Mission-11 ”絆”ヲ深メヨ
お待たせしました!
今回から、会話の前などに”()”を
入れており、その中にキャラの”行動”などの
”描写”を入れて見ました。
今後からこうしてみようと思うのですが、
ご意見、ご感想がありましたら、
よろしくお願いします・・・。
※2016年12月3日、
眠さの余り、記載抜けがあったので、
その部分の¨追加¨をしました…。
(本文中、[ Agility ]と書かれた、項目の下に
ある¨忍者な¨ スキルがそうです…。)
※2016年12月31日、
話数の調整に伴い、
再修正、及び文章の訂正と追加をしました。
☆「ハァ……ハァ……ハァ……ヌゥンッ!」
~ドシンッ! グジュ‥グジュ‥‥シュザッ!~
☆「ッアァ! (銃剣を抜いた反動で¨尻餅¨。)
ハァ……ハァ……なんとか倒せた‥‥」
や‥‥やれやれだぜ‥‥
¨骨が折れる¨って聞くが、マジもんに
折れるような思いを体験するって‥‥
中々‥‥ないよな‥‥‥。
‥‥あっても困りモンだが‥‥。
☆「ハァ……ハァ……オルセット‥大丈夫か‥?」
「‥‥‥」
☆「オルセット?」
「ボ‥‥スゥ‥‥‥大丈夫‥‥なの‥‥?」
☆「‥‥フッ、あぁ‥。
¨あばら¨が何本か逝っちまって‥‥
絶好調とは‥‥言いがたいけどな‥‥ッ痛!
‥‥ご覧の通り、何とか生きてるよ‥‥」
「ボ‥スゥ‥‥ボスゥ‥‥!ボォォスゥゥゥッ!」
(オルセットが、勢いよく抱きついてくる)
ッと! 痛ツツツツ‥‥‥
‥‥あぁ~あぁ‥‥”猫”の獣人なのに、
”ワンワン”と豪快に泣いちまって・・・。
”誇り”ある”戦闘民族”でも、
それを差し引いちまえば、オルセットはフツーの
「女の子」だもんな‥‥‥‥。
狩りなんかで見慣れていても、あの状況は
さぞ¨怖かった¨んだろうな‥‥‥‥
☆「(頭を撫でつつ)
泣くな‥泣くなよ‥オルセット‥‥。
お前は、¨プラット族¨なんだろ?
¨誇り¨ある一族が、泣いているなんて、
格好がつかないぞ。」
「イィもん‥‥ヴぃちぞくの‥‥ヴォこりなんて‥
ヴォくびょうボノの‥‥ヴォグがヴィえた‥‥
ゴトじゃあヴァいよ‥‥‥ヴォズゥ‥‥」
あぁ~あぁ‥‥鼻水‥‥‥。
(¨鼻紙¨として、用意していた
¨大きめの葉っぱ¨を取り出し‥‥)
☆「解った、解ったから、ホラッ。
一旦、コレで鼻をかんで、落ち着きなって‥‥
オルセット‥‥」
「ヴぁりがとう‥‥ヴォズゥ‥‥」
~チ~ンッ!‥‥チ~ンッ!‥‥チ~ンッ!~
☆「‥‥落ち着いたか?」
「ヴン‥‥‥」
☆「よし‥‥じゃあ‥オルセット。
出来ればでいい‥‥話してくれないか?
なんで、アンタは、¨戦わないんだ¨?
それと、¨臆病者¨ってのは、
どういう事なんだ?」
「(ハッ!っとした顔の後、少し目を反らしてから)
‥‥‥ボク‥‥言っちゃってた‥‥?」
☆「(頷き)
‥‥話したくないなら、話さなくていいぞ」
「‥‥‥ボク‥‥‥
¨戦う¨って事が¨解らない¨んだ‥‥。」
☆「¨戦う¨事が‥‥¨解らない¨‥‥?」
「うん‥‥ねぇ‥‥ボス‥‥?
¨助けてくれた¨って事は、解るけど‥‥
なんで‥‥なんであの時、ボク¨なんか¨を
助けてくれたの?
どうして‥‥¨ボクのため¨に¨戦う¨なんて事が
できたの?」
‥‥‥¨戦う¨かぁ‥‥
あの時の理由なんて、実にシンプルな答えだったが‥‥
まさか‥‥戦う¨理由¨が解らないとはな‥‥
……¨ラノベ¨とか……見たり……
読んだりしていて、思ったが…¨戦う¨って事に
¨意味¨や¨目的¨を持たない作品なんかも‥…
たまに、見かけたりしたなぁ‥‥。
‥‥戦うって言っても、意味は無数にある‥‥。
‥‥オレが全て正しい! ‥‥なんて言えないが‥‥
薄っぺらい‥‥なんの¨意味¨なく、¨当たり前¨だ
って事で、オルセットに「戦う」って伝えるより、
オレなりの「戦う」って意味を
教える事にするか‥‥模範解答そうだが‥‥
☆「‥‥ただ〈助けたい〉って思っただけさ‥‥。
だけど、それ以前に¨正しい事¨を
しなくちゃって、思っていたからかな」
「正しい事?」
☆「あぁ‥‥
ホラ、前に話した¨道徳¨、あっただろ?
あれだよ。その中で、¨物を盗むような事¨、
人を‥‥¨殺める事¨は‥‥悪い事なんだ」
「‥‥! じゃあ、ボスは¨悪い人¨じゃない!」
☆「だろうな‥‥。
じゃあ、あの時¨人殺し¨がダメだからって、
オルセットの事を¨助けなかった¨ら
どうなった?」
「‥‥あのひ‥‥いや、
¨アイツら¨に襲われていた‥‥と思う‥‥」
☆「だよな。それも間接的‥‥
直接、¨悪い事¨をしてないけど、
¨悪い事をした¨って事に¨オレ¨はなっちまう。」
「‥‥‥?」
☆「まぁ‥‥こういう所が
¨正しい¨って事の難しさなんだよな‥‥」
「‥‥‥」
☆「フッ‥‥オルセット‥‥
今は解らなくてもいい‥‥
ただ‥‥オレは¨手を差し伸ばせる¨相手が
いるのに、¨差し伸ばさない¨って事が、
のたうち回って、ゲロっちまうぐらい、
¨胸糞悪い¨と思ってるんだ…
それだけは‥‥!? ゴホッ! ゴホッ!」
~ ビシャアッ! (吐血の音) ~
「ボスゥッ!?」
☆「大丈夫‥‥大丈夫だ‥‥オルセット‥‥」
「ボスゥ‥‥‥
(抱きつき過ぎが、悪かったと
思ったのか、チョッピリ離れる)」
‥‥格好付けちまったが‥‥
‥‥さすがに‥‥ヤベェな‥‥チョッピリ¨頭¨が
ボーッとしてきちまったよ‥‥ハハッ‥‥
‥‥買っといた”ポーション”は、さっき
ブッ飛ばされた衝撃で、オジャンみたいだし‥‥
”回復魔法”でも‥‥あればな‥‥‥‥。
(この際、けだるそうに¨右側¨に項垂れる。)
~ウィィ~ン、ピピピピピ!~
-------------------------------------
氏名:Non Named(種類:マグズリー)
年齢:5(人間換算:約¨20歳¨前後)
性別:オス
職業:森のクマさん
属性:土
<レベル:10>
HP:0/3000(VIT:+356)
《死亡:頭部欠損による¨即死¨》
MP:150/150
DE:100
能力値
STR:56.1
PER:16.4
VIT:356.7
AGI:17.8
INT:10.1
LUC:2.6
MAG:1.5
[ EXスキル ]
〜OffLine〜
[ Strength ]
<身体強化 Lev.5>
[ Perception ]
<嗅覚強化 Lev.3>
[ Vitality ]
<物理耐性 Lev.MAX>(100.0)
[ Agility ]
<強壮 Lev.4>
<強靭 Lev.4>
<隠密 Lev.1>
[ Intelligence ]
〜OffLine〜
[ Luke ]
〜OffLine〜
[ Magic ]
<アスタラ Lev.2>
[パッシブスキル]
<執念>
[所持品]
ソイルストーン(中)
Ex:1.002.251
所持金: 30000Br(魔石価値)
-------------------------------------
‥‥オイオイ、「スキャン」さんよ‥‥‥‥
こんな時に、また”暴発”か‥‥‥?
まぁ‥‥‥いいか。だが、”死体”にも
”鑑定”ができるなんてな‥‥‥。
”死因”まで分かっているし、”探偵”でも
やれそうだな‥‥。
後は‥‥<魔石>? コイツ‥‥
大体の”お約束”通りなら、体内に”魔石”が
あるっていうのか‥‥?
だが‥‥確かめんのもムリそうだな‥‥
‥‥てか‥‥「森のクマさん」って‥‥
「ボ‥‥ボスゥ‥‥」
☆「‥‥どうした?」
「どうしたら‥‥どうしたら、ボスは助かる?
ねぇ‥‥ボクはどうしたらいいの‥‥?」
☆「(俯いたまま・・・)
‥‥オレを”置いてけ”‥‥」
「そんな事、
言っている場合じゃあないでしょ! ボスゥッ!」
☆「‥‥言うしかねぇよ‥‥
持っていた”ポーション”は全てオジャン‥‥。
近場に”薬草”があろうが、骨が何本か
折れているような”重傷”だ‥‥。
例え、オルセットが”村”に運んでくれた
としても、運んでいる最中に、
”怪我”が悪化する危険があるし、あの村に
満足に、この怪我を”治療”をしてくれる
”医者”なんて、いたか?
詰んじまったんだよ‥‥オレはな‥‥ッウ!?
ゲッホッ! ゲッホッッ! ううぇ~ッ!」
~バシャアッ! (さらに吐血!)~
「ボスゥッ! しっかりして!」
☆「ハァ‥‥ハァ‥‥とにかく‥‥
オルセット‥‥ここから‥‥離れろ‥‥」
「イヤだよ! ボスを置いていくなんてッ!」
☆「早く行け‥‥
あのクマ公の‥‥仲間や‥‥番いが
”いない”なんて保証はねぇ‥‥ゴホッ‥‥
‥‥さっきはギリギリ勝てたが‥‥
今のオレや、オルセットじゃあ‥‥ゴホッゴホッ
真向に勝てる相手じゃあねぇ‥‥バケモノだ‥
だから‥‥ここから‥‥離れろ‥‥オルセット」
「イヤだよ! イヤだって!
ボスを置いていって、”殺す”なんて!
そういう事は‥‥”悪い事”だって!
さっき、ボスが言ってたじゃあないの!」
☆「‥‥一本取られたな‥‥。
だが‥‥”だとしても”だ‥‥
離れるんだ‥‥オルセット‥‥」
「イヤだって言ってるでしょ! ボスゥッ!」
☆「‥‥‥(オルセットを見つめたまま黙る。)」
「(俯きつつ、
再度、泣き出し、しゃくりあげながら‥‥)
ボクだって‥‥ボクだって‥‥”臆病”じゃあ
なければ‥‥立ち向かう”勇気”があれば‥‥
もっと”強かったら”‥‥”賢かったら”‥‥
ボスが‥‥‥こんな目に合わなかったのに‥」
☆「‥‥‥」
「イヤだよ‥‥ボスが‥‥死んじゃうなんて‥‥
あそこで‥‥”落ちこぼれ”や”出来損ない”
なんて‥‥言われていたボクに‥‥今まで‥‥
か‥‥”家族”にさえも‥‥ウゥ‥‥み‥‥
見捨てられた‥‥ボクに‥‥”初めて”‥‥
”優しく”してくれた”ボス”が‥‥ボスが‥‥
イヤだよ‥‥イヤだよぉぉぉ‥‥」
☆「‥‥‥(何を思ったのか、震える右手を伸ばす)
オルセット‥‥手を‥‥合わせてくれ‥‥」
「(しゃくりあげつつも‥涙を払い、左手を伸ばす)
‥‥‥うん。」
‥‥‥今更何やってんだ‥‥って、
言われそうだが‥‥‥”賭け”‥‥だな‥‥‥。
☆「”絆”を結ぶ魔法よ‥‥汝を‥‥ゴホッ‥‥
親愛なる”親友”と認め‥‥そして‥‥ゴッホッ、
ゴホッ‥‥同時に最高の”相棒”として‥‥
ゴッホッ、ゴッホッゲホッ! ハァ‥‥ハァ‥‥
目に見える形として示せ‥‥‥‥
<バディバンズ>‥‥‥‥!」
すると‥‥
オレの”右手首”と、オルセットの”左手首”が
輝き出し、少しして輝きが収まったかと思うと、
そこには、”ダイヤモンド”のような”模様”が
刻み込まれた”ブレスレット”があった‥‥‥
「‥‥‥キレイ‥‥」
☆「それは‥‥”勇気”の出るおまじないだ‥‥」
「えッ?」
☆「そいつがあれば‥‥きっと、”臆病”な
オルセットでも‥‥ゲッホッ! きっと‥‥
”勇気”を出していけるハズだ‥‥」
「ボスゥ‥‥?」
☆「(苦しいながらも、笑顔で・・・)
じゃあな‥‥オルセット‥‥オレも‥‥‥
お前に会えて‥‥良かった‥‥y‥‥」
~スゥ・・・~
「‥‥ねぇ‥‥ボス‥‥ウソでしょ‥‥
‥‥ホラ‥‥また‥ボクに冗談とか言ってよ‥
”すまねぇ‥‥また考え事してた”って‥‥」
~バサバサバサ! チチチチチ~
☆「・・・」
~‥‥タ! ‥‥タ! ‥‥ッタ! ‥‥ッタ!~
「ボス‥‥ボスゥ‥‥ねぇ‥‥ボスゥ‥‥!
ボスゥ~~~~~~~~~~~~~~~ッ!」
~‥‥ッタ! ‥タッタ!
‥タッタ! ダタッタ! ダタッタ!~
〜ピロン!〜
【称号〖Wishing for Kindness〗を獲得しました】
【称号〖First bin`s〗を獲得しました】
【称号〖Wishing for Kindness〗の獲得を確認。
<上級回復魔法>
”メディケア”のインストールを開始します】
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~ GAME OVER
・・・? ~