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09.Hermit
～隠者～
穏やかな微笑みだけで
話しかけても 答えてくれない貴方
いつもニコニコと微笑んで
秋の木漏れ日のような 静かな暖かさに包まれているけれど
私は知っているよ
貴方が何気なく照らす 未来への灯火は
貴方が歩いてきた 険しい道を照らしてきた光
失敗と挫折と反省を繰り返して
歩んできた 先人の道
恐れを知らない若さは 躊躇いと停滞の壁を飛び越えるけれど
経験という越えられない高い壁の先へ行くには
貴方が手にした灯火が必要なのです
時代が変わっても変わらないもの
全ての無駄を捨て去って最後に残ったもの
それが見える灯火をください
まだ見えない遠い先で
貴方のように 未来への灯火を手に
静かに微笑んでいられるように
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