表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/83

第39話 廃旅館1

 小野(おの)町は、温泉宿がある観光地である。

 中には廃業してしまう宿もある。

 そんな中で県道沿いにある廃旅館は心霊スポットとして有名である。

 地元の高校生グループが夜に肝試しに廃旅館に来ている。

 リーダー格の少年が先頭に入っていく。

 中は荒らされ落書きなどがある。

 高校生たちはゆっくり慎重に入っていく。

 女生徒がみんなに言う

 「やっぱり、帰ろうよ。」

 「ここまで来たんだ、帰れないよ。」

男子生徒が女生徒に答える。

 女風呂の脱衣所に入ると別の女生徒が

 「今何か聞こえたよ。」

 「やめてよ。」

帰りたがった女子とが鳴きそうな声で言う。

 リーダー格の少年は女風呂の中に入る。

 水の流れるような音が聞こえる。

 そして、髪を振り乱した女が現れる。

 突然のことに緊張していた高校生たちはパニックに陥り逃げ出す。

 彼らは建物の外に出ても止まらず、道路に飛び出す。

 少年2人が通りかかった車にはねられる。

 2人の少年は命を取り留めるが重体である。

 この事件をきっかけに警察と地元のボランティアが廃旅館を警戒することにする。

 警戒は初日からつまずく、女の幽霊を見たとか言う者が出てくる。

 中には無言で二度と廃旅館に近づかない者まで出る。

 警察官も廃旅館の周りを警戒するだけで誰も中に入ろうとしない。

 ボランティアの中の1人小野村篤史(おのむらあつし)は、テレビ局のオカルト番組に電話することを考える。

 しかし、テレビで放送されれば人が集まる恐れがある。

 そこで近所の寺の住職に除霊を頼む。

 住職は廃旅館の前でお経をあげるが途中で倒れてしまう。

 篤史は救護隊を呼ぶ。

 病院で目を覚ました住職は篤史に言う

 「あれは手に負えない、呪い屋の五條ならよい祓い屋を知っているかもしれない。」

篤史は住職の言葉を頼りに五條に連絡することにする。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ