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ライラック  作者: 三角四角
第1章  入学初月編
8/28

第7話・・・圧倒/形勢逆転・・・

 間違っているところやご指摘したい点などがあれば、ぜひ教えてくれると助かります!

「ヒャッハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」

加速法アクセル・メソッドを用いたバランが高速移動で哉瓦に近付き、炎の大剣を両手持ちで振り下ろす。

 哉瓦も加速法アクセル・メソッドを使用し、流麗に躱してバランの左側から背後に回り込む。が、バランは目をギラリとさせて野性的直感に従い、まるで予知していたように大剣を振り下ろしの状態から流れるように横薙ぎへと変え、哉瓦の後を追って大剣を向かわせる。

 哉瓦はそれを敢えて防硬法ハード・メソッドで強化した左腕の肘を曲げることで顔の横で受け止め、右手に持つ炎の刀を真下から斬り上げた。

 バランは辛うじて後退し、ハード・メソッドのおかげで浅手で済んだ。

「俺の剣、ハード・メソッド単体で受け止めるとかエナジー量どんだけだよっ」

(マジで実力はS級レベルってことか?)

 刀を構える哉瓦は殺気の籠った視線で。

「どうした? さっきまでの威勢はどこへいったんだ?」

 バランは舌打ちして、大剣の火を増幅させた。

「黙れよ、ガキが!」

 叫び、大剣を一振りし、炎の斬撃を繰り出す。


〝放発系〟。

 その特色は『体外に放出される〝エナジー〟の活性』。

エナジーは大気中にも微量ながら流れており、フォーサーはエナジーを消費すると呼吸と共に大気中のエナジーを取り込んで回復する。

〝放発系〟は体外に放出した己のエナジーと大気中のエナジーを取り込み、誘発させ、活性させる。

 

 だが、そのパワーアップした炎の斬撃も、同じようにパワーアップした哉瓦による炎の斬撃に呆気なくかき消される。

「油断こいてると、痛い目見るぞ」

 バランが呟くや否や、炎がかき消された瞬間、煙の向こうから一直線に伸びた〝火〟がレーザービームのように哉瓦を襲った。

 その火はショットガンのように腰の位置に構えたバランの大剣から、オレンジ色の光を帯びて放たれていた。

直線熱ストレート・フレイム』。

 バランのエナジーと大気中のエナジーを直線的に束ねた技。

(ハード・メソッドで防いだって火傷は必至だぜ?)

 ハード・メソッドは物理態勢が上がる法技スキルだ。耐熱性も多少は上がるが、極度に上がるわけではない。

 だが。


「へー。最初の飛び斬撃は目晦ましと今の技のチャージの為の時間稼ぎ、というわけか。しかも〝凝縮系〟でもないのにここまでエナジーを収束させるとは、大したテクニックだ」


 無傷。

 今喋っている間も、哉瓦は涼しい顔でストレート・フレイムを刀身で受けきっていた。

「なっ……あのスピードを見切りやがったのか……? チッ、〝感活法シャープ・メソッドサイト〟もS級かよ……っ」


感活法シャープ・メソッド〟。

 感覚神経をエナジー操作で補佐し、性能を高める『法技スキル』。

 哉瓦は今、何か来ると察知し、眼に集中して咄嗟に〝視〟力を高めたのだ。


(敵わねェ)


 ◆ ◆ ◆


 バスの中。

 電波ジャミングされているのか、ADも携帯もバスの救難信号も通じない。

 助けは呼べないがバス一台が姿を消し、道すら塞いでいるのだ。

 すぐに気付いてもらえるということで無用なリスクは避け、哉瓦の言う通り〝結界法サークル・メソッド〟で現在バスを守護している。


 運転手含む一般人計6人はエクレア、ムースの指示の元、バスの後ろ側に一カ所に固まっていた。その中に蕨も含まれている。

 ムースが一般人の傍に控え、エクレアがドアの前方に立ち哉瓦のバトルの行く末を見守りつつ他に敵兵がいないか確認していた。

 一般人には「誰だお前?」と訝しむものも何人かいたが、全員東陽学園の学生証を見せたら何も言わずに従った。名門校の威光は絶大だ。

 バスの後ろ側からでも、哉瓦と敵のバトルが見えたので、今のところ優勢であると分かり、蕨は状況のわりに緊張感のない顔をしていた。

 さすがにこの状況で近くのムースに話し掛けるのはダメか思っていたのだが、逆にムースから話し掛けてきた。

「怖い? こういう実戦経験初めてでしょ?」

 少しでも蕨や他の一般人を落ち着かせようとしているのか、いつものフラットで親しみやすい口調だ。

 蕨は(全然初めてじゃないけどなー)などと思いつつ苦笑を浮かべて応えた。

「そうだけど……入学して一瞬間、波乱万丈な生活そのものだったからねー。『慣れない』っていう感覚には『慣れた』つもりだよ」

「あはは、それ言われると痛いなー」

「ムースこそ結構落ち着いてない?」

「まあね」

 ムースは前方にいるエクレアを見ながら。

「一緒に修羅場を何回も潜り抜けてきたからね。……しかも、今は頼りになる男もいるしね」

「……すみません、頼りにならない男で」

「そんな卑屈にならないで。入学仕立ての学生なんてそんなものよ」

(否定はしないんだー)

 するとその時、お客さんの中にいた女の子の泣き声がバス内に響いた。

 あまりの怖さに我慢ができなくなったのだろう。

「ご、ごめんなさい!」

 母親が抱きかかえて慰めるが、女の子は泣き止む気配がない。

 親子を怒鳴る人はいないが、気を散らされてあまり良い視線を送らない人が多い。

 女の子は母親の腕を振りほどいて駆けだそうとするのを母親が後ろから抱いて押さえている。

 ムースが女の子に近付いて「大丈夫だよっ」などと励ましているがまるで聞いていない。

 そこで蕨は微笑みを浮かべたまま女の子の前にしゃがみ込む。女の子は瞑った目の隙間から涙が溢れているので蕨に気付いていない。

 ムースが「蕨?」と呟くのを今はスルーし、母親の何をするの?と言いた気な目線を受けつつ、蕨は女の子の大声を発する大きく開いた口に蓋をするように手を当て、それを連打するように開けたり閉じたりを繰り返した。

 そうすると、女の子の泣き声が震えたようにアウアウと変化し、その声が何とも面白かった。

 不意にムースや母親、他の一般人も苦笑し、女の子も自分のおかしな声に恥ずかしそうに苦笑し、泣き止んだ。

 蕨はその女の子の頭に手をそっと置き、

「怖いよね~、帰りたいよね~。でも安心していいんだよ? お嬢ちゃんみたいな困ってる人の為に、ここにいる綺麗なお姉さんみたいな正義の味方がいるんだから」

「正義の……味方……?」

 女の子がまだ涙で濡れた瞳をくりっと可愛く疑問に満たせて、聞き返した。

「うん、正義の味方。このお姉さん達がお嬢ちゃんも、お母さんも、みんな守ってくれるから。ついでにお兄さんのことも。……だからね、安心して」

 女の子も蕨の言っていることが少し無茶苦茶なところがあるのは感覚的に分かった。

 けど、目の前のお兄さんの微笑みと愛撫が女の子の心を落ち着かせ、もう泣くことはなくなった。

 蕨は立ち上がり、パンと拍手して一般人のみんなの注目を集めた。

「みなさんも、ピリピリするのは仕方ないことですが、頭はクールに心はホットで。今どうやって生き抜くかはここにいる東陽学園の優秀な生徒に任せて、生き抜いた後のことでも考えましょう」

 いい加減で、バカらしい。

 蕨も本気で言っていないことが理解できたからか、バス内のピリピリした空気が薄まった。

「お兄ちゃんって変だね」

 泣いていた女の子が蕨を指差して笑顔で言い、一般人のみんなが吹き出した。

 蕨も「なっ?」と今良い感じのこと言った気なっていたところに水を差された気分になったが。

「でも優しい!」

 その言葉に、またもみんなが笑った。

 蕨も一緒になって笑う。


 エクレアはそれを前方から見て口角を吊り上げ、

 ムースはそんな危機的状況下の穏やかな空間を見詰め、ぼそりと呟いた。

「全然頼りになるじゃん」


 ◆ ◆ ◆



 バランはストレート・フレイムを引き、普通の大剣に戻し、肩に背負った。

 呼吸を整えながら、冷静に刀を構える哉瓦をを睨む。

 哉瓦は何もしない。余裕があるのと、無闇な攻めで足を取られないようにする意を表している。

「全く、大したもんだ。事前に色々と情報は聞いていたが、ここまでとはビックリだよ。膨大な〝エナジー〟量は才能だとしても、その操作テクは相当なもんだな。……その歳でその強さ、どこで手に入れたんだ?」

 トンネル内に反響するバランの言葉に、哉瓦は冷たく応えた。

「お前に応える義務はない」

「冷たいねェ」

 哉瓦は目付きを更に冷たく、射殺すようにして。

「そんな余裕ぶっていていいのか? トンネルの中に結界を張り、逃げ場を無くしたつもりだろうが、それはお前も同じだ。俺より弱い時点で形勢逆転だ」

「何が言いたいんだ?」


「『気絶して』もらう前に幾つか質問に答えろ」


「質問だァ?」

 自分の身は自分で守る。この後警察に引き渡す前に色々と聞けることは聞いておきたいのだ。

「俺を狙うお前は何者だ? さっきの口ぶりからしてまだ仲間がいるみたいだから、メンバーについても聞こうか」

 バランが舌を出して、

「ヤダ」


 刹那、バランの背中に激痛が走った。

 

 アクセル・メソッドでバランの背後に回り込んだ哉瓦によってばっさり斬られたのだ。

 地面に大剣を刺して自分を支えるバランの背後で、光彩の薄い瞳の哉瓦が。

「あまり拷問は趣味じゃないんだが、そちらがその気なら止むを得ないぞ」

 バランは背中から血を流しながらも、正面に哉瓦を捉え、野性的に歯をぎらつかせて笑った。


「さっきも言ったろ。余裕こいてると、痛い目見るぞ」


 哉瓦は鼻で笑った。

「何を言う…」

「3」

 哉瓦の言葉を遮ってバランが呟いた。

(……なんだこいつ……雰囲気が変わった?)

「2」

「何を…」

 哉瓦は刀の柄を強く握った。


「1」


「ゼロ」


 瞬間、哉瓦の背後で爆音が響いた。


「!?」

 振り向くと、そこにはバラバラになったバスの姿があった。

 結界内にあるバスが外部からの影響を受けるはずがない。

 つまり……、

(既にバスに爆弾を!?〝炸裂系〟のフォーサーか!?)

 バランがこのバスと最初に直面した時に『何か』仕掛けたということか。


 ◆ ◆ ◆



「はぁ……はあ………」

「な……ナイス……エクっ」

 バス内に死傷者はいなかった。

 瞬時に生成したエクレアの〝水〟が一般人の足下と横周りを包み、爆風を防いだのだ。

 剣と〝協調〟した〝水〟は足場としても壁としてもしっかり機能し、全員を守った。

 景色がほぼ水色になった空間で、ムースがエクレアに聞く。

「エク、この爆発って……」

「ええ、炸裂系フォーサーによるものでしょうね。おそらく〝属性〟は〝土〟」


〝炸裂系〟。

 その特色は『己のエナジーの消費量に比例してその場で爆発に類似した現象を起こす』。

 炸裂での爆発の場合、爆風による空気振動と爆音は巻き起こるが、属性が火や雷でない限り火煙は立たず、一酸化炭素などの有機物も散布されない。

 それでも十分に威力があり、単純な攻撃力だけなら〝系統〟の中で一番かもしれない。

 その昔は空間爆発などとも言われていた。


 今、バスが爆発する瞬間、エクレア達は火炎がそれほど上がらず、代わりに土煙が噴いたところを見逃さなかったのだ。

 エクレアが息を切らしながら状況を整理する。

「バスなんかのガソリンを含む車類は〝火属性〟か〝雷属性〟でない限り通常の火薬爆弾を使った方がガソリンに引火できる確率が高くて効率が良いのに、わざわざ〝土〟を使ってくる。てことは……、」

「この襲撃自体が即席のもの……」

 予めターゲットがバスに乗ること知っていれば爆弾か……更にもっと効率的な策を用意できただろう。

 それをしなかったということは。

「でしょうね。つまり、敵はこのバスに『私』か『哉瓦』かが乗っていることを知ってから突発的に策を用意して私達を襲った……向こうにも相当な策謀がいるみたいね」

「炸裂系フォーサーも近くにいるはず………おそらくトンネルの外。下手にトンネルを壊したら連鎖的に総崩れになっちゃうかもしれないからこちらからは手を出せない」

「……もう、厄介ね」


 蕨も堅い水の上で尻もちをつくように座りながら思考した。

(この敵のジェネリックは〝炸裂系土属性〟。おそらく起爆材に使われたのは無難に『石』だな。『あの時』バランとかいう野郎が、エクレアが結界を張る前、バスと対面した時に石っぽいものを転がしてバスの下に忍ばせていた……。やっぱり『あれ』が爆弾だったのか)

 エクレア達に言おうか言わまいか迷ったが、

(良かった。ちゃんと対処してくれた)

 蕨は下手に手を出さなかった判断が間違いでなかったことが当たりで、ホッと胸を撫で下ろした。


 ムースがエクレアにもう一つ聞いた。

「これからどうするの?」

 当然だが全員を支える〝水〟を解けば、その下はギザギザな凶器と化したバスの残骸、怪我は避けられない。

「大丈夫」

 エクレアは哉瓦の様子を確認し、敵が襲ってくることはないと確信し、

 全身にぐっと力を入れた。

 すると上以外、左右前後下を囲う水の中間、ちょうどバスの扉があった部分を変形させ、出口を作った。

操作法オペレート・メソッド〟。体外に放出されたエナジーを操るスキル。

 凶器の残骸に当たらないように器用に階段まで作っている。

「ムース! 先に出て外の安全を確認しながらみんなを誘導して!」

「了解!」

 ムースが一旦外に出て敵兵がいないか確認し、「大丈夫! 順番に降りてきてください!」と指示を出す。

 蕨もみんなが慌てないよう手伝い、一人ずつ降りていく。

 そしてエクレアを残して蕨が降りた後〝水〟が消え、エクレアは歩空法フロート・メソッドで軽やかに降りた。


 ※ ※ ※


 三十メートルほど離れた位置で哉瓦はバランを逃がさないように監視しながら、バスの爆発から皆を守ったエクレア達の活躍に笑みを溢し、バランに向き直る。

「残念だったな。即席の作戦にしては上手くできていた方だが、それでは俺達を負かすことはできないよ」

 勝ち誇った哉瓦に、バランは全く劣勢らしい表情をしなかった。

「一つだけ、答えてやるよ」

「なに?」

「さっきお前聞いたよなァ? 目的は?って。その一部だけ答えてやるっつってんだよ」

(……単なる時間稼ぎか? だがこの余裕……一体なんだ?)

 バランは哉瓦の返事を待たずに答えた。


「『俺ら』の目的の一つは『お姫様の生け捕り』。はなから今の爆発は殺し目的なんかじゃねえんだよ」


 次の瞬間、エクレア達のいる方向に新たな敵のエナジーを感じた。


 ◆ ◆ ◆


 バスの客を無事降ろし、一段落ついたと思ったその時・


 一人の男が、誰にも気づかれないよう動いた。


 その男は突然現れ、たった今降りた安堵の息をもらす客達にひっそりと、素早く忍び寄り、


 女の子に手を伸ばした。


 男のコードネームはメクウ。

 バランの仲間の一人

 この瞬間まで自身のエナジー反応を消し、探知法サーチ・メソッドにも滅多に引っ掛からない法技スキル・〝絶気法オフ・メソッド〟でずっと潜んでいたのだ。


 人質を取る為に。


「危ない!」

 だが間一髪で、メクウと女の子の間に別の人間が現れ、仕方ないのでその男・蕨の左手首を掴んで後ろに持っていき、関節を決めて捕えることにした。

 

 今の蕨の声に気付き、その場の人間全員が顔を動かし、声の発信源へ向ける。

 そこには、突き飛ばされた形で母親の手を取り立ち上がろうとする女の子と、数メートル離れたところにいる痛そうな顔の蕨と、バランと似たような服を着る蕨を捕えた男の姿だった。

「蕨!」

「柊くん!」

 人質にされそうだった女の子を蕨が突き飛ばし、代わりに自分が掴まってしまったということは誰の眼にも明らかだった。

 更にそこへバランが転げ込むようにしてメクウの横に現れた。哉瓦の隙をついて逃げてきたのだ。「イテテ」と背中に手を当てがいながら立ち上がるバランにメクウが世間話でするように聞く。

「やっぱ強い? 龍堂哉瓦」

「あァ、ムカつくほどに」

 などとくだらない会話をしている

 哉瓦もすぐエクレア達の元に立ち「すまない」などと言いつつ陣形を立て直し、哉瓦、エクレア、ムースの後ろにお客を庇うようにしてバラン、メクウ、そして囚われの蕨と対立した。


 メクウはバランほど荒々しくはないが、負けない狡猾な笑みを浮かべて言った。

「勇敢な男もいたもんだな」

 バランが哉瓦を舐めた目線で見据え、

「形勢逆転、かなァ?」

 言うと、哉瓦が苦い顔になった。

 メクウは内ポケットから銃を取り出し、銃口を蕨のこめかみに当て、告げた。


「手短に言う。これから龍堂哉瓦には死んでもらい、エクレア=エル=ディアーゼスには俺らと一緒に来てもらう」

 感想! ダメだし! いつでも待っています!

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