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異界の傭兵団~現代スキルで世界統制を目指す~  作者: North.s.Traveller(ノーズトラベラー)
PROLOGUE
1/66

トアル”未来”での夜

初めに始めた小説があんまりにも進まないので、

その”避暑地”となる小説です。


作者の趣味丸出し気味で、好き勝手やると思いますが、

「暖かい目」で見守ってくださると有難いです・・・。


これまた不定期ですが、宜しくお願いします・・・。

・・・シャッ、シャッ、シャッ・・・



数多あまたの星が光り、

満月が山よりも高く昇る真夜中・・・

この奇妙な音は、とある森の中で鳴っていた。



・・・シャッ、シャッ、シャッ・・・



 森の中でうっすらと見える明かり・・・

そこは、誰かの記憶の片隅に

うっすらとしか残されていなかったような、

荒れ果てた小屋だった。



・・・シャッ、シャッ、シャッ・・・



 小屋の中を窓からそっと覗く・・・

すす汚れたランプが、明かりを灯し、

長方形のボロボロ木製テーブルを挟むように

ボロボロ椅子が2つと、おまけに

今にも壊れそうなロッキングチェアが奥に一つ。

ベッドはなし・・・。


 旅人の一晩の宿や、

アラクレ達のホテル(隠れ家)にはピッタリだろう。



・・・シャッ、シャッ、シャッ・・・カタン・・・



 しかし・・・

さっきから聞こえる

この音は、何なのだろうか・・・?

うっすらとしか見えない小屋の中を

よ〜く目を凝らして見回す。


 そして、

”音”ではなく、”机”の上にヒントはあった。

そこには、”フツー”ではお目に掛かれない物が

並べられていたのだ・・・。



・・・シャッ、シャッ・・・



 西部、市民、保安官に、アウトロー・・・

様々な人たちに”平和ピースメーカー”をもたらした

アメリカ、ウォルト・ファイヤーアームズ社製、

「ウォルトSAA」・・・



「・・・おっ!」


・・・シャッ、シャッ・・・



 アメリカ軍に採用され、

30年以上、現役で撃ち続けられている

イタリア製、マエストロ・ウォレッタ社製、

「ウォレッタM9」・・・



「あれが・・・!」


・・・シャッ・・・カタン・・カチッ・・・!



 西部開拓時代、ガンマン達の

もう一人の相棒となっていた

アメリカ、ロッドチェスター社製、

「ロッドチェスター M1892」・・・


「例の”魔どッ・・・!」



 月明かりの中、

一瞬の”轟音”の後に、窓が割れ、

小屋の中を覗いていた”男”は、頭から滝のように

”血”を流し、地面にひれ伏した・・・。


 その背後には、

月明かりをバックに、

奇妙な”音”のヌシが立っていた。



「・・・クソッ!」



 苛立っているのか、そう呟いた後、

”男”は何事もなかったかのように、倒れた男を

近くの木の側まで引きずって行き、

乱暴に転がした後、小屋の中へと

戻っていく・・・。


 そして、窓の側に置いてあった、

”バックパック”を引っ掴むと

机の空いているスペースに中身をブチ撒ける。



「・・・ハァ・・・。」



 長めのタメ息の後、男はボロボロ椅子へと座り、

ブチ撒けた物を使って、黙々と作業を始める。


 ブチ撒けたのは、数十丁にも及ぶ、

海をかけてきた”大海賊”が愛用したであろう

「フリントロック・ピストル」であった・・・。


 火薬を込め、棒で突き、弾を込めて、棒で突く

何十回と繰り返される作業の中、男は呟く・・・。



「・・・待ってろよ・・・。」



 その瞳は、

ある種の”狂気”と”復讐”で

満ち溢れているようであった・・・。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

いかがでしたでしょうか?


ここで突然ですが、銃火器マニアの方には申し訳ありません・・・。

作中に登場する”兵器”等は、一部を除き、全て実在するモノですが、


「おっと、誰か来たようだ・・・。」


・・・な事態になるのが怖いので、

できる限り、実在する名前をモジらせた名前でお送りする事に

お詫び申し上げます・・・。



※2016年11月25日、スマフォ版で見やすいように

段落を修正しました。


※2017年8月10日、チョッピリ誤字修正しました。

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