第57話 空き家2
東海北高校は1つの学年に6クラスあり、2学年から文系と理系に分けられる。
1から3組が理系、4から6組が文系になっている。
それぞれ成績上位者を集めた選抜クラスが作られ、理系が3組、文系が4組になっている。
中野沙衣と五條美湖は、文系を選び、2年生になると同じ2年4組になる。
休み時間に同じクラスの桜井芽衣が沙衣に話しかけてくる
「お父さんが空き家を持っているんだけど、その空き家を調べてほしいの。」
「どういうこと。」
「空き家で怪現象が起きているの。」
「幽霊がいるというの。」
「それを調べてほしいの。」
沙衣は隣にいる美湖に言う
「どうするの。」
「母に話しておくから、お父さんに私の母に連絡してもらえる。」
美湖が芽衣に言う
「どうして五條さんが出てくるの。」
「私と沙衣は、除霊とかの仕事をしているのよ。」
「お父さんから、美湖のお母さんに連絡すればいいのね。」
「仕事は、私と沙衣がするわ。」
美湖はこの仕事を請け負うつもりでいる。
美湖は帰宅すると母の美月に言う
「桜井さんのお父さんから仕事の電話が来るから、私たちが受けるわ。」
「決めるのは私ですよ。」
「空き家の調査だから私たちにちょうどいいわよ。」
「分かりました、話次第で決めます。」
美月は沙衣と美湖に危ない仕事を回さないようにしている。
芽衣は、父のまことに話す
「友達に話したら仕事を受けてもらえることになったんだけど。」
「仕事?なんの仕事だい。」
「除霊の仕事よ、お父さんに電話してほしいそうよ。」
「俺から仕事を頼むんだね。」
まことは美月に電話する
「芽衣の父ですが、除霊をしてくれるそうですが。」
「はい、話は聞いています、どんなことが起きていますか。」
「センサーライトが誰もいないのに点灯したりして、近所の方に気味悪がられています。」
「他にありますか。」
「以前から、空き家の中に人がいると通報されているようです。」
「分かりました、私の娘たちが行きますがよろしいですか。」
「大丈夫ですか、高校生ですよ。」
「実力はあります、祓い屋を紹介してもよいのですが代金は高くなりますよ。」
「分かりました、次の休みにお願いします。」
まことは除霊を頼むことにする。




