↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
45/203

この美食、美味なる原因を、追求せよ!ってね。

皆が食べ進めると、当然だか無くなる訳でな。

ヒルデガルデさんは空の皿を、しばしカツン、カツンとフォークで刺してたよ。

だが、ハッとした感じで、空になった皿を見ている。

なんだか悲しそうやね。


「いつの間にか無くなっておるのじゃが?」


いやいや!


「シッカリと、食べらてましたよ?

 で、どうでした?」


そんなん聞いてみる。

っかぁ、カツンカツン五月蝿いなぁ、もう!


精霊さんたちは、まだ空の皿をフォークで突いています。

うん、トリップ中やね、放っておこう、そうしよう。


「うむ、実に美味かった。

 美味かったのじゃかの。

 本当に、大丈夫なのかえ?」


精霊さん達をみながらね。

確かに異様だよね、あれ。


「まぁ、陶然となるほどに美味かったですからねぇ。

 って、ん?」


アレぇ?

待てよ?


ケーキ屋の喫茶スペースでケーキを食べてた客って、普通に食ってたよな?

同種のケーキを食べてた人も居たしさ。


もしかして、店で買った時とは違ってる?

え?

なにが違うって、言うんだろ?


「ほぅ?

 なにやら思い至ったのかのぅ?」


そう確認されたが、ハッキリとは分からない。


「いや、買った店で菓子が食べれるんですけどね。

 そこで食べてる人たちは、普通に食べてたんですよ。

 僕たちが食べていたのと同じ菓子を食べっていた人も居ましたし。


 元のケーキとは、何か変わってしまった?

 いや、何かしたか?

 俺?」


思わず考え込んでしまった。

最近の癖で考えごとをする際には、自然に転移門へ触れている。

いや、天位門から俺へ接触する感じか?


だから時は止まっている状態だ。

この状態で考えるのだから、時間は気にしなくとも良い。


まずは事実確認からだな。


1.ケーキ屋のケーキが原因ではないこと。

これはケーキ屋の喫茶スペースで、客が普通に食べていたことから、間違いないだろう。


2.転移門で移動させたことが、原因ではないこと。

コレなんだが、食べ物を移動させたのはケーキが初めてではない。

母さん大好き「ココ○ッツサブレ」も、コチラへ持ち込んでいる。

俺も数枚摘んだが、いつもの味だった。


転移門で移動させたら美味くなるなら、ココ○ッツサブレも同様になるハズだ。


そうなると、コレら以外が原因になる訳なんだが・・・

俺、何かしたか?

思い出せ、思い出すんだ。


後は、魔術でカットした?

いや、カットしただけで、アレだけ美味くなるか?


後は・・・

ハッ!


「もしや・・・

 魔術でケーキを冷やしたから?

 可能としたら、それしか無いが、それで美味くなるのか?」


そう呟くとヒルデガルデさんがな。


「む?

 藤吾、今、何と申したのじゃ」ってな。


あ、転移門は俺の考えが纏まった時点で、俺から離れてる。

俺の思考に反応してんのか、コレ?

ますます謎な存在だよなぁ。


「えーっと、魔術でケーキを冷やした、ことですか?」ったらな。


「聞き間違えではなかったようじゃのぅ。

 我は冷気を操る魔本を、藤吾へ渡してないはずじゃ。

 何故に魔術が操れるのじゃ?」


不思議そうに聞かれたら、答えてあげるのが、世の情け、ってなぁ!


「精霊召喚の魔本で、10種類の属性精霊召喚が可能になったじゃないですか。

 で、実際に精霊召喚したら、各属性の精霊力が分かるようになったんですよね。


 そしたら、魔力属性も判別できるようになったので、その魔力を使って魔術を試したんです。

 色々と試して使えるようになった1つが、物を冷やす魔術ですね」


そう告げたらさぁ。


「はぁ?

 藤吾、それは魔術ではないぞぇ。

 魔法と言うものじゃ。


 魔術は術式を通してでしか操れるぬ。

 ゆえに〔炎の矢〕と〔炎の槍〕は、別の術式が必要となるのじゃ。

 単に大きさを変えるだけと思うじゃろうが、全く別物あつかいじゃてな。


 藤吾は色々とした、っと言っておるが、簡単に色々できぬのが魔術でのぅ。

 逆に色々できてしまうのが、魔法なんじゃよ」


あー、いつの間にか、魔法が使えるようになってたんだなぁ。

いや、マジでぇ?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。