表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/83

第9話 階段2

 翌朝、沙衣と美湖は谷山に生徒指導室に呼び出される

 「階段を調査してもらうのだが大丈夫か。」

 「はい、私たちは霊を見ることができます。」

 「そうか。」

 「どのようにするんだ。」

 「まず、呪いがかけられていないか調べて呪いでないか調べます。」

 「呪いでなかったらどうするんだ。」

 「張り込んで霊の出現を待ちます。」

 「張り込むのか。」

 「はい、授業には出ますので、休み時間と放課後を利用します。」

 「分かった、どのくらい張り込む予定だ。」

 「どのくらいがよろしいですか。」

 「1週間にしよう。」

 「分かりました。」

2人は仕事にかかることにする。

 始業前に例の階段へ行き、美湖が紙に書いた陣を広げる。

 沙衣は美湖に言う

 「これこの前使ったやつでしょ。」

 「破れるまで何度でも使えるわ、エコでしょ。」

 「そうですか。」

沙衣はあきれる。

 美湖が陣に気を流す、そして呪いのありかを探る。

 しかし呪いは見つからない。

 美湖は沙衣に言う

 「呪いはないわよ。」

 「霊もいないわ。」

2人は持久戦に持ち込む。

 2人が階段に詰めていることはその日のうちに全校に知れる。

 初日は霊は現れない。

 2日目、始業前、男子生徒が現れる

 男子生徒は顔が赤くして言う

 「中野さん、好きです付き合ってください。」

 「ごめんなさい。」

沙衣は即答する。

 美湖が言う

 「お試しで付き合ってあげたら。」

 「必要ないわ。」

沙衣は興味なさそうに言う。

 昼休み、2人は階段で弁当を食べる。

 そして、男子生徒が訪れる。

 男子生徒は顔を赤くして言う

 「五條さん、好きです付き合ってください。」

 「ごめんなさい。」

美湖は即答する。

 沙衣が言う

 「お試ししてみたら。」

 「必要ないわ。」

美湖は興味なさそうに言う。

 放課後、階段の下には、告白に勇気を振り絞ろうとする男子生徒の集まりができる。

 沙衣は美湖に言う

 「早く、霊出てこないかしら。」

 「そうね、余計なものが寄ってきてたまらないわ。」

2人は男子生徒の心を打ち砕きながら霊を待つ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ