Contact-10 ”ハプニング”ニ対抗セヨ
<Mission - 9>の後半部分を分割した
話になっています。
内容はほとんど同じですが、一部修正や、
台詞が(チョッピリですが・・・)
変わっている部分があるので、
既に読んでいる方も、
よろしければ、読んでみてくださいね。
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「止まって!
止まってよ!ボスに当たっちゃう!」
☆「オルセット!? ってか、¨クマ¨ッ!? 」
危ねぇ!
間一髪で突っ込んでくる¨熊¨に対して、
横へローリングし、なんとかかわす。
☆「何してんだ!? オルセットォッ!」
「ボスゥ~! 避けてぇ~~~!」
☆「おわッ!」
危ねぇッ! ‥‥‥クソッ!
一体全体どうなってるんだってばよ!?
☆「さっさとそのクマから離れろッ!
オルセットォッ! 危ねぇだろッ!?」
「ボォ~スゥ~! 避けてぇぇ~~~!」
ダァァァァァ! クソッ!
‥‥危ねぇ‥‥何回、Uターンしてくるんだよ!?
あの、クマ公⁉︎ ‥‥‥だが、見えたぞ‥‥
オルセット‥‥アイツ、あのクマ公の¨背中¨に
¨ナイフ¨なんて刺してやがる‥‥。
‥‥ギルドの情報には、あのクマ公の事は
なかったから‥‥恐らく、この森のもっと奥か、
別の所から迷い混んできたヤツか?
‥‥てか、なんでオルセットが、ここに‥‥?
‥‥まさか‥‥
☆「オルセットォォォッ! もう一度だけ言う!
そのクマ公から¨離れろ¨!」
「ボォォォ~スゥゥゥ~!
避~け~てぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ~~~!」
ッ! ‥‥‥っと、やっぱりか‥‥‥。
アイツ‥‥‥一週間、
¨訓練¨をサボった事を気にして‥‥‥
それで、オレに¨認めて¨貰おうと‥‥‥
あのクマ公を¨狩ろう¨と‥‥必至なのか‥‥?
☆「‥‥‥やるじゃねぇか‥‥‥」
正直、全く戦闘に参加せず、
訓練もサボり続けていた¨オルセット¨に対して
充分な¨食料¨と¨装備¨を渡して、”見限り”、
苦渋の決断ながらも、
〈一人〉で、旅を続けようかと思ったが‥‥
‥‥¨戦闘民族¨の〈誇り〉は、
”伊達”じゃあなかったんだな‥‥。
だが‥‥‥
☆「¨犬死¨するような事は、
¨誇り¨じゃあないぜ‥‥ボソッ
オルセットォォォッ! ソイツを怯ませる!
怯んだ瞬間に、受け身を取れぇぇッ!」
「ボォォォ~スゥゥゥ‥‥‥うぷっ‥‥」
フラフラになってきてるな‥‥オルセット‥‥
早いとこ、降ろしてやらねぇと!
オレは、¨フリピス¨を取りだし、クマ公の
突進を一度避けた後、クマ公を引き付け、
¨頭¨目掛けて、引き金を引くッ!
~キンッ!シュボッ!~
~グォォォォォォォォォォッ!~
~ズバンッ!~
~グマァンォォォォォォォッ!~
フッ! ‥‥っと、よし! スピードが落ちた!
☆「飛び降りろォォ! オルセットォォォッ!」
「‥‥‥‥」
~ドサッ!~
☆「ダァァァッ! アイツ‥‥‥!」
落馬‥ならぬ、落¨熊¨した
オルセットの元へと走る。チラッと見たが、
クマ公は、減速した後、その先にあった¨木¨に
ぶつかり、気を失ったようだ。
☆「おいッ!
オルセット! しっかりしろ! おいッ!」
「‥‥‥」
☆「あぁ‥‥クソッ!」
オレは急いで、フリピスなどを仕舞っている、
「バックパック」の中から革製の¨水筒¨を
取り出し、中身をオルセットに、ぶっかけた。
貴重な¨水¨だが、今はそんな事を
言ってる場合じゃあない。
「けほっ、けほっ!
う~ん‥‥‥ボ‥スゥ‥‥?」
☆「バカ野郎ッ! お前、何してんだよ!?」
「そ‥‥それは‥‥‥ッ!? ボスゥ! 後ろッ!」
☆「お前、話を反らすな‥‥ぐふぉあぁぁッ!」
「ボスゥッ!」
~ガンッ! ガッ! ドンドッサァ~ッ!~
‥‥‥‥ッ痛ッッタァァァァァッ‥‥‥‥
クソッ‥‥‥ス‥テー‥‥タスッ‥‥!
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氏名:坊城 将
年齢:19
性別:男性
職業:民間人
属性:無
<レベル:2>
HP:54/157(VIT:+7) ー 呼吸困難 ー
(内出血を検知)
(複数の骨折を検知、肋骨”2本”の損傷、
これにより、右側の”肺”が軽度の損傷、
「外傷性気胸」になりました。)
MP:160/310
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あの‥クマ公‥‥‥ッ! ¨フリピス¨で
仕留めきれるか‥‥と懸念していたが‥‥
案の定‥‥生きていやがったか‥‥‥。
アァァッ‥‥‥! クソッ!
何とか‥‥生き残れたが‥‥
体力の¨半分以上¨を‥‥
持っていきやがるってッ!? ‥‥あばらも‥‥
何本か折れたのか‥‥? クソッ‥‥
「タフネス」が‥なかったら‥‥
¨即死¨だったな‥‥「タフネス」先輩‥‥
サンキューだな‥‥。
‥‥んな事より‥‥!
☆「オル‥‥セッ‥ト!」
クソッ‥‥‥アイツ‥‥走って逃げれば‥‥
ゲホッ! ゲホッ! 速ェのに‥‥!
クッ‥‥‥「タフネス」ッ!
‥‥クッ‥‥‥ウゥゥゥッ!
なんとか‥‥‥立てた‥‥‥クソッ‥‥‥
早く‥‥¨ブラバス¨の‥‥リロードを‥‥ッ!
「こ‥‥来ないで! 来ないでよッ!」
石投げてないで‥‥と言いたいが、ナイスだ‥‥
オルセット‥‥クマ公‥さらに苛ついて‥‥
やがるみたいだが‥‥気が散っている‥‥。
今の内‥‥移動しながら‥‥!
‥‥¨早合¨から‥‥火薬を‥銃口‥‥
バレル下‥‥の‥¨棒¨で‥‥押し込む‥‥
また¨早合¨から‥‥パチンコ弾‥‥
じゃあない‥‥鉛弾を‥銃口‥‥押し込んで‥‥
火薬を‥‥¨火皿¨に‥盛って‥‥
☆「‥‥装填完了‥‥!
ッ痛! ‥‥踏ん張れ‥‥オレ‥‥‥ッ!
‥‥オイッ! オイッ! ¨クソ¨グマッ!」
「ボスゥ! あっ‥‥」
ッ!? あのクマ公ォッ!
☆「オルセットォォォォォォッ!」
¨走り¨じゃあ間に合わないッ!?
‥‥なら、スライディングでッ! 間に合えッ!
〜 グマァォォォォォォォッ! ザシュッ!~
「ぐ・・・グマッ・・・⁉︎」
☆「よぉ・・・
”クソ”グマ、待たせたな・・・。」
「ボ・・・ボスゥッ!」
偶然とは言えど・・・こいつぁは、いい・・。
まさか、銃口を向けた際にのし掛かられて、
その勢いで、クマ公の”喉”に即席”銃剣”が
ブッ刺さるなんてな・・・。
この状況・・・
フツーの人なら”潰れちまう”ような重さだが・・
「タフネス」持ち・・のオレでもキツイな・・・
だが・・・むしろ・・・逆だ・・・。
”好都合”ってヤツだ・・・!
”零”距離こそ”ショットガン”の独壇場・・・!
☆「・・・オレらが、
”喧嘩”を売っちまったのかもしれないが・・・
オレらの”勝ち”だ。悪く思うなよ・・・」
「グ・・・マッ・・・⁉︎」
☆「・・仲間を・・・失いたくないんでな・・」
~キンッ! シュボッ! ズッパウォンッ!~
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被ってしまいますが、
<2016年12月31日>の投稿なんで、
皆さん、良いお年を!