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第73話 跡地の家4

 沙衣は、強い気配を2階から感じている。

 沙衣と美湖は、まず1階から除霊することにする。

 次に廊下に出ると5人の霊が廊下を歩いている。

 美湖は手をかざし陽の光を当て霊を焼き、沙衣は水の刀で切りつける。

 風呂に行くと血まみれの男の霊がいる。

 沙衣は、水の刀で切り霧散させる。

 階段にも多くの霊がいる。

 2人は手をかざし陽の光を刺して霊を焼き消す。

 2階には2部屋ある。

 沙衣は、東の部屋から強い霊の気配を感じる。

 2人が入ろうとすると祐二が

 「そこ、僕の部屋。」

と言うが、構わず突入する。

 部屋の中央に女に霊が立っている。

 女は黒い靄を纏っている。

 美湖が沙衣に言う

 「悪霊よ。」

 「よく悪霊と同居しているわね。」

沙衣は感心する

 「悪霊ですか、気づきませんでした。」

祐二は何となく答える。

 彼には何も見えないのだ。

 美湖が陽の光を悪霊に当て隙を作る。

 沙衣は水の刀で袈裟切りにするが、悪霊は霧散しない。

 彼女の首に黒い靄が巻き付き締め上げる。

 沙衣は耐えながら悪霊の首をはねる。

 すると解放され、悪霊は霧散する。

 沙衣と美湖は、祐介に除霊が済んだことを報告する。

 祐介は2人に言う

 「今夜から足音に悩まされずに済むんだね。」

 「はい、大丈夫です。」

 「ありがとう。」

彼は礼を言う。

 翌日、祐二が教室にいると沙衣が話しかけてくる

 「おかしなことがあったら、すぐに話すのよ。」

 「はい、分かりました。」

彼にとっては今おかしなことが起きている。

 彼女が彼に話しかけているのだ。

 彼は数日間、幸せな気分に浸っていた。


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