『これで全部わかる! 今までのダンジョンのすべて』
一年二か月ぶりの更新再開(土下座)
いやはや、忘れてることがあるはず。
誰とは言わないですよ。誰とは。
作者ですら忘れてることがあるので。
仲間です。
作者が自分の作品を解説するのは、伝統的な創作界隈では禁忌のひとつとされているとかいないとか。
そんな禁忌をぶち破っていきましょう!
これからの新しい時代にいらないものをぽいと捨てたい。
読者のことが好きだからじゃないんだからね!
勇者が悪い。
全部、勇者が悪い(便利な言葉)
ダンジョンLVゼロ!は、書いてる作者本人も設定が多いと感じるぐらいには多く
今までの創作人生で最多レベルで世界観設定を作ってます。
それだけに考える余地があります。
ゲーム作りたい、ぐらいの勢いで設定を作ってます。
ゆえにゲーム設定にそのまま生かせる感じの作りです。
また、謎や伏線を数多くちりばめているのでパッと見は結構複雑に思えます。
ところが。
中心の軸は、スーパーシンプルです。
小学生でも理解できるぐらいにシンプルな軸です。
こんな単純な目標一点のみです。
・そもそもの元凶は魔王
「私のダンジョンをAランクにしてほしい!」
女魔王が主人公の伝崎の前に突然現れて、異世界に誘拐したんですよね。
伝崎は飲食店経営者として成功を収めており、カリスマ経営者として通っていました。
だからこそ、目をつけられて誘拐されるのです。
そうして、ダンジョン経営が始まるのですが。
・主人公の伝崎は元の世界にめっちゃ帰りたい
伝崎は結構、元の世界では順風満帆な成功者だったので。
めちゃくちゃ死ぬほど、元の世界に帰りたかった。
しかも女魔王の伝崎の扱いは、奴隷以下であり。
「だから、私に従えばいいつってんだろ!」
いつでも圧倒的な魔力で抹消されそうな雰囲気があった。
伝崎の言い分。
「これは立派な誘拐事件だろ……」
彼はそれを全部理解したうえで、とても合理的かつカラっとした性格なので
現状をできるだけ把握したうえで。
どうやって元の世界に帰れるのかを一番に考え始めたのです。
「やるしかない」
切り替え早い。
・そもそもの目的は勇者にある
「勇者様、勇者様!」
女魔王は勇者に惚れているというよりは、もはや熱狂的なファンに近い。
ファンの域を超えて、すでにストーカーの域に達しています。
(実際、『スカイボッシュ』という謎の高速生物で、勇者を朝から晩まで監視していました)
その様子を水晶で眺めて、毎日毎日ニヤニヤしています。
女魔王はある日ダンジョンに勇者を呼んで、デートみたいなことをしたいと考えるようになりました。
「勇者様が来るように、Aランクダンジョンにしろよ」
女魔王は、伝崎を誘拐したうえでそう告げるのです。
「元の世界に帰りたかったら、Aランクにしろ」
つまり、最終目標はAランクダンジョンにすること。
☆ Aランクダンジョンにすれば、元の世界に帰してもらえることに。
ちなみにダンジョンのランクを決めているのは、ギルド新聞という冒険者ギルドが発行している小紙で決まります。
そこでは冒険者の質や来客数、財宝額、またはダンジョンの中身の強さや人気など。
総合的に公平に審査したうえで、判断しているとかいないとか。
その実、どういう基準で決まっているかは謎でした。
とにかく良いダンジョンが評価が高いことは確かでしたが。
・ところが任されたのは、クソダンジョンだった
☆ ただの洞窟のギルド新聞の評価
ランク -F
ランキング 23405位。
難易度LV ゼロ(100レベルがマックス)
ただの洞窟は。
『クソ』
ギルド新聞ではその二文字で済ませていました。
伝崎は目ん玉が飛び出そうになりながら、ダンジョンの中を見て回る。
「嘘だろ……」
ゾンビが数体いるだけの一本道に、小さい広間があるめちゃくちゃ狭いダンジョンだった。
そんな中。
「ほれ、軍資金だ。受け取れや」
女魔王から渡されたのは、わずか1万G。
ゾンビ一匹買えるかどうかすらわからない資金でした。
ダンジョンマスターのお仕事に早速着手するのですが、スタートアップするだけの資本力すらなかったのです。
伝崎は、魔王の副官みたいに隣に立っていた小悪魔のリリンに質問します。
「借金はいくらある?」
「500万Gデス」
なんと借金、500万G。
「年の利子は?」
「500万Gデス」
伝崎はまたもや目ん玉が飛び出そうになります。
年利100パーセントという超絶ありえない異世界利率でした。
再建不能かと思われましたが。
「ひぃいいいい」
女魔王が借金取りの商人を脅すことで、一応は借金返済が免除されていたのです。
☆ まとめ「目標はAランクダンジョンにすること」
めちゃくちゃ厳しいダンジョン経営が幕を開けました。
いかにして、この厳しい経営をカリスマ的な手腕で乗り切るか。
伝崎の奮闘が始まります。
Aランクダンジョンにすれば、勇者の目についてやってくるとのこと。
勇者が来れば、女魔王は満足するということでした。
もちろん、それだけで済むかは伝崎には想像もつかないことでしたが。
・立ち回り編~経営立ち上げ編のあらすじ
伝崎はあまりにも最初の資本力がなさすぎたので、まずは周りにあるものでなんとか乗り切ろうとします。
魔王の副官であるはずの小悪魔リリンにまで土下座して頼み込み、拷問に近い調教を受けつつ。
彼女の協力と伝崎の色んな創意工夫で、最初の戦闘(接客)を乗り切ります。
なぜ、人を殺してはいけないのか?という問答を瀕死の冒険者と繰り広げます。
「何も、感じないのか?」
伝崎はこう語ります。
「日本っていう国だったんだけどな、人を殺すと案外すぐ捕まる。
逃げ切れたとしても、時間、金銭、社会的な経済活動、
その他多くのことに損害をこうむる……こっちの世界ではどうなんだろうなって思う」
その際、伝崎自身が異常な割り切りの良さを見せつけ。
モンスターと人とを一切区別することなく、宣言します。
「ダンジョンに来た以上は、平等だろ」
そうして、冒険者を容赦なく殺すのでした。
彼自身がまったく異質な存在であることを匂わせる言動でした。
その戦闘で倒したマシュー・イースターという少年が、どうやら名門出身の魔法使いであり
作中最強の人物の一人、絶対魔術師ヤナイの捜索の対象になっていきます。
イースター家のご老人に捜索をお願いされたことで、探し始めるのです。
マシューのローブは商人に売り渡されていました。
伝崎はこの世界やダンジョンの情報に死ぬほど飢えていました。
そこで、ただの洞窟から出て、街で情報を集めたりします。
頭蓋骨や心臓というあだ名の、めちゃくちゃやばそうな大陸の拳法使いに目をつけられたり。
(対戦相手の内臓くりぬいたりする人たち)
妖精のオッサンと出会い、セシルズナイフを恵んでもらったり
(のちに超がつくほどの重要アイテムになる。倒した数で磨き上げる効果がある)
ダンジョンマスターギルドを見つけたり
Aランクのダンジョンマスターのエリカ・ビクトムというすごい可愛いけど義足の女の子と仲良くなったり。
伝崎にとって最悪だったのは、ズケというかなり質の悪いダンジョンマスターに目をつけられたこと。
ズケはエリカ大好きのダンジョンマスターで、すぐにエリカと仲良くなった伝崎に嫉妬していました。
のちにズケは根回しして、ただの洞窟のギルド新聞の評価が上がらないようにするのです。
それが伝崎に悪影響を与えるように見えましたが。
街中で、頭蓋骨と再会します。
伝崎は頭蓋骨との戦闘の中で元々あった能力や様々なスキル、ナイフ、知力などを駆使して
一進一退の攻防を繰り返し、ぎりぎりのやり取りの中で煙玉を使って逃げ出します。
伝崎が覚醒した瞬間でした。
(一方で、頭蓋骨に最高に睨まれる)
こうして色々な情報を集めながら、伝崎は他のダンジョンに探索に行ったりします。
人様のダンジョンを荒らし始めるのです(あまりの資金不足ゆえ)
そこでゴブリン王を倒して緑髪の女の子を助けたり
風の靴を手に入れたり、味方の装備を手に入れたり
うっほー状態になりますが
罠にはまって死にかけて、謎の現象が起こりました。
「なんか知らないけど、死ぬ気がしないんだわ」
なぜか、伝崎のアウラが透明感のある夜空のような色になってしまったのです。
(ちなみに元々はオレンジだった。オレンジは商人向きで、交渉スキルが高まる)
それは古の魔王と同じ虚空魔法を使えるとされるアウラであり、とてつもなくやばいものでした。
才能限界がない。
つまり、スキルが無限に上げられ続ける。
そのアウラを凝縮して相手に触れると、力を抜きとれるなど。
のちに小悪魔リリンはそれに気づきますが、やばさを感じて解説はしませんでした。
伝崎は、エリカの付き人である凶戦士ソノヤマ・オミナの助けもあり、なんとか罠から脱け出して生きて戻ってきます。
ところが、女魔王の機嫌を最高に損ねてしまいました。
肝心のダンジョン経営をおろそかにしていると思われたのです。
そこで言い渡されたこと。
「三か月以内にDランクダンジョンにしろ! できなかったら、ゾンビ化な」
さっさと結果をだせ、と。
こうして、期限内にDランクダンジョンにしなければ伝崎はゾンビ化されるという。
最初のクリアしなければならない目標ができました。
☆ 新たな目標「三か月以内にDランクダンジョンにする」
ところが、この時点でただの洞窟は評価が上がらない状態になっていました。
ズケがギルド新聞に賄賂を渡して、ただの洞窟の評価が上がらないようにしていたのです。
それが後々にただの洞窟に良くも悪くも影響を与えていきます。
『ストーリーの別の潮流』
白騎士レイシアは、王国滅亡の予言を告げられます。
それは真紅のナイフが王国の象徴である金色の十字架を背負った鳥を殺すというものでした。
白騎士レイシアは他の任務を解かれ、そのナイフを探し始めます。
ちなみに。
真紅に光るナイフ → 伝崎が手に入れたセシルズナイフ。
(最初は黒に近いが、研ぎ続けると真紅になり光り始めた)
白騎士レイシアは、最初の戦闘で殺された下級騎士アベル(可愛い後輩)を探したりもしています。
彼女は何かこの予言と関係があるのかと思いますが。
まさに伝崎が殺した最初の冒険者の中に下級騎士アベルがいました。
街中で、伝崎と頭蓋骨が一進一退の攻防を繰り広げたとき。
白騎士レイシアは去り際の伝崎と目が合います。
彼女は、自分が下級騎士アベルにあげた赤布を伝崎が着けているように見えたのでした。
一瞬の出来事ではっきりとは見えませんでしたが。
間違いなく、やってるやん。
というやつです。
必ず、いがみ合うことになる二人の今後も目が離せない。
ちなみに白騎士レイシアは、過去に凶戦士ソノヤマ・オミナの一族の者を殺しています。
つまり、ソノヤマの仇でした。
凶戦士ソノヤマ・オミナがわざわざエリカの付き人をしているのは
Aランクダンジョンに仇の白騎士レイシアがレベル上げにやってくるであろうと期待していたからです。
ちなみに凶戦士ソノヤマ・オミナは相当な実力者であるにもかかわらず、伝崎と腕相撲をした際に負けた上で。
伝崎のあまりにも黒々としたやばいアウラにこう漏らしていました。
「彼は長くないでしょう」
それが意味することは一体?(伏線)
・冒険者の動向編のあらすじ
偽勇者パーティが登場するなど、これから大いなる影響を与えそうなパーティが現れ始めます。
そんな中、高難易度ダンジョンが異世界からやってきた機械神に乗っ取られます。
手下の機械兵などが現れますが、おそろしく固く強く、高レベル冒険者たちが軒並み殺されていきます。
そこに絶対魔術師ヤナイが現れ、最高峰の魔力でダンジョンごと吹き飛ばすのでした。
なんと、この作品の一番大切な肝である「ダンジョン経営」の概念をその力で否定してしまうのです。
一キャラクターのやっていいこと超えてるだろ、ということですが。
いかにして、彼を倒すのかがこの作品の最大のテーマになっていきます。
さらにここらで。
絶対魔術師ヤナイは、ただの洞窟に繋がるマシュー・イースターの遺品を手に入れるのでした。
それは、ただの洞窟で伝崎が最初の戦闘で倒すことになった冒険者のものだったのです。
ちなみに冒険者の動向編で現れた偽勇者パーティも目が離せない隠れた存在です。
なぜなら、最高の幸運と最悪の不運を併せ持つ存在だからです。
実はダンジョン経営を成功に導く。
それどころか、一気にすべての目標をクリアさせてしまうすごい可能性を秘めています。
偽勇者パーティメンバー
シロ(村人LV42)
あだ名が偽勇者。
眠れば眠るほど賢くなるという特異体質の持ち主。
仮眠と本眠りがあって仮眠は半日寝るだけだが、本眠りとなると一ヶ月近く目覚めない。
本眠りの際には予知夢を見るという。
ストロガノフ・ハインツ(強戦士LV64)
力持ちの神さまを先祖に持つと自称するハインツ家出身。
レベルアップ中毒者。いつも話をさえぎって言う口癖がある。
「そんなことよりもスライム天国行こうぜ」
ヒナナ・ローグ(幻想魔術師LV48)
最も古い魔術の名門一家出身。
口癖は、ぽえぽえきゅん。大体カマトトぶっている。
「そんなこといったって、わたしは分かりませんー。ぽえぽえきゅんですからね」
ケイマル(ダンジョンバリスタLV50)
技術者。常識人。偽勇者パーティ唯一のツッコミ役担当。
「アホだ……モノホンのアホだ」
タタル(破戒主祭LV53)
邪神信仰がバレたために教会から破門された教会の元スーパーエリート。
いつも逆十字の特別な棺の中に引きこもっている。無口。
「……フヒヒ」
メンバーの強戦士ストロガノフ・ハインツは威圧スキルSSSを見せつけて、剣聖をぶちのめす等。
幻想魔術師ヒナナ・ローグは、襲撃してきた冒険者たちを大混乱に陥れて相打ちにさせて皆殺しにする等。
偽勇者パーティは、その力を見せつけました。
ちなみに偽勇者は表記している限りで作中最高の知力SSを持つ。
偽勇者パーティの装備総額は、この時点で約8400万G。
のちにストロガノフが竜覇祭に優勝して、そこに4000万Gが加わる。
1億2400万G超えのパーティとなる。
倒せば、すごい儲かる。
それすなわち、財宝額が爆上がりです。
ダンジョンが一気に新たなステージに到達。
それどころか、Aランククラスの財宝額に。
ただし、負ければ、そこで終わり。
一発クリアのまさに。
スーパーハイリスク、スーパーハイリターンの存在、それが偽勇者パーティでした。
倒せるかどうか見えないところがあるパーティでもありましたが。
伝崎はちなみに、この時点でこのパーティの存在をあまり知りません。
のちのちに偽勇者パーティメンバーの強戦士ストロガノフ・ハインツと出会うことになります。
☆ 伝崎と強戦士ストロガノフ・ハインツの出会い
次編で強戦士スロガノフは、筋力の種の食費が底を尽きて、腕相撲をして日銭を稼ごうとするのですが
まったくうまくいかず。
伝崎が出会うと、簡単な商売のアドバイスをします。
「こうやってやればいいんだよ。アウラを見せてると相手がびびるだろ? 隠せばいいんだ」
「お、おぅ。ありがとうな」
伝崎のアドバイスは功を奏し、すぐにうまくいくようになります。
何も知らない二人の、良い感じのやり取り。
それは、竜覇祭編へと繋がっていくのでした。
・育成編のあらすじ
伝崎は女魔王がすごい不機嫌になると、身の危険を感じる怪我をさせられることに気づきます。
(小石を投げられて、手の骨が実際に折られた)
ダンジョン経営どころではない。
このままだと命を落とすぞ、と思って、伝崎は魔王が大好きなフルーツ探索に出かけるのです。
それは金髪軍曹こと、期待の星であるゾンビの育成も兼ねていました。
そこで軍曹はゾンビネスに進化するなど、さらに目的のフルーツも手に入れます。
何よりも伝崎はレベルアップすることで
自分の手の骨折や体の状態異常が治っていることに気づきました。
またスライムは切りつけると分裂し、何等分にでもできることなどがわかりました。
女魔王にフルーツを差し出すと見たときはこらえていましたが、伝崎が去った後に笑っていました。
(結構、簡単に機嫌がとれるチョロインであることが判明)
伝崎は調子づいて街角で笑っていると、ダンジョンマスターのズケに脅されます。
大弓士ライン・ハートが後ろから狙っているせいで、伝崎は何もできずに土下座。
「お、お、お前のダンジョンはなぁ、上がらねぇんだよ」
ここで、伝崎は知ったのでした。
ズケがギルド新聞に賄賂を渡していて、ダンジョンの評価が上がらないことを。
ところが、伝崎はそれを逆手にとって、ダンジョン経営を成功させる方法を実行するのです。
それはかねてから、伝崎がやたら話していたシンプルな経営哲学。
『期待以上』でした。
ただの洞窟は評価が異常に低い。そこで極上のサービスを提供すればどうなるだろう。
財宝額を上げることができれば、どうなるだろうか。と。
以前に助けた緑髪の女の子からミラクリスタルという財宝を贈られます。
ミラクリスタルを設置することで、ダンジョンの財宝額は一気に上がります。
「きたぁああああああ」
王国歴198年2月27日。
1パーティ目。戦士LV15。遊び人LV19。
2パーティ目。槍戦士LV18。戦士LV12。神官LV13。
3パーティ目。下級騎士LV22。弓士LV13。
4パーティ目。農民LV18。村人LV15。
5パーティ目。武闘家LV14。魔法使いLV17。
ミラクリスタル(時価300万G)を設置することによって、財宝額が合計500万Gを突破。
幾人か、その財宝を見せて帰らせた結果。
王国歴198年2月28日。
1パーティ目。剣士LV23。戦士LV15。戦士LV13。戦士LV11。
2パーティ目。傭兵LV26。傭兵LV17。戦士LV21。魔法使いLV14。
3パーティ目。戦士LV24。遊び人LV19。僧侶LV23。弓士LV12。
4パーティ目。農民LV22。農民LV16。農民LV15。
5パーティ目。戦士LV21。戦士LV12。魔法使いLV19。
6パーティ目。斧戦士LV13。戦士LV14。踊り子LV17。
7パーティ目。槍戦士LV22。白魔道士LV14。
8パーティ目。戦士LV23。弓士LV15。弓士LV16。
9パーティ目。村人LV16。
10パーティ目。戦士LV23。魔物使いLV18。僧侶LV18。
11パーティ目。野武士LV25。
12パーティ目。魔法使いLV17。魔法使いLV17。魔法使いLV17。
13パーティ目。魔物使いLV22。弓士LV19。
14パーティ目。斧戦士LV20。農民LV12。神官LV26。
財宝額が上がることで、最弱ダンジョンにレアアイテムがあると噂が広がったのでした。
冒険者が殺到してきました。
それを倒すことで、収入が一気に増えていきます。
ズケの妨害を逆手に、今までの成果が実を結ぶ形でダンジョンが軌道に乗り始めます。
伝崎はさらに財宝額を上げるために、竜覇祭に参加することを決めるのでした。
優勝賞金4000万G。
のるかそるかの賭けに出るのでした。
・竜覇祭編のあらすじ
伝崎は竜覇祭に参加するということがわかると、頭蓋骨も参戦してきます。
頭蓋骨は鍛え上げたのか、かなり強くなっていました。
特に耐久がとても高く、ソードマスターの攻撃を弾いてしまいます。
このまま戦うとやばいと感じた伝崎は、ギアス・ガントレットを買ったり
風の靴を再度買い戻したりして、自己強化に勤めます。
しまいにはスライムを分裂させたりして、切り刻んだりするのです
セシルズナイフは倒した数で一日の攻撃力が上がる幅が決まります。
セシルズナイフはスライムを大量に倒すことで、桁違いに攻撃力が上がりました。
頭蓋骨との死闘の末に、毒攻撃を喰らって命を落としそうになりますが
深刻なダメージを受けていた頭蓋骨が先に息絶えるのでした。
伝崎は計算していたかのようにその経験値を吸収するとレベルアップし
状態異常が治ることで見事に回復するのでした。
それを観戦していた王国の姫は怯えます。
「ドネアに伝えて! あの無職がこの国を滅ぼし得ると!」
伝崎の有り余る才能は、脅威を感じさせるには十分でした。
優勝決定戦。
強戦士ストロガノフ・ハインツとの対戦でした。
伝崎が最強候補の筆頭格にあげるような敵でした。
もしも威圧スキルSSSを喰らったら身体が動けなくなり、その間に叩いて殺されることは目に見えていました。
伝崎は潔く辞退します。
そして、準優勝賞金を手に入れるのでした。
宮廷魔術師ドネアがやってきて、伝崎を捕まえようとしますが
風の靴で飛び上がり逃げ出すことに成功します。
『共に流れていく復讐の物語』
白騎士レイシアが強戦士ストロガノフ・ハインツ戦で重傷負います。
対戦後にその命を狙っていた凶戦士ソノヤマがやってきますが
驚くことに伝崎は白騎士レイシアを助けるのでした。
「俺が(舞台は)用意してやるよ」
その言葉を信じ、凶戦士ソノヤマは身を引くのでした。
(また、伝崎の驚異的な成長に目を見張る)
白騎士レイシアは、伝崎のことを疑っていました。
しかし、助けられたことで複雑な感情を抱き始めます。
必ず殺し合うことになる二人が、好意を抱くことになれば、より事態はわからなくなっていきます。
白騎士レイシアの仇は伝崎であり(後輩殺し)
凶戦士ソノヤマの仇は白騎士レイシアです。
絡み合う糸と糸がこれからの物語に大きな影響を与えるかも?
キーアイテム『リョウガの呼び鈴』
ちなみに影忍リョウガは、白騎士レイシアに惚れており
伝崎が白騎士レイシアを助けたことを見ていました。
お礼にリョウガの呼び鈴というものをくれたのでした。
それを使えば、どこにいてもすぐに現れて、一度だけ協力してくれるとのことでした。
最高の情報収集者である影忍リョウガも大きな役割を担うかも?
ちなみに宮廷魔術師ドネアは必死に影忍リョウガを探していました。
リョウガさえいれば、伝崎や魔王を見つけ出せると考えていたからです。
『やばすぎる絶対魔術師ヤナイの注意をそらすことに成功』
絶対魔術師ヤナイが、マシューの遺品を頼りに、元の買い取り先の商人を探していました。
その商人が見つかったら、ただの洞窟の居所もバレてしまいます。
肝心の商人は、ガラクタのような機械兵が売れたら、さっさと南の共和国に行くと言います。
伝崎は見つかる前に速攻で機械兵を買って、商人が共和国に立ち去るようにするのでした。
絶対魔術師ヤナイは、共和国に商人を探しに行くことになります。
☆ 絶対魔術師が、ただの洞窟にやってくるのは時間の問題?
すぐに訪れることはないにしても、遠い未来ではないことは確かでした。
・本格経営編のあらすじ
本格経営編が、まさに今描いている本編です。
竜覇祭で伝崎が準優勝して、転売で増やした金で味方を強化し、すごい波に乗っている感じです。
伝崎はさらに賭けに打って出て、ミラクリスタルを強化して財宝額を爆上げしたりします。
その結果、冒険者の質が一気に上がり、武器防具を売った時の値段も上がりました。
軍曹をはじめとした仲間が活躍をはじめて、ただの洞窟はまさに絶好調。
これだけただの洞窟の状態が上がっているにもかかわらず、ギルド新聞の評価は相変わらず-F。
ギルド新聞の信用がどんどん下がり始めて、購読者の数が減り始めます。
ズケは徐々に追い詰められていきます。
いかにしてギルド新聞の賄賂問題を解決するのかがポイントになっていきます。
期限内にDランクダンジョンにしなければ、伝崎は魔王にゾンビ化させられるので。
そんな中で、ざっと目が離せない存在を紹介して、本編へと移っていただければと。
☆ 目が離せない冒険者の存在「大弓士ライン・ハート」
大弓士ライン・ハートは、ズケに雇われている冒険者の一人。
当初、最弱敵と読者に見なされていたが、賢者の鉄塔で覚醒して、ありえないぐらいにムキムキになる。
それは賢者の鉄塔を巣窟にしていた戦士たちを皆殺しにしたからです。
戦士のステータスのパワーばっかりが充電された感じです。
大弓士レベル86。
基本ステータス。
筋力C- → A
耐久C+ → BB
器用AA → S++
敏捷A+ → S
知力C- → C++
魔力D → C+
魅力D+ → CC
弓S。
連射S+、命中S、見切りA、心眼A+。
もう弓士じゃないだろ、というムキムキステータスぶりである。
連射スキルのクオリティも大変に高く、前衛を必要としないぐらいのスピードで矢を連射できます。
101匹わんちゃんが一度に襲い掛かっても、エサ一つもらえやしないです。
また、賢者の鉄塔で『雷々魔の矢(時価3540万G、高騰中)』を手に入れました。
その矢が賢者の鉄塔に当たると、すごい電撃が走って中にいる人間全員が感電して死亡しました。
電撃の量が桁違いで、もしも雷々魔の矢をモンスターダンジョンで使えば、全員殺せそうなノリでした。
つまり、ただの洞窟で使われたら一巻の終わりの可能性が?
☆ とうとう明らかにされた勇者の存在
勇者は途方もないバカでした。
しかし、先の大戦の活躍ぶりから置き換えるに。
勇者はこの世界の基準で言えば、3万発の核兵器を同時に喰らっても死なない存在でした。
耐久SSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSS(解読不可)
読者にチートを超えたバグと言わしめた防御力の持ち主。
とうとう勇者の本性が明らかになりました。
宮廷魔術師ドネアは、勇者の重要性に気づいております。
勇者と絶対魔術師ヤナイが再度組めば無敵であり、王国滅亡の予言どころかすべて解決と言います。
肝心の勇者は、女魔王のスカイボッシュに監視されるのに極度に怯えて姿を消していました。
彼は、最難関ダンジョンの螺旋のモノリスの最上階に隠れていました。
まだまだ彼は見つかりそうにありませんが、もしも見つかったら?
まさに勇者や絶対魔術師ヤナイという最強キャラ相手に、伝崎がいかなる接客をするのか。
それどころか大弓士にすら勝てるのか?
そういう最大のミステリーに迫るのがダンジョンLVゼロ!の見どころの一つです。
これからのストーリーにどう影響していくのかはお楽しみに。
・これから来そうなパーティは?
マホトパーティ一行
サムライLV58。強戦士LV50。強戦士LV54。氷中魔術師LV55。
マホト
サムライで、義理人情に固そう。
紫色の大きな名刀を持っていて、めちゃくちゃ切れそう。
何より、色んなスキルを持っているのか自信があるようだった。
「あいつは、強いよ……」
と、伝崎にそう言わしめた。最初の状態では勝てないと踏んだ理由。
洞察力の高い伝崎がそう言ったわけとは何か。
このサムライの力とは?
モフン
強戦士で長髪の美少年だが、アイスソードみたいなものを持っていて切りつけるとこ切りつけるとこ凍る模様。
見た目に反して、かなり凶暴。
ドドンダ
でっかい甲羅みたいな盾を持っていて、かなり防御力が高そうである。
ちなみに強戦士なのに回復役だが、薬草を持ってきたりするのをよく忘れる。
すんの
氷魔法を使えるようだが、めっちゃ「ノー」という人。
装備品から見ても一癖も二癖もありそう。
・ただの洞窟のパラメーター
財宝額
ミラクリスタル(3000万G。強化した結果、爆上げ)
竜の卵(770万G、謎の付加価値あり)
動かなくなった機械兵(???)
所持金2055万4255G
ミラクリスタル
手をかざすと未来が断片的に見える占いができるとされています。
ただし、未来は確定したものではなく、あくまでも可能性が高いものが見えるとか見えないとか。
竜の卵
伝崎が見逃していた銀竜のものであり、後に苦労して購入しためちゃくちゃ超レアアイテムです。
もしも羽化したら、銀竜の子供が仲間に?
動かなくなった機械兵
かつて高レベル冒険者を殺しまくっていた存在です。
ただし、今は動力源を失っていて、まったく使い物にならないようですが。
・伝崎の所持品アイテムは?
黒服(魅力上昇)。セシルズナイフ。ギアス・ガントレット。風の靴。
黒い首輪(ペット用)。銀色のギルドカード。頭蓋骨の鱗三個。
簡易モンスター図鑑。モンスター大全。リョウガの呼び鈴
29個の傷薬
(30個ぐらい傷薬の素材を買った→ただし白狼にすでに一個使った)
キーアイテム
セシルズナイフ
倒した数で攻撃力が上昇する効果あり。圧倒的に攻撃力が上がってきている。
まだまだ果てしない耐久持ちの勇者を倒せないようだが、唯一可能性ありか?
ギアス・ガントレット
装備していると筋力3段階アップ、敏捷2段階アップ。全属性耐性あり。
・ただの洞窟の個性豊かな人材たち
伝崎の考え
モンスターダンジョンを作りたい。
それだけに、モンスターたちを統率したりする人材の重要性を感じている。
ただの洞窟では、人材をいかにして育てていくかがダンジョン経営の成功のカギとなっている。
小悪魔リリン
元はと言えば魔王の手下だったが、伝崎に説得されて参加中。
最初は伝崎の命を狙っていたが、心惹かれるようになり、助けになってくれるようになった。
最も信頼できる仲間の一人。
頭が回り、謀略好き。
「……デス……デス」
何やらまだまだ隠していることがあるようだが。
軍曹タロウ
最初はめちゃくちゃ弱い金髪のゾンビでしかなかった。
ちょっと賢くて、魅力が低い感じのゾンビだった。
元はただの洞窟のダンジョンマスターだったが、経営に失敗して魔王にゾンビにされる。
ところが伝崎の下で次第に頭角を現し、最高の育成対象になっていく。
軍曹のステータス(ゾンビネスLV37→38)
筋力B-
耐久CC → CC+
器用E++ → EE
敏捷DD → DD+
知力C++
魔力D+
魅力C-
槍E
罠解除 C-
最近、強くなりすぎてて、普通に一線級の戦力として活躍し始めている。
伝崎の目標は、軍曹を「ゾンビロード」に育て上げること。
そうすると、「ゾンビ化」という凶悪なスキルが手に入る。
それつまり、倒した冒険者をゾンビ化できるのである。
ゾンビロードのステータス条件は、こうである。
・ゾンビロード
ゾンビのスーパーエリートである。
レベル45で進化。
筋力C+以上必要。
知力B-以上必要。
魅力C++以上必要。
進化すると全ステータスが二段階上がる。
全ステータスの成長限界も飛躍的に向上。
人間と同じように各種訓練でステータスが向上するようになる。
取得する新スキル
「ゾンビ化」← ここ重要。
「脅威」
結構、進化の条件が厳しい。他の条件は満たせそうだが。
特に知力条件を満たすのは至難。
45レベルまでに条件を満たせなければ、他の進化形のゾンビジャーに進化して育成失敗になる。
軍曹が奇跡的にゾンビロードになった日には、ただの洞窟にゾンビがあふれるかも??
獣人キキ
古い火傷の痕がある獣人の女の子。
イースター家出身の血筋をひく獣人の子として生まれた。
マシュー・イースターとは遠い親戚にあたる。
ゆえに魔力の才能が並外れてあり、イースター家独特の白髪が頭上に1本、2本だけ生えている。
期待の星。
今はモブキャラでしかなかったはずの軍曹タロウの輝きに押され気味。
だが、その才能は本物。
本格経営編では、その成長が中心に描かれる模様。
キキのステータス(獣人LV6→10)
筋力F+ → FF
耐久E+ → E++
器用D+ → D++
敏捷C- → C+
知力C++ → CC
魔力B+ → B++
魅力D++ → DD
詠唱スキルDD → DD+
成長中。
白ゴブリン
弓士としても優秀だが、何よりも彼が持っているスキルが役立つこと多し。
栽培の神様A+
この能力のおかげで、栽培。それどころか農耕すら可能にした。
夜中に田畑を耕して、今ただの洞窟は20石(年20人分の食料)の生産力になっている。
また、薬草術Bでは白狼ヤザンの傷薬を作ることに成功した。
おかげで白狼が一命を取り留める。
白狼ヤザン
いつもいつも偵察を務めていてくれた可愛い狼。イッヌみたいな子。
マホトパーティに重傷を負わされて瀕死だったが、傷薬で一命を取り留める。
今は回復のために寝こみ中。
・ただの洞窟の部隊情報。
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第一軽槍歩兵団(部下平均19LV)
指揮官、金髪軍曹タロウ(星潜竜の長槍、ゲイボルグの赤い槍、崖赤の大盾、黒騎士のフルアーマー)
7匹のゾンビ。装備(白竜鉄の槍、白竜鉄の鎧、白竜鉄の盾)
軍曹の指揮により白き長槍が同時に突き出され、一糸乱れぬ動きで破壊的な白い攻撃を吐き出す。
訓練度は100。
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第二骸骨槍兵団(平均20LV)
指揮官、リリン。
10匹のスケルトン。装備(白竜鉄の槍、白竜鉄の盾)
リリンが指示を出すと狙った場所に白き長槍を誰も出遅れずに自らの骨を飛ばすように突き出す。
訓練度は100になった。
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第三白弓兵団(平均18LV)
指揮官、白ゴブリン。
10匹のゾンビ。装備(白竜鉄の弓、白竜鉄の矢)
白ゴブリンが指示を出すと、ゾンビたちは狙った一点に白く輝く円を作るように矢を当てる。
訓練度は100になった。
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第四魔法師団(平均1LV)
指揮官、キキ(ノモンの黒魔術書、クテカ山の竜の赤布)
3匹のゴーレム。装備(無し。ゴーレムはサイズに合ったものがなく、装備不能らしい)
キキが指示を出しても、ゴーレムたちはゆっくりと白い息を吐き出すばかりだった。
一匹が遅れて地面を殴って見せた。周りのモンスターが浮いた。
訓練度は2。ちょっと戦闘に参加して上がった。
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☆ 作者の当面の目標
緊急事態宣言が終わる日(5月6日)まで、一緒に読者と楽しく作品を通してマラソンすること。
(もちろん、それ以後も書きます)
忙しい日々の中で、ある日道端にペンを落としてしまったんですよね。
その失くしていたペンを、また拾い上げることができました。
そのペンとは、書く意味のことです。
勇者が悪い。
自粛は大変なものって考えられているけど、みんな楽しみながら過ごせる方法があるんじゃないかなと。
世界が混沌としてるのに、のほほんと考えてました。
自分は超インドア派なんで自粛せずとも、生まれてこの方無限に自粛中。
でも、他の人はそうでもないみたいなので。
「そうだ、書けばいい」
逆転の発想ですよね。
この作品をお守り代わりに外に出る時間が減って、皆さまが感染しませんように。