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解決したよ、丸投げ?なんのこと?あ、説明ね。

ドラゴンが何か言い掛けてたが、知らんぷい。

で、元の場所へ帰りました。


「藤吾や。

 まさかとは思うが、全て解決したのかや?」


ヒルデガルデがな。

いや、まさか、って、何よ。


「そうですが?

 時間を止めてたし、エルダードラゴンのトコには転移門が既に分化した転移門を設置してましたしね。


 犯人や卵の場所は、アカシックレコードで直ぐに判明するので、捕えるのも容易かったですし。

 まぁ、エルダードラゴンと話すのが、ちょっと面倒でしたが、それも直ぐに終わらせましたから。


 まぁ、卵を返して犯人を引き渡しましたが、エルダードラゴンの号令で多数のドラゴンが動きましたからね。

 攻撃を止めるのは、無理でしょう。


 まぁ、結界を張ったから、被害はないですよ。

 オマケして、ヒルゲイン近くを移動中の商隊にも結界を施しましたし、付近の砦へも掛けてあります。


 まぁ、山賊や盗賊の拠点はしりませんが」


賊が襲われても知るかてぇのっ!


そう説明したらな。


「では、事件は解決じゃな?」ってさ。


だからさ。


「うーん、それは、どうでしょ?」

そう返したよ。


「どう言う意味じゃ?」

ヒルデガルデさんが、不思議そうにね。


「今回の事件は、ヒルゲインの町長がメインで起こした事件では無いんです。

 ちょっと考えてください。

 人族が、ドラゴンの巣から卵を盗み出す。

 不自然ではありませんか?」


ドラゴンの索敵範囲は精密で広い。

そんな索敵から人族が逃れて卵を盗めるか?


卵っても、一抱えほどの大きさだ。

それを持って、見付からずに移動。

ハッキリ言う、無理だ。


そのことに、ヒルデガルデさんも気付いたようだ。


「確かにのぅ。

 それは、おかしいわえ」ってね。


「まぁ、実は邪竜が分体を操って介入してたんですよねぇ。

 その邪竜の精神は分体へ押し込んで、ドラゴンへ引き渡しましたから、この邪竜が今後介入することはないでしょう」


ったら、驚かずに呆れてな。


「また、とんでも無いことを、しでかしとるぞぇ。

 ハァー」


だってさ。

ああ、そうそう。

物語などでドラゴンが人化したりするじゃない。


アレ、無理だからね。

縮んだりは出来ないからさ。


だから人の形をした依代を創り、それを操ってたりする。

その依代っうか分体とは、精神を繋げ操っているから、邪竜の精神が宿ってるけどな。


ラジコンっうより、精神で繋がっているリモコンっう感じか?

この精神の線が切れたら分体は動かなくなるからな。


つまり、精神の線で本体と直結している訳だ。

今回は、この線から邪竜本体の精神を引き摺り出し、分体へ押し込めてみた。


むろん精神が抜けた邪竜は廃人ならぬ廃竜だな。

生きる屍と化したので、時止めでトドメを刺して亜空間へ放り込んだよ。


「その邪竜は討伐して保管してますけど、要ります?」ったらな。


「アホぅ、大騒ぎになるわえ。

 しかし、邪竜が関与しよるかえ」


「倒した邪竜以外も動いてますねぇ。

 これ、帝国皇帝が、邪竜狩りを画策し始めたのが、原因なんですよねぇ」


「なんと要らぬことを。

 まさに平時に乱を呼び込むようなことじゃぞ?

 なにゆえ、そのようなことを?」


まぁ、当然の疑問だよね。


「どうやら、ダイダラの1柱が関与してるようです。

 まぁ、暇つぶしみたいですね。


 他にも何柱かのダイダラが動いてますし、それに合わせてデェーヴァも動いています。


 それに対し、セリアム陣営が動き出してますし、ランピアルも呼応して動くみたいです。


 まだホルトザ陣営は静観していますが、状況によっては介入して来るでしょうね」


うん、コレって、なんてぇ混乱期?

いや、実はダイダラ陣営とセリアム陣営は、この世界が元の世界から隔離されたことに気付いている。


ダイダラ陣営は、終末だとヤケにな。

セリアム陣営は、冷静に状況把握中なんだわ。


まぁ、俺に繋がる転移門が内包しているから、滅ぶことはない。

っても、知らせたら厄介事になりそうだから告げんがな。


あ、各陣営については、ヒルデガルデさん知ってるかな?

教えとくか。

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