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ああ、チートだよ!認めてやるさ。だが、独り必殺仕事人には、ならんぞっ!

いきなり色んなことが判明したが、俺は飲まず食わずで生きられ、排泄も不要、老化もないみたいです。

でも、身体的知能的な成長は可能で、通常よりも成長率が増し々らしい。


その上、理へのパイプが太く強靭となり、力を引き出し易くなったらしい。

うん、チート過ぎません?

これ、現実でなく小説なんかの物語だったらクレーム来るレベルだよね。


しかも、神とか人が与えた能力ではない。

自然災害の余波で、たまたま俺が得た力らしい。

だから選ばれた勇者!などにはならないぞ。


修行の必要もないし、試しに教科書をパラ見したら、全て理解できて覚えれた。


姉貴の部屋から、高3の教科書を拝借してパラ見。

これも瞬時にマスター。


大学の教材も見たが、全てマスターした。

えーっと、何時の間に?


時は止まっているし、距離は俺に関係ない。

都内の大型書店へと。


デジタル時代なのに、書籍の店が多い。

まぁ、デジタル災害なんかがあったからなぁ。

またAI災害で情報消失なんかあっては堪らない。


その意味からも、書籍が見直されたみたいだ。

今の時代、紙の原料たる草が工場化された高層ビルにて生産されている。

だから原料が尽きることはない。


数十年前からは、山をクリ抜き造った空間にて、畜農をだけでなく、栽培漁業まで行われている。

第一次産業も今や天候へ左右されず行われる企業の仕事となりつつあるんだよなぁ。


なにせ日本は山だらけだろ。

だが、山を崩しての開発は自然によろしくない。

そこで山の中らしい。


いや、山の中を崩れないようにクリ抜くって、多大な労力が掛かるから無理じゃね?

当初は、そう鼻で笑われてたんだがな。


実は土砂を溶解する溶液が発明されたらしいんだ。

詳しくは企業秘密らしく語られない。

だが溶かした土砂を集め別の溶液と混ぜると、土砂が分離するらしい。


さらに分離した溶液を、とある方法を使えば、さらに分離できるんだとさ。

そうやって回収した溶液を使用して、また土砂を溶かして掘る。


しかも掘るのは専用ロボットさん。

人件費などのコストも抑えられる。


そうやって広大な穴を掘るんだが、溶けた場所は溶液が流れると硬質化するらしい。

そして、予定の場所まで溶かし掘ると、硬化剤にて補強すれば、鋼の如き強度になると。


うーん、そんな技術が発明されたんだねぇ。

鼻で笑ってたヤツらは手の平返ししたが、当然、相手にされてないらしい。

まぁ、取引先の選定してたらしいからなぁ、そんなことしたら、相手にされないだろーよ。


そんなことが過去にあった訳だが、今では、あらゆる食材が、その企業にて生産されている。

日本へも卸されるが、大半は海外へだ。


日本へ安く卸すように政府から要請され、さらに溶解液の技術も提供するように、ってな。


だが、その企業のスポンサーが海外企業であり、そこの政府も関与していたから、さぁ大変!


政府は要請を取り下げるだけではなく、企業とスポンサーおよび、その国への賠償問題へと。

うん、いまだに裁判が続いてますねぇ。


ああ、それをした政治家と官僚は、この世に居ない。

例の悪人狩り気取りさんに狩られてます。


あれさぁ、やっぱり追尾型ダンジョン保持者が原因だったよ。

親が勤めていた会社が、ある政治家の気分を害したようでな。

訳の分からん課税を課せられ倒産。


地元は政治家さんの地盤だったらしく、就職もな。

両親は過労で倒れ、一家離散。


グレて、愚連隊みたいなグループへ。

で、いきなり追尾型のダンジョンがさ。


こちらは、小さな領域の空間へ繋がるタイプで、コチラほどには高機能ではない。

だが、時止めや転移門移動は可能らしい。


それで時を止め、情報を集め、悪だったら断罪!

で、ソヤツらの現生などを回収しつつ生活している。


独り必殺仕事人?依頼者も自分ですか、そうですか。

まぁ、関わる気はないけどね!

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