軍曹の様子が!
「軍曹! ホント、まじでナイスすぎる!」
伝崎がはちきれんばかりの喜びを現すように、両手を広げて近づいていく。
軍曹が両手を突き上げながら、嬉しそうに近づいてきた。
ふたりの距離が縮まると、手持ちの武器を捨てて、両手と両手で握手して、輪を作りながら喜び始めた。
被害はゼロだった。
ただの洞窟を見渡すと盾の上に無数の赤い槍が刺さってこそいたが、誰一人として死んではいなかったし、傷ついていなかった。
何本かの槍をゾンビやスケルトンが鈍い動きで、引き抜いたりしている。
時間が経つと、分身した槍はしゅーという蒸気を放ちながら消えていった。
地中魔術師だけは逃げたようだが、あとの三人は倒すことができていた。
中身のない装備品だけが、ただの洞窟の中央に積み上げられるように置いてあった。
「伝崎様のおかげでございますぅ」
軍曹はむせび泣きそうになりながら、頭をさげて伝崎に感謝を現している。
伝崎は軍曹の肩を叩いて。
「いやいや、お前の純粋な活躍だよ!」
軍曹は強くなっていく。
そのアウラが一瞬だけきらりと光り輝いて、完全に冒険者が最後のひとりまで息絶えたことがわかった。
経験値が軍曹に吸収されて、レベルが上がったのだ。
ゾンビネスLV35→37
筋力CC+ → B-
耐久C+ → CC
器用E+ → E++
敏捷D+ → DD
知力C+ → C++
魔力D → D+
魅力DD+ → C-
槍E- → E
軍曹はどんどんと強くなっていく。
圧倒的なステータス向上がもたらされていた。
単純にレベルが2上がったことによるステータス向上だけではなく、黒騎士という強敵のとどめを刺したことにより、そのステータスが反映されたのだ。
伝崎はそのステータスを見てから手を叩いて。
「いやぁーまじで嬉しいな。超、強くなってるじゃないか。軍曹!」
もはや、ゾンビのステータスではなかった。
軍曹がその進化形のゾンビネスだとしても、説明のつかないステータスになっていた。
ジャイアントキリングの効果高すぎだろ、と伝崎は思った。
強い敵を倒せば倒すほどに、そのステータスと経験値を吸収して、レベルが上がり、強くなっていくのだ。
軍曹は片手を頭頂部において何か思うところがあるのか話し始める。
「しかしぃ、こんな感覚は初めてでしてぇ、もしかしたら行けるのではないかと思いましたぁ」
軍曹は自分の言葉を使うようになっていた。
今まで本当にゾンビらしくて、壊れたテープレコーダーのように不完全な言葉を繰り返していただけなのに。
今の今において、軍曹は自分の言葉で話しているのが手に取るように分かった。
伝崎はにぃーと片頬をあげて軍曹の背中を叩いて、片腕を回すようにして、「すげぇ活躍で、なんつーか、憎いぐらいだわ。このこの」と冗談交じりに頬を小突いて見せた。
軍曹は「そんなぁ」と照れくさそうに頬をかいているのである。
その様子を後ろから見ていた小悪魔のリリン。
表情は、ぴくぴくとひきつっていた。
リリンはすこし怖くなった。
(こんなゾンビ、見たことないデス……)
魔界からやってきただけに、いろんなアンデット系モンスターを見ているが、そのほとんどがまともな知能を有してはいない。
その中でもゾンビは、最下級。
そのゾンビが進化して、さらにアンデット系モンスターを狩りまくれる黒騎士を倒してしまったという衝撃もさることながら。
軍曹は自我が芽生えている。
それ自体がありえないことだった。
そして、賢く、強くなっていく。
リリンは、その果てにどうなるのかをそっと目を閉じて想像してみる。
軍曹がもしも今の自分の境遇について理解するようになってしまったら。
「ぐ……ぐぅう」
突然、軍曹が両手で頭を抱えて、崩れるように片膝をついた。
伝崎は肩と手を貸しながら顔をのぞきこんで言う。
「軍曹、どうした?」
軍曹は片目を閉じて、ぱちぱちと目をしばたたかせる。
「なにか……なにかを」
「何かってなんだ?」
「何かが……」
軍曹はさらに両目を閉じると、頭の奥底から何かがあふれてきそうになっているように見える。
決して、それはゾンビ汁ではないだろう。
それとは違う、何かが頭からあふれてきて、それが口をついて出そうになっているように見える。
リリンはそれを見て、思うのだ。
ただ、こう思うのだ。
軍曹が成長していった、その果てに。
――自分の城を欲しくならないデスか?
いつもいつも杞憂に終わる場面。
そのはずだったが。
その場面のはずだったが。
軍曹が突然、背筋を正すと叫ぶ。
「ぽぉおあああああ」
目を見開いて、両手を天井に向かって掲げながら続ける。
「思い出しましたぁあああ」
伝崎は目を白黒させながら、両腕を広げて聞く。
「おいおい、どうした?? 何を思い出したんだ?」
「思い出したのですぅうう」
軍曹はまるでメイド喫茶のメイド店員のような妙に語尾が下がる感じで声を出す。
伝崎は、戸惑いながらも聞く。
「日本にいた頃の記憶か?」
「スキルですぅう」
「なんだとっ?!」
伝崎が洞察スキルを発動すると、軍曹のステータスにスキルが追加されていた。
罠解除C-
伝崎はドアップでそのステータスをまじまじともう一度見た。
『罠解除C-』
「えっ? いや、なんでそんなスキルを……お前まさか!」
伝崎がとっさに振り返って、リリンの方をにらみつけると。
リリンが人差し指を立てて説明を始める。
「実は軍曹殿は生前ダンジョンマスターだったとき、このただの洞窟を罠一択のダンジョンにしようとしていたのデース」
「ウソだろっ!!」
伝崎は悶絶するように体を前に折り曲げる。
くずおれるようにして、腹を抱えて、うめく。
「ウソだと……いってくれ……!」
めまいがするほどの衝撃だった。
ひどく、ひどく、めまいがするほどの。
伝崎がそれほど驚いたのには理由がある。
このダンジョンはすごくシンプルな一本道であり、罠を設置するポイントはたったひとつしかない。
つまり、この一本道に罠を設置するしかない。
大事なことなので当たり前のことを繰り返すが、この一本道しかないのである。
ということは、この一本道の罠を一発解除されれば終わり。
即、攻略されてしまうのである。
まったく勝ち目のない罠ダンジョン。
ぱっと見たら、誰でもわかる。
絶対に、このダンジョンは失敗すると。
軍曹はゾンビになる前のダンジョンマスターだった頃に、そんなむちゃくちゃなダンジョンを作ろうとしていたのだ。
その衝撃が伝崎の脳髄を貫き、悶絶し、言葉を失わせ、のたうち回らせた。
軍曹は平然とした顔で直立している。
それこそ、そんなことは無かったといわんばかりに。
伝崎は地面に手をついて呼吸を荒げながら、立ち直る。
「待て待て。ダンジョンマスターだったときの話をちょっと聞かせてくれよ」
「思い出せませんぇええん」
思い出したくもない過去なのだろう。
伝崎は、クっという言葉を漏らした。
それから、ククク、と言って、次第に止まらなくなった。
「ククク、はっはっはははは。面白れぇ。そのスキル、いいじゃないか!」
突然、大げさに笑い出した伝崎にダンジョンの視線が集まった。
リリンは目をまるまるとしていたし、獣人のキキは恐る恐るゴーレムの陰に隠れて伝崎を見ていた。
何よりも軍曹は尊敬のまなざしで、その命令を待っているかのようだった。
「そのスキルの使い道……」
どう考えても伝崎の目指すダンジョンからして、使い物にならないスキルのはずだった。
モンスターダンジョンを目指しているわけで、罠関連のスキルは無意味。
とんだゴミスキルを軍曹は思い出したわけだ。
だが、ダンジョンマスターというものは、いかにしてモンスターや罠を生かすのか。
いわゆる経営の本質と同じで人材を使いこなす必要がある。
伝崎はあごに手を当てて。
「なるほど……」
知力A++
伝崎の冴えわたる頭脳が導き出した答えは。
「……思いつかん!」
全員がずっこけた。
ドテェエエエエっという音が聞こえてきそうなぐらいに。
肩の上の妖精のオッサンがツッコミを入れてくる。
「期待させんなよおおおおお」
「思いつかんもんは、思いつかん」
伝崎は、のっぺりとした表情になりながら、肩が外れてるんじゃないかというぐらいに腕をぶら下げて続ける。
「まぁでも、なんかあるんじゃないか。なんかな」
妖精のオッサンは伝崎の垂れそうな頬を引っ張りながら言う。
「そのなんかを考えるのがお前さんの役割だろぉお」
「これだっ」
伝崎は両腕を広げて、ダンジョンの天井を仰いだ。
まるで何かすでに思いついているかのように。
だが、特に何も、何も続きの言葉はなかった。
「思いついてねぇだろぉお」
妖精のオッサンは追撃するかのようなツッコミを入れた。
伝崎は軍曹から背を向けると、人差し指をこめかみに当てながら真顔になって考え込む。
(まぁ、あるっちゃあるけど)
伝崎の中に確かにアイディアはあった。
あるにはあったが、発想を逆転させなければ使い道と呼べるものにはならなかった。
ある意味で『禁じ手』とも言えるような使い方だ。
いつかそれが必要になる可能性を感じていた。
伝崎は、ぼそりと独り言をつぶやく。
「あいつが掛かるのか掛からないのかって話だな」
わざと主語を抜くような含みを持った話し方だった。
それに当てはまる言葉は話の繋がりからいって「罠」だった。
いったい誰が罠に掛かるのかという話なのだが。
「へっ?」
妖精のオッサンには皆目見当もつかなかった。
第一、ここには罠はないのだから。
伝崎の目だけが、この洞窟の中ではっきりと浮かび上がる。
どこまでも冷たく水晶のように澄んでいるのに、しっかり芯が通っている。
そこには意志があった。明確な。
伝崎の目は死んでいなかった。
「いやぁー最高だな」
伝崎は腰に両手をあてながら、倒した冒険者たちの装備を見ていた。
ユニークアイテムを差し引いても、平均で200万G以上の値段になる代物ばかりだった。
その中でも特に目を引いたのは、黒騎士が落としたゲイボルグのような赤い槍だった。
「これはやばかった……ぐんって分散して襲い掛かってきたからな」
伝崎はしげしげと眺める。
その全長3メートル近くはあるであろうゲイボルグの槍を眺めながら、以前よりも半端なく強くなった筋力で軽々と持ち上げて。
「待てよ。なぁ、軍曹。お前、これ装備したらどうなるんだ?」
伝崎はさらに黒騎士のフルアーマーをもう一方の手に持ち上げながら。
「これもつけてみろよ」
「わかりましたぁ」
軍曹が不器用そうに崖赤の大盾を置いて、今までの鎧を脱いでから、黒騎士のフルアーマーをかぶり込んで、にきょきっと可愛げに顔を出した。
試しに伝崎が拳を作ってその黒騎士のフルアーマーを叩いてみると、キンっと拳が弾かれるのだ。
「っいてぇ」
側のゾンビから借りた白竜鉄の槍で叩いても、キンっと弾かれるところを見ると、白竜鉄装備の鎧よりも明らかに防御力が高いことだけはわかった。
これで軍曹だけが他の兵士よりも防御力が高くなった。
突き抜けて、というわけではないだろうが、それ相応に高くなったのだ。
死ぬ確率が下がるに違いなかった。
さらに軍曹はゲイボルグの赤い槍と星潜竜の槍を二刀流のごとく持って見せた。
「お、おぁあ」
軍曹がふらふらと持ち上げて、なんとか使いこなそうとしているが、こけてしまいそうである。
一歩、二歩、とそのまま耐えきれずにこけるように見えたが。
だが。
以前よりも増した筋力で、「ふんっ」と気合で踏みとどまって、その二つの槍を持ち上げて見せた。
「いいね。試しに投げて見ろよ」
伝崎が指差したのは、ただの洞窟の魔王の間に繋がる通路だった。
軍曹がそこに向かって助走するように、一足、二足と駆けていって、ゲイボルグの赤い槍をその方角に投げると一瞬紅く光って、数十本の槍に拡散するとガガガガガという激しい音を立てて突き刺さっていた。
一際目立つゲイボルグの赤い槍が光りながら、地面の真ん中に突き立っていた。
「これはやばいですぅ」
軍曹はもじもじしながら、それを見つめて言った。
伝崎もニッコリして真似するかのように言う。
「やばいな」
軍曹はゲイボルグの赤い槍を真ん中から引き抜くと、それを背中に差して、いざというときに使う必殺技のようにしまった。
そして、崖赤の大盾を片手に持ち、星潜竜の長槍を持って、黒騎士のフルアーマーで全身を覆っている。
軍曹が圧倒的に強くなっていく。
もはや、黒騎士軍曹になっていた。
ゾンビがゾンビではない何かに進化して、ゾンビネスという概念すら超えて、圧倒的に強くなっていく
かっはははははと伝崎は大笑いしながら、軍曹に駆け寄って「最高だな!」とまた言っている。
あまりにも楽しそうな光景だったが。
小悪魔リリンだけがそれを不安そうに後ろから眺めていた。
何かの練習をするみたいに二本の指を立てて、手を前に突き出したりしながら。
「……デス……デス」
まるで呪文を繰り返すかのように。
「うっひょーーー」
ただの洞窟の入り口の前、森の中で小さな金貨の山がもりもりとできていた。
今日の売上は624万Gだった。
武器防具を買い取ってくれた商人が荷馬車に乗って立ち去っていく。
「ホント、うっひょーーーだからな!」
伝崎はさんさんと輝く金貨一つ一つを嬉しそうに数え直しながら拾い上げる。
妖精のオッサンが肩の上で、嬉しそうに金貨にほおずりしながら同じく笑顔になって言う。
「おいさんも、うれしいぞぉお。成果が上がり始めたなぁぁ」
辺りを見渡すと、そろそろ夕方になってきていた。
今日、ただの洞窟にやってきたパーティの数は4パーティである。
そのうちの3パーティを倒しただけで、この額である。
明らかに冒険者たちの質が上がっていた。
レベルも急激に上がったが、落とす武器防具の質も上がっていたのである。
その中で使えそうな装備を軍曹に与えてもなお、これだけの武器防具の売上があった。
以前は1パーティ平均40万Gの売上だった。
しかし、今や平均200万G以上の売上になってきていた。
伝崎が調べた限りで。
初級パーティの平均的な装備総額は8万G前後。
中堅パーティの平均的な装備総額は60万G前後。
上級パーティの平均的な装備総額は400万G前後。
ここから考えたとしても、中上級パーティが来ていることは確かだ。
上級パーティの手前の水準のパーティが来ているのだろう。
確かに客数は減ったが、あまりにも客単体の質が高くて、売上は増えていくのが目に見えていた。
所持金は1431万4255G→2055万4255Gに増えた。
たった一日でだ。
「このまま金が増えるってことは、財宝額も増えるってことだから、まじでやべぇよ」
伝崎がほくほくした表情でそう話すと、妖精のオッサンが肩をぽんぽんと叩いて。
「すごい順調に軌道に乗り始めたなぁあ」
「ああ、間違いない。あと、明日来るサムライパーティ。あいつらを倒せば、このまま突き抜けていけると思うぜ」
危険な橋を渡っているのはわかっている。
それでも、絶好調なのは確かなのだ。
財宝額をどんどんと引き上げて、来るパーティが一気に強くなった。
その結果としてリスクも増えてきたが、それ以上に武器防具が高くなって売上もどんどんと上がっていく。
今、のるかそるかの賭けに勝てれば。
勝ちさえすれば。
伝崎の中に確かに手ごたえのようなものが広がっていた。
広がっていく中で、ふっと急に寒気がして。
ぶるぶると背中を震わせてから、伝崎は思い出したように背中をさする。
そうだ。まだ課題はあった。
炎の魔術師が来た時に獣人のキキをかばって、背中を焼かれたのだ。
レベルアップで確かに背中の火傷は治ったけれど、その痛みというのは記憶に残っている。
鮮明に。
まだ、本当の意味で人材育成が成功したわけじゃない。
これからなのだ。
あの背中が焼け尽していく最中に浮かんだアイディアが正しければ。
それを実行に移すしかない。
「さーて、これからアクセル全開だぜ!」
伝崎はやけに通る声でそう言った。
森の向こう側に見える夕焼けを眺めながら、背伸びするかのように両腕を頭上に伸ばした。
その先には王都があった。
そこから、どんどんと冒険者がやってくる。
伝崎は頭の上にぴこんと閃いたように電球をきらめかせながら、ふと思いつきで話す。
「改めて思うんだけどさ。この世界には魔王がいるわけだろ?」
「ああ、いるなぁあ。おいさんがなんとかしないと」
伝崎は、とっさに妖精のオッサンの口を片手でふさいで、それ以上話したらだめだろと目配せしてから、自分の話を続ける。
「魔王がいるなら勇者もいるよな。なぁ、そいつってどんなやつなんだろうな?」
「さぁなぁあ」
妖精のオッサンは伝崎の片手を小さい両手で押し上げながら首を振った。
背後のただの洞窟の入り口から、うへへへへへへへええ、という不気味な笑い声が小さく反響するかのように漏れ聞こえてくる。
それは女魔王の笑い声に違いなかった。
なんというか絶望的に気持ち悪い笑い声で、改めて背筋が最高に寒くなる。
ここに確かに魔王がいるわけで。
伝崎は今さら気づいたように手をぽんと叩いて。
「勇者、そいつがダンジョン攻略に来る最終ボスじゃねーか!」
伝崎は紅く光るセシルズナイフを夕空に掲げながら、その空の向こう側にまだ見ぬ敵を想像していた。
絶対魔術師ヤナイよりも、強戦士ストロガノフ・ハインツよりも強いやつがいるとしたら、勇者に間違いなく。
そして、そんなやつが今のダンジョンに来たら。
――どんなやつなんだろう?
まだまだ、ダンジョンを強くしていかなくては。
――人材を育てて。
きっとこのまま成長していけば勝てる。
勝てるようになると伝崎は根拠もなく確信していたが。
現在の王国歴は、198年3月6日。
女魔王の言いつけによって、5月5日までにDランクダンジョンにできなければ、伝崎はゾンビ化される。
ただの洞窟のギルド新聞の評価は、いまだに-Fだった。
(難易度のレベル評価で言うと、ゼロだった。最弱ダンジョンとして、初級冒険者のたまり場レベルに指定されているのである)
ギルド新聞はズケの賄賂によって裏で操作されており、評価がおそろしいくらいに低かった。
そして、それはまったく変わっていなかったのである。
もし、このまま上がらないとするならば。
伝崎のゾンビ化まで、あと59日。




