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天を掴む手と地を探る手  作者: 結城 哲二
序章 証明のはじまり
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初めまして、結城哲二と申します。


長編ファンタジーを書くのはもう10年ぶり位になるかと思いますが、勉強しながら確りと書き上げたいと思っております。


よろしくお願いします。


2019/7/27 結城 哲二

[七大巨龍]


 それは大多数の国々を纏める"世界政府"によって作られた等級表により"天災を表すSランク"に指定された七匹の巨大な龍のことである。


 ある者は天を操り雷を落とし、ある者は地を操り大地を揺らす。


 ある者は海を操り津波を起こし、ある者は風を操り嵐を呼ぶ。


 ある者は灼熱を操り全てを溶かし、ある者は植物を手足の如く操る。


 ある者は形無き闇を操り全てを闇に葬ると言われている。


 その脅威は人々にはどうすることも出来ず、いつしか地方では神として信仰されるような存在になっていた。事実、各国の精鋭を集めた一個師団の討伐隊が一匹の巨龍を前に為す術もなく全滅させられた事実は記憶に新しい。そんな巨龍の天変地異を交えた猛攻は正しく神と呼ぶに相応しい様であったという。


 そして、その討伐隊の遠征から既に十年が経過していた。


 全ての国が巨龍の住みかを把握しておきながら攻め手を欠いて手を拱く状況の中ーー。


 一人の男が七大巨龍が一体ーー。植物の巨龍[ジュライ]と死闘を繰り広げていた事実を各国の人々が知るのはまだ少し先の話であった。

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