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第37話 マンションの黒猫1

 都築(つづき)まなぶは、妻と2人でマンションに暮らしている。

 まなぶは、居室に黒猫がいるのを見つける。

 彼は猫を飼っていない。

 妻が飼い始めたのではと思い

 「猫を飼うの。」

 「飼わないわよ。」

 「でも猫がいるんだけど。」

 「どこに猫がいるの。」

黒猫は妻の目の前にいる

 「目の前にいるだろ。」

 「からかっているの、猫なんかいないわ。」

 どうやら、黒猫は妻に見えていないようである。

まなぶはどうしたものかと思うが、出勤する時間が迫っている。

 彼は問題を後回しにして出かけることにする。

 玄関に向かう途中、黒猫は前を横切る。

 この日、まなぶは駅と会社で2回階段で転ぶ。

 彼は黒猫が横切ると不吉だという迷信を思い浮かべる。

 彼はそれより黒猫が妻に見えていない方が気になる。

 そして、友人を誘って家に帰宅する。

 友人はたびたびまなぶの家によるため、いつものことである。

 彼と友人が帰宅すると玄関に黒猫がいる。

 まなぶは友人に聞く

 「黒猫見えるか。」

 「猫飼ったのか。」

 「見えているのか。」

 「どんな猫だ。」

話がかみあっていない

 「目の前に黒猫がいるだろ。」

 「いないぞ。」

妻が割って入る

 「まなぶ、朝から変なんですよ、猫がいるって。」

 「幻覚見ているのか、大丈夫か。」

 「俺にしか見えてないようだな。」

まなぶは黒猫が普通の猫でないことに気づく。

 友人がまなぶに

 「呪い屋なら知っているぞ。」

 「呪い屋?」

 「社長がライバル会社の邪魔をするために雇ったことがあったんだ。」

 「霊とかも見てくれるのか。」

 「分からんが似たようなものだろう。」

友人はまなぶに五條家を教える。

 学は五條家に連絡してみることにする。

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