猫と鶴紗
昨日、ネコ科の姿のヒュージとの戦闘で負傷した。
といっても、別にそこまでひどいという訳ではない。
大きな爪で引っ掻かれたところは傷跡も含めて全て消えた。負傷というよりかは、倒された後、ヒュージが爆散したときに近くにいたので、ヒュージのマギを浴びてしまった事だ。結構特殊な個体だったらしく、当分は体調やマギの状態、負のマギの溜まり具合諸々含めて経過観察をすることになった。
……と言っても、帰ってきてからも体調に変化はなく、マギの乱れも負のマギも感じられず、攻撃を受けた箇所もこれといった変化はないから、
至って健康そのものだった。
仲間にも、特に鶴紗[たづさ]には心配されたが、先ほどのの通り何も問題はないし心配するなと伝えた。
もしかしたら、シルトになって私の行動がより間近に見えるようになって、元から心配性だったのが余計にさせてしまったのかもしれないナ。
そんなことを考えながら、今日も授業や訓練をコッソリ抜け出し、いつもの大きな木の下で寝ていたんだ
ケド………
梅[まい](ふわぁ~~良く寝たゾ。流石に戻るとするカ、鶴紗も心配…いや、いつものことだから呆れてるかもナ。う~ん、でも夢結の説教は聞きたくないし………鶴紗を捕まえてそのまま寮室に戻ってサボり通すカ。)
猫:ミャ~~ォ ペロペロ
梅(おっ、どうしたんだ?アハハッ!くすぐったいゾ。……ってあれ?声がうまく出せないような……
それに、猫を見る時、こんな見上げるように見てたっけカ?)
不思議に思いつつ体を起こそうと思うと、
梅(おかしいな、うまく起き上がれない……)
何故か体が思うように動かない。
思わず自分の手を見てみるとそれは……
猫の手であった!
梅(な、なんだこりゃ!?)「ニ、ニャッ!?」
梅の姿は緑色の毛で両耳にいつもの黄色の髪留めをつけた猫になっていた。
梅(まさか、あのヒュージの仕業なのか?
助けも呼べないし、そもそもどうやって元に戻るのかさえ分からないのに……)
猫の状態なので当然言葉を話すこともできないためこのことを誰かに伝えることはまず不可能である。
困った、流石に打つ手がなにもない。そう思いつつ何かないかと思考を巡らせていると、幸運にも梅に一筋の希望の光が見えた。……と言うより現れた。
ソラ「梅先輩どこに行ったんだ?いつもならここで寝っ転がってるはずなんだけど…」
梅(ソラ!いいタイミングで会えたゾ、ソラの能力ならこの状態もなんとかできるはずダ!)
「ニ、ニャー!ニャー!」
鳴きながらピョンピョン飛び跳ねてなんとかこちらを気づかせようとする。
ソラ「ん、猫?どうしたんだろ。」
ソラは緑色の猫に近づいてしゃがんで目線を猫の高さに合わせる。
ソラ「どうしたの?お腹でも空いてる?」
梅(ソラ!私だ、梅だ!気づいてくれ!)
「ニャ!ニャオニャ!ニャーー!!」
ソラ「……どうやらそうじゃないっぽいな。ねぇ、あんたみたいな緑色で、黄色の髪飾りを付けてて、私と同じ服を着たお姉さん知らない?」
梅(今目の前にいるゾ!ここにいるゾ!)
「ニャオニャオ!ニャーニャー!」
だがそんな心の声も、この姿ではすべて鳴き声に変換されてしまう。
ソラ「う~ん知らないか……ごめんね、こんなこと聞いちゃって。」
そう言って謝罪するかのように頭を撫でる。
梅(あっ待って、まだ行かないでくれ……)
どうにかしてソラを呼び止めようとしたそのとき、
ソラの後ろに見慣れた人影が見えた。
金髪のポニーテールで赤い瞳をもった自身のシルト、
鶴紗「ソラ、こんなところで何やってるんだ。」
ソラ「今この猫に梅先輩を見てないかって聞いていたんだよ。」
といい梅を持ち上げて鶴紗に見せる。
梅(鶴紗!)「ニャッ!」
鶴紗「猫……《キラキラキラ》 あっ!」‘ブンブン’
一瞬猫と聞いて興奮し目を輝かせたが、今はそんな場合じゃないと首を横に振る。
鶴紗「その猫、今まで見たことないやつだ。きっと今日はじめてここに来たんじゃないか?」
ソラ「いつ来たかはわからないけど、すれ違ってる可能性は低そうだね。」
梅(だから、ここにいるゾ!)
「ニャッ、ニャニャー!」
ソラ「こっちが質問すると、いつもこんな感じなんだよね。私もしかしてこの子に嫌われてるのかな……」
梅(うぅ…鶴紗、助けてくれよ……)
「ニュゥ…ニャゥ………」
梅は目をウルウルさせ鶴紗に助けを求める。
鶴紗(か…かわいい……!《キラキラ》)
余りにも可愛すぎる行動は、鶴紗のスイッチを入れてしまい逆効果だったようだ。
ソラ(鶴紗、完全に手がモフる態勢になってるよ…)
このままではラチが明かないと思い、ソラはある行動を考え付いた。
ソラ「鶴紗、この猫預かっといて。」
鶴紗「えっ?あっ!ちょ、」梅(うわぁ!)
ソラ「私よりも、貴女が近くの方が猫にとっても貴女にとっても都合がいいでしょ。それじゃあ、私はもっと遠くを探しに行くから。」
梅(あっ!ちょ、ちょっと待て!)
「ニャ!ニ、ニャオ!」
梅の静止が届くはずもなく、ソラはそのまま走り去ってしまった。
鶴紗「アイツ……(怒)」
――――――――――――――――――――――――
ソラ「ふぅ~~~………」
『計画通り!』
(梅先輩の助けの声?もちろん聞こえてたさ、だからこそだよ!私は梅先輩と鶴紗のカップリング
(たづまい)が大大大好きなんだよ!可愛がってた動物が実は自分のお姉様だなんてシチュエーションだよ最高じゃねえか!考えてくれた主(作者)ホントにありがとう!後もっと作れ!)
ソラ(けれど一人でやりくりするのは私の能力でも流石にしんどい。だから協力者を作ろうと思う。)
二水「え~っとソラさん、どうしたんですか?」
ソラ(これ関係の最高の友である二水に協力を仰ごうと呼んだのだ。)
二水「さっきから満天の笑みをこぼしてますけど…」
ソラ「あぁうん、ごめんね。じゃあまず聞きたいんだけど、二水さん百合とかリリィ同士のイチャコラ大好きだよね。」
二水「はい!そう言うということは、何か情報をお持ちなのですか!!」
ソラ「今梅先輩が行方不明になってることは知ってるよね。」
二水「え、えぇ、今も見つかってないんですよね。」
ソラ「実はもう見つかってるんだよね~。ちょこっと姿は違うけど。」
二水「本当ですか!でも、先程の情報とどういう関係が…?」
ソラ「今、鶴紗に預けてる緑毛の猫がいるんだけど、それが梅先輩なのよ。勿論、鶴紗にはそのこと伝えてないんだけどね。」
二水「……!」
ソラ「愛でている猫が実は自分のお姉様だった。
な~んて………」
二水「最高じゃないですか!紅巴さんにも伝えてきます。ありがとうございますぅ!!」《キラキラ》
ソラ「二水さん鼻血、鼻血。」
鼻血を流すほど興奮しているようだ。やっぱり共感してくれると思ったよ二水さん!
ソラ「一応、梅先輩が猫の状態でいるってことは、鶴紗以外の仲間の皆に伝えてきて、その上で鶴紗には言わないでってことも。後新聞には載せないでね。」
二水「はい!わかりました!」
――――――――――――――――――――――――
鶴紗&梅said
ソラはもう見えなくなってしまった。この猫の世話をするのは大いに歓迎するが、なんだか面倒ごとを押し付けられた気分だ。
鶴紗(で、でも、この子初対面の私に対して全く警戒していないし、なんならあいつに渡されてからずっと抱き続けてるのに一度も引っ掻いてこない!これならモフってもいいよな……落ち着け、驚かせないように…慌てずゆっくり優しく……)
そしてこちらも同様ソラが見えなくなってしまい、現状唯一の頼みの綱がいなくなってしまった。
梅(う~ん……これからどうするカ……ひゃっ!?)
「……ニャッ!?」
ふと背中が撫でられ、驚き声をあげてしまった。
鶴紗の方を見ると、嫌だったのだろうかと思い手を放してしまっている。
梅(そっカ、鶴紗にとっては猫にしか見えてないもんナ。それに、ここまでなついてくれる猫なんて初めてだろうからナ。ならせっかくだし……)
梅は離れた手を一舐めし、その後鶴紗の胸に頭をもたれて頬ずりする。
梅(お前、恥ずかしがり屋だからいつも全然甘えてこないだロ。今日は思う存分甘えていいゾ。)
「ニャ~~オ。」
しかしここまで可愛いことをしてしまうと、猫超大好きの鶴紗は……
鶴紗(ン゛ン゛ン゛ッーー~~~!!!
か゛わ゛い゛い゛ーー~~♡♡)
心の中で悶え叫んでいた。
鶴紗「もう…いいよな……我慢しないで、思いっきりやっていいかにゃ…?…♡♡」
梅(ヤバい…少しやりすぎたカ……?)
その後、梅は鶴紗のモフモフや吸いによる激しい愛撫を受けた――――――――――
―――――――――――――――――――――――
3分後―――
鶴紗「やりすぎた……よな。」
鶴紗の攻めに疲れ果てて、梅は地面にぐでんと横たわっている。
梅(ね…猫ってああいうことされるとこんな感覚なんだナ……////……元に戻ったら、鶴紗におかえししないとナ…♡) グゥゥゥ~~
お昼も近いこともあってお腹が減ってきたようだ。
梅(鶴紗~何かないカ~?)「ナ~~」
鶴紗「さっきお腹が鳴ってたし、ご飯が欲しいのか?……そうだ!アイツからもらったいいものがあったんだ!」
すると鶴紗はポケットの中をガサゴソと探り出し、
猫缶と一本のスティック状の袋を取り出した。
鶴紗は手慣れた手つきで猫缶を開けて目の前に差し出した。
鶴紗「はい、ふちで切らないように気を付けてね。」
梅(おおぉ~~《キラキラ》)
人として見た時よりも猫として見る猫缶は数段とおいしく見える。食べてみると、、、
梅(ん~~♪前に試しに鶴紗と猫缶を食べた時よりも美味しいゾ。)
そのまま全て平らげると、鶴紗はもう一つのスティック状のモノの封を開ける。
鶴紗(これ確か《チャ○○ュール》だったよな。ソラの世界で人気の猫のおやつって言ってたけど……)
と思いながら視線を猫の方に向けると、
梅〈キラキラキラ〉
緑毛の猫は先ほど以上に目を輝かせ、ヨダレを垂らしながらチャ○○ュールを凝視していた。
梅(なんだ、この感覚……頭があれが食べたいって、勝手に体が前に……もう…我慢できないゾ……!)
「…フゥー……フゥー……ニャーー!!」
鶴紗「うわっ!?」ドテン!
チャ○○ュールに向かって、残像を残すほどの速度で突っ込まれてしまい、たまらず押し倒れてしまった。
猫はそのまま左手に持っていたチャ○○ュールにまっしぐら。そのままの勢いで食べつくし、あっという間に完食してしまった。
鶴紗「はや!?そんなに効果あるのか…いや、ここまでガッつかれると、何か怪しいものでも入ってるんじゃないよな……」
食べ終わった猫は依然として物欲しそうにこちらを見つめている。おそらく、まだ食べたりないのであろう
鶴紗「こんなに欲しがるなんて……
道理でアイツが五本も渡してきたわけだ。」
梅「にゃ~~……《キラキラ》」
鶴紗(はうぅ……かわいい…♡♡)
新しいチャ○○ュールを出してもらい、嬉しそうに食べる緑毛の猫。
鶴紗はその間、ゆっくり優しくめでまくった。
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鶴紗side
その後、猫はお腹いっぱいになったのか眠そうにあくびをたてた。私は梅様がいつも寝ている木の下まで行き、木にもたれながら、膝の上で猫を寝かせていた。
穏やかな時間がゆっくり流れているような感覚で、もっとこれを味わっていたい、と思っていた。でも……
鶴紗(まだアイツが帰ってきてないってことは、まだ梅様は見つかっていない…私も、そろそろ動かないと。)
猫を起こさないように動かそうとしたが、あいにく持ち上げた瞬間に目を覚まさせてしまった。
猫「ン…ニュゥ…?」
鶴紗「ごめんね。これから、ある人を探しに行かないといけないんだ。それじゃあ…」
猫「…!ニャ、ニャ!ニャ!」
私がそう言うと、ハッとした顔して何かを呼び掛けてきた。体を持って持ち上げた状態で話しかけていたため、猫が前足をパタパタさせながら呼び掛ける姿がとても可愛い。
鶴紗「でも、これ以上ここにいるのは……」
と言うと、何故か首を横に振った。遊びたいわけじゃないのか?
鶴紗「…もしかして、一緒についていきたいのか?」
と問いかけると、今度は嬉しそうに首を縦に振った。
鶴紗「……わかった。その代わり、必ず傍にいるんだぞ。」
これに、猫は「わかった」というように縦に振った。
――――――――――――――――――――――――
その後、校内校外を捜索し、他のリリィや仲間にも、梅様の事について聞いて回った。
しかし結果は何もなし。それどころか、先に探しに出かけたソラまでもが、消息がわからなくなってしまっていた。付近一帯を捜索しつくした時には、既に空が橙色に染まっていた。
――砂浜海岸――
鶴紗「結局、見つからず終いか。」
猫「…にゃ~~ぉ……」
私たちは学校の南近くにある砂浜で座り込み、遥か向こうの水平線を眺めていた。
ふと、先日の出来事が頭に浮かんだ。私がたった一人で、※ゲヘナの施設に乗り込みに行ってしまった時、
みんなも…梅様もこんな気持ちだったのかな……
両膝を抱えて、そこに頭をうずめる。
悲しい、寂しい、悔しい……色々な感情が混ざり合い、瞳から何かが零れていくのと同時に、頭に柔らかい物がポンッとおかれ、そっと撫でられた。
顔あげると膝に登り目の前に来ていた猫はバランスを崩し、膝の上から落ちそうになり、寸前のところで私が受け止め、顔の前にもってきた。
鶴紗「こんなところに登って、器用だな…全く……」
猫「ニャウ…ニャウ…」
猫は笑顔で、そのままま前足で優しく頭を撫で始めた。
鶴紗「全く…誰に似たんだか……」
その毛の色、その黄色の耳飾り、その妙に器用なところ、その優しい笑顔、私を救ってくれたあの人を想起させる。
鶴紗「……ありがとう…本当に、ありがとう…」
そう言い、猫の額に口付けをする。
すると突然、に猫の体が光り始めた!
鶴紗「えっ?うわっ!?まぶし……
――――――――――――――――――――――――
お腹の上に何かが乗っかられ押し倒されて、何かと思い、光も収束してきたのでゆっくり目を開けると……
梅「ふぅ…ようやく戻れたゾ。」
鶴紗「ま、梅様!?どうして!?」
そこには、探していた大切な姉がいたのだ!
梅「なんだ鶴紗、まだ気づかないのカ?」
鶴紗「ま、まさか…さっきの猫って……」
梅「おう!梅だゾ!」
あの猫が梅様だと思って、今までの行動を思い出すだけで恥ずかしい///
梅「いや~鶴紗に撫でられたい吸われたり……」
鶴紗「う、うるさい!!!////そのことはもう二度と言わないでください!!!////」
赤面する私を見て、「アハハッ!」と笑う梅様。
ただでさえ思い出したくないとこだったのに……
鶴紗:ポロ…ポロ、ポロ……
(こっちは…本当に心配で……必死に探してたっていうのに……)
梅「…どうしたんダ?」鶴紗:ガバッ!
「うわぁ!?」ドサッ、
さっきの仕返し、私は起き上がって、梅様を逆に押し倒し、そのまま頭を梅様の胸にうずめる。
鶴紗「シルトを寂しくさせた罰です。私が満足するまで、このままですよ。」
梅「フフッ…ああいいゾ、いくらでもやってやる。」
梅様はわたしを優しく抱きしめてくれる。それが、私にとってとっても暖かい。
鶴紗「……頭も…撫でで…」
梅「ああ、いいゾ。」
鶴紗「…ずっと…傍に…」
梅「ああ、鶴紗は梅が絶対に一人にさせない。必ずナ。」
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ソラside
二水「くぅぅぅ!尊い!余りにも尊すぎますぅ!!」
ソラ「どうどう二水さん、ほら鼻血鼻血。」
二水「猫化解除の二つ目の方法『思い人からの口付け』による解除とこの展開!今あの空間は、尊き百合の神域なのですぅ!!」
ソラ「そうだね~。二人が幸せに終われて本当に良かった。………ッ!!?」
二水「?どうかしましたかソラさん。」
ソラ「いや、ちょっとだけ未来を見てね。どうやら明日は鬼ごっこの日になりそうだな~。」
二水「??」
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夜・寮室
梅「そうだ鶴紗、ソラはなんで梅と最初に会った時に気づかなかったんだろうな?」
鶴紗「あ、そうですね。でもなんで…」
(……いやまさか、こうなることを予測してたんじゃ……アイツ……(怒))「…フ、フフ…フフハハハッ!」
梅「た、鶴紗…?どうしたんだ、顔が怖いゾ…。」
鶴紗「ハハッ、何でもないですよ。ただ、ソラにどうお灸をすえてやろうか考えてるだけです。」
彼女の顔と目、笑っているように見えるが、冗談じゃないくらいの怒りを感じられた。
梅(あ~…終わったな、ソラ。)
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翌日 百合ヶ丘女学院 校内庭
昨日の一件を終え、三人の少女がパラソル下のテーブルを囲み、紅茶をたしなんでいる
梨璃「梅様見つかって良かった~」
楓「ちびっこの持ってきた怪しさ満載の情報、わたくしどもはその詳細は存じませんが、良い結果に終わりましたわ。ですが、一体どなたから得たものなのですか?」
二水「それは言えませんよ。私は代価として充分なものを見させてもらったので、提供者の方に不公平なことはさせられません。」
などと話していると、奥から二人の少女が逃げて…
いや、一人が後方の子から追いかけられ、それを更に後ろの三人目が追いかけている状況だ。
鶴紗「お~いソラ、待てよ。(怒)」
ソラ「ハハハ、や~だね。」
鶴紗「《邪眼》の私と手合わせしたかったんだろ。今日なら全力で戦ってやるぞ。(怒)」
ソラ「ハハハ、遠慮しとくよ。」
梅「ちょ!?鶴紗!流石に邪眼はダメだゾ!」
梨璃「えッ!?た、鶴紗さん!」
楓「……ちびっこ、先ほどおっしゃった情報提供者、大体察しがつきましたわ。」
二水(追いかけっこ ってこういうことですか……)
―――end