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第28話 歩道橋の妖1

 夏祭りから帰宅後、五條美湖は母親の美月に話をする

 「今夜、浜田稲荷でお稲荷様の使いに会いました。」

 「どんな用件でしたの。」

 「妖怪退治を依頼されました。」

 「報酬はどうするの。」

 「すでにもらっています。」

美湖は勾玉(まがたま)を見せる。

 美月はその勾玉に見覚えがある。

 沙衣の両親、沙也加とたすくが持っていたものと似ている

 「これは大事に身に着けておきなさい。」

美月は美湖に言う。

 美湖は沙衣にスマホで連絡する

 「勾玉、身につけておいた方がいいよ」

 「ペンダントにして身に着けているよ」

 「妖怪退治、明日からする」

 「いいよ」

沙衣と美湖は、妖怪退治を始めることにする。

 翌日の夕方、2人は浜田町1丁目の歩道橋の上にいる。

 歩道橋を使う人はほとんどいない。

 近くに横断歩道があるためだ。

 沙衣と美湖は、辛抱強く待つ。

 日付が変わり、2人は眠くなってくる。

 眠気と戦いながら2時間程した午前2時頃、急に霧が出てくる。

 沙衣は、ミネラルウォーターのペットボトルの水を出し、陣を張る。

 そして美湖に静かにするように言う。

 複数の足音が聞こえてくる。

 2人の前を一つ目の赤鬼が3匹通り過ぎる。

 すると霧が晴れてくる。

 沙衣が美湖に言う

 「今の見た。」

 「鬼だったね。」

 「3匹もいるよ。」

 「牛鬼の時、手こずったわよね。」

 「水がたくさんいるわ。」

 「何とかなるの。」

 「して見せるわ、美湖は目つぶしをしてね。」

 「分かったわ。」

2人は簡単な作戦のようなものを立てる。


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