表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/83

第6話 廃病院の鏡3

 一条みおには廃病院が黒い靄に包まれて見えている。

 彼女は昔体験した怨霊に呪われた家を思い出す。

 その家に入った本物の払い屋はかえって来なかった。

 みおは師匠の鬼頭亜香子に言う

 「ここは危険です、行くのをやめましょう。」

 「何を言っているの、危険は承知しているわ。」

 「入ったら出てこれませんよ。」

 「あなたのほうが目はよかったわね。」

 「建物が黒い靄に包まれています。」

 「分かったわ、諦めましょ。」

亜香子はみおの言葉を信じる。

 亜香子も今回の依頼はかなり危険だと感じていたのだ。

 亜香子は樹に電話する

 「私の手には負えないわ。」

 「そうですか、あなたが頼みだったのですが。」

樹は残念がる。

 亜香子は事務所に引き上げる。


 五條家の離れでは美月と樹が話し合う

 「鬼頭さんは除霊を諦めました。」

 「そうですか、かなり強力ですから。」

 「払い屋がいません。」

 「美湖と沙衣にやらせてみましょう。」

 「まだ高校生ですよ。」

 「実力はあります。」

 「分かりました、わたくしから話します。」

樹は美湖を離れに呼ぶ

 「鬼頭亜香子は除霊を断念しました。」

 「私たち向きの仕事よね。」

 「油断すると死にますよ。」

 「分かっているわ。」

 「廃病院の奥のトイレの鏡に怨霊はいます。」

 「そのようね。」

 「強力な怨霊です、気を付けてください。」

 「解呪はどうするの。」

 「それは私がやります。」

 「私と沙衣で怨霊を除霊すればいいのね。」

 「そうです。」

美湖は除霊を引き受ける。

 美湖は携帯で沙衣に連絡する

 「明日の放課後仕事よ。」

 「分かった。」

 「廃病院の鏡の怨霊を除霊するわよ。」

 「強いの。」

 「たぶんこれまでで一番強力よ。」

 「楽しみだわ。」

沙衣も除霊を引き受ける。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ