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第三話 前編

 「私がついていくから、ね? その子は放してあげて」

 

 平然と言ったつもりだが、相楽ルミナは自分の声が震えているのが分かった。

 

 夏祭りの賑わいの中、雑木林に近いこの場所はやや静かだった。

 

 「いいから、ね。ほら」

 

 黄色の浴衣を着た牧原ひかりの手をつかむと、ぐいと力強く引っ張る。


 彼女を捕まえていた男たちが何か言う前に、ルミナはひかりを、屋台がたくさん並ぶ方へ強く押した。

 

 「ル、ルミナ……」

 

 「じゃ。またね、ひかり」

 

 泣きそうな顔をするひかりに、ルミナは静かに微笑んで手を振る。

 

 「へー、君が来てくれるなら、オレらもけっこう楽しいかも」

 

 ルミナが自分から来てくれたことで、満更でもなさそうに一人の男が言った。


 鼻にピアスが開いており、タンクトップからはみ出た方の筋肉がまるでジャガイモのようにごつごつしている。


 彼の相方の男も、ニヤニヤしながらルミナの肩に手を伸ばした。ルミナが来ている青地の甚平とは対照的に、彼の着ている白のカッターシャツは場違いなくらい真っ白に見えた。


 背後からひかりの視線が送られてくるのを感じながら、ルミナは男たちに連れられて進んでいく。


 どう見ても人の集まる屋台の方ではなく、人目のつかない方へ向かっているように見える。


 「ねえねえ、一緒に屋台見て回ろうよ。あっ、わたしお好み焼きとかいーなー」


 ルミナは努めて明るい声を出した。


 しかし、先ほどまでニヤニヤしていたはずの男たちの雰囲気は既に変化していた。


 二人とも、嫌に目がギラギラと輝いている。ルミナを引っ張ってきてはいるものの、周囲をキョロキョロと見回すのに忙しい。


 街灯はポツンポツンと立っていたが、既に祭りの中心地からは外れている。使っているのかわからない小さな倉庫や、鬱蒼とした林が視界に入ってくる。


 ごくりとルミナは唾を飲み込んだ。


 「じゃ、私が案内してあげるよ、ほら、あっちの――」


 回れ右をして、少しでも祭りの中心地へと向かおうとした。


 その途端、ルミナの身体がふわりと浮いた。


 「いっ!?」


 即座に地面に背中がたたきつけられ、舌を噛みそうになる。


 ザラザラと、雑草の感触が肌を舐める。倒れた衝撃に目が眩んだが、何とか状況を把握しようと目をいっぱいに開いた。


 ルミナは両腕を地面に押さえつけられていた。目の前には、あのタンクトップ男の顔がいっぱいに広がっている。


 はあはあと、荒くなった息がルミナの鼻にかかる。タバコ臭い。


 男の目に浮かんでいるのは、ルミナであってもルミナの存在そのものではなかった。


 「ちょ、ちょっとね。ほら、まだ花火とか見に行きた――」


 パチン。


 自分の頬がぶたれたのだとわかるのに、何秒かかかった。


 ルミナの目頭が熱くなるのが分かった。いくら気丈に振舞ってはいても、自分より力の強い男たちからの暴力は、やはり本能的にまいってしまう。


 腕を押さえていたはずの男は、ルミナが黙り込んだのが分かると、自分のズボンのベルトを緩め始めていた。


 既にチャックの部分が膨らんでいる。


 「おい、さっさとやってオレに変われよ」


 見張り役なのか、カッターシャツの男は腕を組んだまま、少し離れたところで様子を窺っていた。


 ルミナの歯がカチカチとなり始めた。今から起こることは、たとえ小学生であっても女子ならわかる。


 ――誰か、誰か。


 祈るしかなかった。


 誰でもいい。誰か、どんな方法でもいいから、助けてくれれば。


 なんでもするから。とにかく助けて。


 ルミナは祈った。それしかできることはない。


 タンクトップの男がルミナの甚平の紐をつかんだ。


 もう耐えられない。そう思ってルミナが目を閉じようとしたとき。


 目の端に、流れ星が映った。


 それに注意が引かれた。滅多に見られるものではないだろう。せめて、今から訪れる地獄の苦しみを、和らげてくれるものだと信じて。


 夏の空に舞う、一筋の光。ルミナは流れ星から目を逸らさなかった。


 そして、その光は――どんどん大きくなっていった。




 ◇◇◇




 屋上に続くドアを開けると、さわやかな秋の風が入り込んでくる。


 秀樹は腕を後ろに伸ばして思い切り伸びをした。肩を動かすと、心配になるくらいゴキゴキと骨の鳴る音が聞こえてくる。


 「藤沢、くんっ」


 語尾が跳ねるような、楽し気な声が背後から聞こえた。


 振り向いた秀樹は、この世に遍く存在する神仏に感謝したくなった。


 「待ってたよ」


 牧原は自分の弁当を持ち上げながら、非常にかわいらしく微笑みかけてくる。


 セーラー服の上に、ニットのセーターを着ている。いつもは夕方に会うからか、真昼の太陽に照らされたこの姿が、こんなに美しく見えるとは。


 「ご、ごめん。焼きそばパン争奪戦してて」


 「あー、それ! 大人気のやつだよね」


 牧原は秀樹の手の中にある、ラップにくるまれたパンを指さした。ソースが染みた麺がはみ出すほどに乗っかった焼きそばパンである。


 「まさか、あの【超能力】を使って争奪戦してないよね?」


 からかうように牧原は首を傾けてきた。


 その微笑の威力に、秀樹は胸がぐりぐりとえぐられるのを感じた。息も絶え絶えに、壁を背にすると座り込む。


 「……ふう。まさか、そんなことしたら死人出るよ」


 二人は各々のランチを膝に広げると、自然と食事を始めていた。


 「ねー、それくらいで足りるの? ほかの男子はめちゃくちゃでかいお弁当箱持ってきてるのに」


 「足りる。って思いこもうとしてるよ。ま、食べ過ぎると眠くなるから、セーブしてるだけだけどね」


 「ふふっ。ルミナが、相楽さんが言ってたよ。午後の授業で藤沢くん、いつも爆睡してるって」


 「あいつ……」


 楽し気におしゃべりを挟みつつ、二人の食事は進んでいった。


 焼きそばパンはとても美味だったが、育ち盛りの男子高校生にはカンパンをかじるようなもの。あっという間に消えてなくなった。


 「さて、と」


 パンを包んでいたラップをくしゃっと握りつぶすと、秀樹はそれをボール状に丸め始めた。


 「食べながらでいいよ。ってことは、オレから話した方がいいか」


 牧原の弁当箱の中身が、まだまだ残っているのを見ていた。花の形に切ったにんじんが可愛らしい。


 「ごめんね。ちゃんと私も後から話すね」


 日の光を反射しまくっている牧原の目が、申し訳なさそうに垂れ下がる。


 そんな目をしながら頬は弁当で膨らんでいるのだから、もう何をされても許すしかない。


 「えーと、どこまで話したっけ」


 「リーディックに改造された人間は、変身して超能力が使えるようになること。それと、藤沢くんはリーディックではないってこと」


 「ああ、そうだったね。オレはリーディックではない。それは確かだ」


 「じゃあ、なんであんな不思議な力が使えるの? 左目が緑に光ると、ピストルの弾をつかんで止めたり、ものすごい力をだして怪獣を投げ飛ばしたりしてた」


 牧原は食い入るように秀樹を見つめてくる。彼女の箸は止まっていたが、秀樹はそれを指摘しない。


 「それは……オレの中に宇宙人の、いや、フォルティアの力があるから」


 「フォルティアって、リーディックを作った?」


 「そう。リーディックの生みの親、ブルームの帰属する種族だ。オレの身体の中に、半分だけどフォルティアの血が流れている。それで、ちょっと意識を集中すれば、目が光るのを合図に超能力を発動できる。オレの場合は、【身体強化】ってやつだね」


 秀樹は手の上で遊ばせていたボール状のラップをふわりと上に投げる。


 彼の左目が緑色に光った。すると、手の先がブレて見えるくらいのスピードで動き、一瞬後にはラップがズタズタになって空中を舞っていた。


 「こんな風に、人間が出せる何倍もの力が発揮できる」


 細切れになったラップの破片が床につく頃には、秀樹の左目からは不思議な光が消えていた。


 「すごい……それで、なんでフォルティアの力を持っているの?」


 牧原の目は真剣だった。


 どう見ても、秀樹は核心的なことを避けているというか、話題を遠回りにして話さないようにしている。それを秀樹も自覚しているのか、秋空に漂う白い雲を見上げていた。


 「今からいうこと、ぶっ飛んでると思うけど」


 「気にしないで。既にめちゃくちゃぶっ飛んでるから」


 「そうか。そうだよね。まあ答えは……オレがルクスと呼ばれた宇宙人の息子だから、だ」


 「えっ」


 牧原の目が大きく見開かれた。


 秀樹は今の告白に、牧原がショックを受けているのだと思った。


 だが違った。牧原の目を見ると、その瞳に映りこんでいた人物は、なんと秀樹だけではなかった。


 「お前――」


 「そ。近藤秋也です。昨日ぶりだね、秀樹」


 背後を振り返ると、昨日の謎の青年、近藤秋也が壁にもたれかかり手を振っていた。


 茶系のブレザーにネクタイ。学ランばかりのこの学校にいたら、確実に浮いてしまうだろう格好である。


 「牧原さん、っていうんだよね。よろしく」


 秋也は牧原へ近づこうと歩いてくるが、秀樹が立ち上がり、行く手を阻んだ。


 「お前、どうやって入った」


 「どうやってって。別にこの場所、全然閉鎖されているわけじゃないし。空がガラ空きでしょ?」


 「飛べるのか……お前」


 秋也は右手の指を上に向けていた。どうやら、なんらかの【能力】を使って、空中から侵入したらしい。


 彼は秀樹たちと対面になるように、屋上のふちを囲む手すりに背中を預け、床に座り込んだ。


 「昨日約束したじゃん。話の続きはまた明日って」


 秋也の目はにこやかだ。本当に、不気味なくらいこの再会を楽しんでいるように見える。


 秀樹の隣にいる牧原の目が、問いかけたそうな雰囲気を秀樹に発していた。


 「牧原さん、あいつ、昨日の夜にいきなり話しかけてきたやつで――」


 「でもパトカーに追われている暴走車を止めるために、秀樹がどっか行っちゃうもんだから、追いかけたんだ。で、暴走車のドライバーがリーディックだったから、秀樹が倒したところを、僕が焼却したってわけ」


 秋也がかなり端折った説明を継ぎ足してくるので、牧原の眉が困ったように垂れ下がった。


 すかさず秀樹は丁寧な説明をしてあげた。秋也が秀樹の素性を知っている様子であったこと、暴走車を

 

 止めたこと。ドライバーがリーディックに変身したので、弱点を破壊して変身を解除したこと。


 そして、現場に追いついてきた秋也が右目を赤く光らせ、手から炎を出してドライバーを燃やしてしまったこと。


 「その、近藤くんも――」


 「シューヤって呼んで」


 ずいっと牧原に顔を近づける秋也。イライラしながら秀樹が押し返した。


 「秋也くんも、もしかしてフォルティアの力を持っているってこと? ほら、右目が赤く光るって」


 「大正解! まあ、ぼくは秀樹とは違って、フォルティアの子孫ではないけどね」


 「じゃあ、どうしてその力を?」


 牧原が問いかけると、秋也はニコニコしながら右手を胸の高さまで持ち上げる


 手の平を上に向けた。不思議な赤い光が、ぼんやりと秋也の手から漏れ出す。


 「彼が一緒に話してくれるよ」


 半透明の、立体映像のようなものが浮かんできた。秋也の手のひらの上に、小さな人型の像が形作られていく。


 そのシルエットは全体が銀色だった。ガラス細工のように滑らかな表皮が全身を覆っている。頭部からは竜のような角を後方へ伸ばしており、背中には折りたたまれた翼のようなものが、まるでマントのように垂れ下がっていた。


 「メルバだよ。ぼくと一緒に頼むね、メルバ」


 秋也が名前を呼んだ時、秀樹の肩がピクリと動いた。


 その反応を秋也は見逃さなかったが、気づかなかったかのように、すぐに視線を手のひらに戻した。


 『御意』


 大昔の武人ようにかしこまったセリフが、その小さな像から生じた。




 ◇◇◇




 「ルクス……ブルーム……リーディック……フォルティア……ダメだ、全然わかんない」


 秋也はため息をつきながら、カチカチと指遊びをするようにクリックしていく。力加減を間違え、たまたま、ひとつのファイルをダブルクリックしてしまった。


 ファイルが開く。そのタイトルは【メルバ】とあった。


 映し出された文章を読み進めようとしたとき、背後でドアが勢いよく開けられた。


 「秋也!?」


 オフィスに入ってきたのは、秋也と同じく目鼻立ちが整った若い女性だった。


 水色のカッターシャツの上に白衣を着ており、胸に着けた名札には【近藤春香】と書かれている。


 「姉さん、どこ行ってたの」


 すぐに秋也はパソコンのマウスから手を離した。勝手にデスクのパソコンを覗いていたことを、実の姉、春香に知られるのは気まずかったからだ。


 春香は弟の質問には答えず、ドアを後ろで閉めてそのままドアに背中を預けた。黒縁メガネの向こうの目は閉じられており、長々とため息を吐いている。


 「なんで、来たの」


 春香は丸いレンズの向こうから秋也をにらみつけた。


 「なんでって、母さんから弁当と着替えを持っていくように言われてたからだよ」


 「それは……ありがとう。でも、来る前には必ず連絡してって言ってあるでしょ」


 「ごめん、ごめん。忙しいみたいだね」


 どうやら姉は機嫌が悪いらしい。


 そう感じた秋也は、椅子から立ち上がるとオフィスのドアの方へ向かう。もういとまを告げた方がいいだろう。


 ドアノブに手をかけようとしたとき、春香がその手をつかんできた。


 「な、なに」


 「待って。帰るにしても、私と一緒に行動して」


 「いやいや、ここまで一人で来たから、もちろん一人で帰れ――」


 「いいから。黙ってついてきて」


 有無を言わせない春香の表情。秋也は黙ってうなずくしかなかった。


 オフィスを出ると、姉の後ろについて大学の棟内を歩いていく。


 研究が大変なのだろう――個々の事情は秋也には分からなかったが、まだまだ電気がついている部屋が別の棟に何か所か見えた。だが今いる棟は人影がなく、ぽつりぽつりと灯る廊下の非常灯を頼りに歩いていく。


 前を歩く春香の背中が、必要以上に緊張しているのが見えた。そのため、行きのときよりも大学内が別の何か――まるで廃墟を探索しているかのように感じられた。


 「姉さん、疲れてる?」


 「少しね。いや、かなり、かも」


 一応、心配の声をかけてみるが、春香の返事は素っ気ない。それほど研究が大変なのだろうか。


 やがて、大学の裏門まで来た。


 正門とは違って小ぢんまりとしており、色も所々剥げている。一応照明は点いていたが、周囲をキャンパスに植えられた木々に囲まれているため、夜の闇も手伝って、おとぎ話の魔女の森のような印象だった。


 「じゃ、またね」


 「うん」


 門から振り返って、秋也は手を振る。


 春香はなぜか自分の身を抱くように腕を組んでいたが、小さく返事はしてくれた。


 「姉さん」


 踵を返して大学に戻っていこうとする姉を、秋也は呼び止めた。


 「なに?」


 「あのさ、もしぼくで聞けることがあったら、なんでも――」


 秋也の言葉を遮るように、背後から車のヘッドライトが煌々と差し込んだ。


 いきなりハイビームが当たったことで、門の方を向いていた春香はたまらず目を覆った。秋也も思わず背後を振り返り、嫌がらせのようにライトを向けた者を見ようとする。


 停車した車から、黒いコートを着た男たちが数人下りてきた。


 ライトが眩しく、秋也にはシルエットしか見えてこない。彼も腕で目をかばっていると、自分の腕と肩を誰かに力強くつかまれた。


 「いった……」


 「動くな」


 両腕を背中でロックされ、身動きができない。


 おそらく、今出てきた黒いコートの一人だろう。その声は、今まで秋也が聞いたことのないほど落ちつき、冷たい声だった。


 本能が、言うとおりにしないといけないと告げていた。ふと気づくと、姉の春香のほうも別の黒コートの男に両腕を背中のほうに絞め上げられている。


 「姉さん!」


 「秋也……大人しくしてて」


 春香の声は震えていたが、言葉は短かった。まるで、こうなるのをどこか予期していたかのように。


 ヘッドライトが消えた。運転席から一人が下りてくると、後部座席のドアを開き、さらにもう一人の人物が下りるのをエスコートした。


 最後の一人は、なぜか真っ黒のマントで全身を覆っていた。ほかの男たちのコートは紳士服専門店で売られていてもおかしくはないが、マントのほうは、まるでファンタジー映画から抜け出してきたかのように古風な見た目をしていた。


 マントの人物は秋也を無視して、春香の傍までまっすぐ歩いて行った。その人が近づくごとに、春香の身体の震えが増しているように見えた。


 春香の目の前に立つと、マントの人物は手を出して春香のあごに触れた。肌を晒したくないのか、レザーの手袋をはめている。


 「近藤、春香だな」


 彼女のあごを持ち上げると、マントの人物は低い声で言った。


 春香は目線が合わないように顔をそむける。


 「単刀直入に言おう。メルバはどこだ?」


 「なんですか、それ」


 マントの人物はかぶりを振った。表情どころか、顔の作りさえも隠れていて見えないが、春香の返事に呆れているようだ。


 「立場が分かっていないようだな」


 手を春香のあごから離し、黒コートの一人に向かってその手を振った。秋也の方を指したように見えた。


 指図を受けた黒コートが、懐から何かを取り出し、秋也に向けた。


 「えっ」


 拳銃だった。銃口には、スパイ映画で見るもののような細い筒が伸びている。


 秋也の知識が確かなら、あれは消音器――つまり、ここで誰かが撃たれても、周囲の住民は気づかない。


 秋也は身震いした。この謎の集団の雰囲気からして、狂言ではないとハッキリ分かる。


 弟に銃が向けられるのを見て、うつむいていた春香が慌てて顔を上げた。


 「やめて……その子は関係ない!」


 「じゃあ話せ。曖昧なことを言っても、弟は二度と目覚めなくなるぞ」


 マントの人物の声は少し怒りを帯びていた。


 春香はぐっと唇を噛んだが、やがて諦めたのか、長々と息を吐きだした。


 「わかりました。教えます。メルバの場所は――」

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