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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

夏のホラー企画『帰り道』

作者: 誰か

『引率』


「いいですか、つれて帰るまでがきもだめしです」






『高速バスセンター』


 確かに、往復切符は見たことがある。


 でも、これは、なんか・・・


 片道切符を売ってる。


 気になって係の人に聞いてみた。


「この片道切符って、普通の切符とどこが違うんですか?」


 すると、いい笑顔で教えてくれる。


「ああ、それは、途中下車ができないんですよ」


「ちょっ、こわっ!」






『ランドセル』


 どうして、いつもと違う遠回りをしたのだろう。


 そうだ、それを言ったのは、あいつだ。


「堤防を歩いていこう」


 僕は、抱えたランドセルの上に、もうひとつ、ポンっとランドセルを乗せられていて、前も見えずに、よたよたしてた。


「おい、それ、次の電柱が当分ないだろ!」


 二人とも、そんな悪ふざけが楽しかった。


 それだけだったと思う。


 背中のランドセルが軽く押される感触に、バランスを崩して、アッ、って思った時には――


 僕は、そこで目が覚めた。


 あの日、じゃんけんに負けたのは、僕じゃない。


 もう随分たつというのに、今もうなされる。


 助けを求めようにも人がいない。


 仕方がなかったんだ。


 今となっては、僕しか知らない秘密だ。




※意味怖です、よく読むと・・・


 えっと、わかりますか?

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『HAKO NIWA シークレット!』
 みんな、宝箱には目がないよね?、実はノドも無いから喋れないし、手も出ない、それどころか動けないんだよ、箱だから。異世界に転生したら、私、宝箱になってた。現在、ダンジョンに閉じ込められているので脱出しようと思うのだけれど、一ミリたりとも動けない。でも、動けないなりに頑張って、なんとかレベルを上げる方法を見つけたりして。ただまあ進化先の候補が、寄木細工に、びっくり箱、魔法瓶・・・って、動けないよ!。あれっ、もしかして幸運値が低いとかない?。とりあえず、スキル【ガチャ】は、お願い息をして。これは、箱になってしまった娘の冒険譚。まあ、最初の小部屋から微動だにしていないのだけれど。どうにか工夫して生き残るよ!。追伸、どうも脱出の鍵はロボットが握っているらしいです。

 人外転生(みかん箱) + ガチャ + ダンジョンに置き去り + ざまぁ(軽微) + レベルアップ→進化 + 変形ロボット(ファンタジーです)

 短編ですので労力はそこまでかからないと思います。


『このヒロイン、実は・・・』
 SF?、ミステリー?、コメディ?、そんな感じの短編です。


『ほんのり、ほのぼのしてもらえたら嬉しいです』(ファンタジー、SF、ミステリー、日常系、色々あります、一話完結ショートショートコメディ集です)


『みどりの竜』
 一話完結、ショートショートコメディです。


『月の音色』
 声優、大原さやかさんのネットラジオに投稿した400文字以下の物語


『いくとちゃんとおじいちゃん』
 子供に読み聞かせるとき、大人も一緒に楽しめる童話を目指しました。
― 新着の感想 ―
遅ればせながら拝見しました♪(^人^) 特にランドセル、とても秀逸ですね~(*^^*) ヒヤリとします、背中が(^_^;) 誰かさんのホラーテイストの魅力、改めて発見した思いです(●´ω`●)♪
[良い点] 面白かったです。 ナイスショートショートホラー!
[良い点] 『ランドセル』は、あれですかね?友達二人は自分をいじめていて、自分は二人を殺してしまったため、ひみつを知っているのは自分だけ、と。ですが、背中を押される感触っていうのが分からないですね、で…
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