・・・
☆「イヤ・・・勝負ハ着イテル・・・」
?:な・・・ならないだと〜⁉︎
「・・・ハァ? な・・・何を言ってんだ?」
☆「確カニオレハモウ”クタクタ”ダ・・・
(右手で銃を上げた後、両手を振りながら、)
コノ”武器”ハ、モウ”使エナイ”シ・・・
サッキハ防御ノ為トハ言エ、クソ野郎ノ盾ヲ
蹴ッテ、右脚ハ”ガタガタ”ダ・・・
次ニ動クノガ”最後”ダロウ・・・ダカラ・・」
「・・・だから?」
☆「・・真ッ向カラ・・・ソノ”盾”デ来イッ!」
「・・・ハッ! 何を言い出すかと思えば、
そんなことかよ・・・言われずとも、
お望み道り、オレ様の自慢のこの”盾”で
テメェをブッ潰して、この盗賊団の名に
恥じないよう、そこの壁を
<赤く染め上げて>やるよッ!」
〜ガゴォンッ! ガガガガガガガガガガッ!〜
?:そう言うと、ウォルドは
再び自身の盾を、地面に突き刺したかと思うと
一気に一回転させ、再びあの”浮遊する破片”を
出現させた!
「アスタラ・シュタート!」
〜フォン! フォン! フォン! フォン!
フォン! フォン! フォン! ・・・〜
☆「・・・ッ!」
「ただし・・・
テメェを、念入りに痛め続けつつなァァァッ!」
〜ドッ! ガッガッガッガッガッガッガッ!〜
☆「グウゥ・・・!」
?:恐れているのは判るが、なんと卑怯か⁉︎
ウォルドは恐らく”土魔法”による、何十発もの
石飛礫ならぬ、「岩飛礫」を
浴びせ、新たな”奇策”を出されないように
しつつ、ボスを”盾”で押し潰そうする”策”の
ようである!
一方のボスは、飛来する岩を”ガード”する
だけで精一杯のようだ!
動こうとする素振りさえも見せない!
〜ザッザッザッザッザッザッザッザッザッ!〜
「ブッつぶれろよぉォォォォォォォォッ!」
〜ドッガァァァァァァァァンッ!
・・・パラパラパラパラ・・・・・〜
「フッ・・・やったぞ・・・
確かな感触もあっ・・・た!?」
?:いないッ! 何処に行った!?
・・・思わずセリフを代弁してしまった・・。
ゆっくりと壁にめり込んだ”盾”を引き抜き、
壁の”染め上がり具合”を確認した
ウォルドだったが、そこにペチャンコに
なっているハズの”ボス”の姿はなかった・・。
「ど・・・何処だ⁉︎ 何処にいる⁉︎」
☆「・・・ここだよ・・・」
「ナッ・・・ニぅゥィィィィィィィッ⁉︎」
〜ドガッ! メメキウィッ・・・
ドガ〜ンッ! ・・・スタッ・・・
グラ・・ズド〜ンッ!〜
?:なんという事だろうか⁉︎
ボスは<真上>に居た! ウォルドの頭上、
およそ5m程の高さで、空中で体勢を捻りつつ、
体を”壁”の方向に向けた後、サ○スも
ビックリな、”スク○ュー○タック”風に
体を回転させつつ落下、そのまま「タフネス」
付きの右脚による<踵落とし>を、ヤツの頭に
叩き込んだのだ!
さすがのウォルドも、これには
反応しきれなかったのか・・・キレイに
<クリーンヒット>し、自身の盾が同時に
覆いかぶさりつつ、仰向けに倒れる・・・。
「ガッ・・・アッ・・タマ・・ガァァ・・・
ア・タマ・・ガァァ・・・!」
?:余程、強力な一撃だったのか、
ウォルドの頭はひしゃげていた・・・。
ボスは、何故か覆いかぶさっていた”盾”を
自身の後ろへと動かした後、
ウォルドの頭の近くで、しゃがみ込む・・・
☆「少シハ疑エ・・・
警戒シテイタクセニ、バカミタク
突ッ込ンデ来ルカラ・・・”盾”ヲ
<駆ケ上ガル>ノハ、非常ニ楽ダッタゾ・・・
流石ハ「赤”壁”盗賊団」ダナ・・・」
〜ガシッ、ガリガリガリガリ・・・〜
「ッ⁉︎ オ・・・オマエ・・・オレサマノ・・・
”タテ”デ・・・ナニ・・・」
〜ブンッ! ブオンッ! ガンッ!
メメキウィャア・・ガッ、ガッ、ドカ〜ン!〜
「ガッ・・・ガハァ・・・ガガハァ・・・
・・・・・ナッ⁉︎ ヨセッ⁉︎ ヤメロォッ⁉︎」
〜ゲシャアッ! ゲシャアッ! メキャアッ!
ゲシャアッ! メキャアッ! メキャアッ!
ゲッシャアァァァァァァッ! ・・・・〜
?:酷い・・・無情・・・無情に続く”無情”と
言うべきか・・・。ボスは、盾を奪った後、
ウォルドに向けて、全力でフルスイングし、
反対側の壁へと叩きつけた後、ゆっくりと
地面に転がったウォルドへと近づき・・・
腹、腹、頭、腹、頭、頭、腹・・・と、
変わるがわる”強烈な蹴り”を叩き込んで
いったのだ・・・。
そして、およそ10分後・・・
ようやくボスが蹴るのをやめた頃には、
あの”いぶし銀”な顔はもう見る影もなく、
醜く晴れ上がり、所々に痛々しい”青痣”が
できた”ウォルドだった”者がいた・・・。
「ナ・・・ナ・・ン・・・デ・・・・
ナ・・ン・・・デ、オレ・・サマ・・ガ・・
コン・・ナ・・・メニ・・・・」
~ウィィ~ン、ピピピピピ!~
-------------------------------------
名前:~Unanalyzable~
<Code Name> ウォルド
年齢:~Unanalyzable~
性別:男性
職業::~Unanalyzable~赤壁盗賊団 ボス(暫定)~
属性:~Unanalyzable~
<レベル34>
HP:5/5468(VIT:+127) ー Dying! ー
(多数の出血、内出血、を検知)
(複数の骨折を検知、
鼻骨、両上顎骨及び、頭頂、後頭骨陥没。
肋骨骨”6本”の損傷、
前頭骨に大きな¨罅¨を確認。)
(¨中等度¨の脳震盪を検知。)
-------------------------------------
☆「・・・コレデ、ホボ”同ジ”ダナ・・・」
「ナ・・・ナニ・・イッテ・・・」
☆「オルセット・・・
オマエラガ”クソ獣人”ッテ、呼ンデイタ
アノ”奥”ニイル獣人ト同ジ・・・負ッテイタ
”痛ミ”ヲ与エタダケダ・・・」
「ナ・・・ンデ・・・ソンナ・・・コトヲ・・」
(ウォルドの頭上付近で、ヤンキー座りし、)
☆「ソレハナ・・・オレノ”モットー”ニ、
<フィフティ/フィフティ>
・・・ッテノガアルカラダ・・・」
「フィフ・・・・・・?」
☆「 <フィフティ/フィフティ>・・・・。
”何事ニモ”対等”デアレ”・・・マァ・・・
オマエミタイナ”クソ野郎”風ニ言エバ、
”同ジ”痛ミ”ヲ知レ”・・・ッテ事ダ・・・。
”オルセット”ガ苦シンダ痛ミ・・・
解ッタカ・・・?」
?:そう言ったボスの表情は、まるで無邪気な
子供が浮かべるかの如く、最高に愉快そうな
”笑み”であった・・・。
目は・・・”死人”のようであったが・・・。
そして、立ち上がるとボスは、左腕を
伸ばしたかと思えば、「ガンクリ」の際に
出た”光の玉”とは色違いの”赤い光の玉”が
現れ、弾ける。
すると、ボスは「早合」を握っていた。
「フリピス」の弾薬だ。
創造した弾薬でリロードをする
ボスであったが・・・何故か”鼻歌”混じりに
リロードをしているのであった・・・。
「オ・・・オマ・・エ・・ナ・・・グッ⁉︎」
☆「死ニ損ナイハ、ダマッテロ・・・」
?:ウォルドが喋るのさえも、”踏みつけて”
黙らした挙句、口笛まで吹き始める
その姿は・・・最早、<外道>としか、
言いようがなかった・・・。
そして、リロードが終わり・・・
左足で踏みつけつつ、再びヤンキー座りを
したかと思えば、銃口を頭に突きつけた・・・
表情は・・・先程のままだ・・・。
☆「サテ・・・イイノコスコトハ♪?」
「・・・ッ⁉︎
オマ・・エ・・・ハ・・・イッタイ・・・⁉︎」
☆「<オマエハイッタイ?> アァ〜オレェ♪?
オレェノ”ナマエ”ヲ、キイテンノォ〜?♪
オレェハナァ〜”バ・・・ウウッ⁉︎」
?:どうしたという事なのだろうか・・・?
あまりにも主人公らしくない、ゲスで不格好な
止めの刺し方をしようとしていた”ボス”が、
急に頭を抑え、苦しみだす!
☆「チガ・・ウ・・・違・・・ウ・・・
オレハ・・・オレは・・・」
?:だが・・・それほど激しいモノではなく、
数秒後には治まると、顔を上げた。
・・・そこには、先程にまで誰もが目にした
瞬間、”狂気”すら感じてしまいそうな
猟奇的な”笑み”を浮かべるような”ボス”は
いなかった・・・。
戦闘中に見せた<鬼の形相>には及ばない
ものの、その目は険しく”怒り”で燃えていた。
自身の中で溢れ続ける・・・”正義”という
感情の名の元に・・・。
ボスは、体勢を立て直す・・・。
ヤンキー座りはやめ、シャッキと立ち、
左で不格好に突きつけていた”銃”を右手に
持ち替え、ウォルドの頭に狙いを付け・・・
こう言った・・・。
☆「・・・オレ”が”<ボス>だ。」
〜キンッ!シュボッ! ズバァァァンッッ!
・・・バァァンッッ! ・・・バァンッッ!
バンッッ! ンッッ・・・・・・・・・〜
?:洞窟に銃声が木霊し、
ウォルドの”命”が刈り取られる・・・。
その後、ウォルドの首の頸動脈を抑え、
動かないのを確認した後、ボスは、まるで・・
先程までの”非礼なる言動”を詫びるかのように
ウォルドの遺体に向けて”敬礼”をし、
そっと、傷だらけのオルセットを抱えて、
盗賊団のアジトを後にしたという・・・。
〜ピロン!〜
【称号〖Raider(A)〗を獲得しました】
【称号〖Raider〗の獲得を確認。
<EXスキル>
”バンディット”のインストールを開始します】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
いかがでしたでしょうか?
もう1話・・・頑張れれば、今日中に
出したいと思いますが、今回、家などの
用事があったとは言え・・・不祥事で
皆さんを待たせてしまったのは事実なので、
チョ〜ット、早いですが・・・
考えていた<新連載>!
「Liberatorsリベレーターズ ~異界からの侵略者~」
・・・という小説も、同時アップしたいと
思います。
こちらも”ゆるり”とやっていくので、
お時間のある方は、是非見てみてくださいね。
(より息抜き的に書くモノです。
更新速度はなるべく
早めにしたいと、思っています)
※2017年2月7日、
眠さの余りポカしてしまい、
<ボスが何故空中にいたのか?>
文章の追加と修正をしました。