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報連相って大事だよね、ほうれん草じゃないぞ?

「まぁ、精霊を連れて行く許可を貰えたから、今から召喚して来ますね」って言ってから転移門を触れる。


「ちょっ・・・」


ん?

なんか言ってたかな?

まぁ、後で良いか。


俺はフォーさん達が居る場所へ設置した侭だった転移門を潜る。

うん、今気付いた。

別に俺の世界帰らないでも、転移門から転移門へ移動可能なんだなぁ。


っかさぁ、この転移門って複数作れるし、行った場所には出せるんだよね。

とりあえずは、〔リバーウッズ〕とかの集落へも設置しとくか。


そんなんしてから、転移門から離れる。

そして、時は、動き出す!ってなぁ!


「ワッ!

 ワーちゃんかぁ。

 もー、ビックリさせないでよねっ!」

「そうであるや。

 いきなり消えて、いきなり現れたぞや。

 渡部殿は、本当に人であるのかや?」


まぁーたぁ。

「転移門のことは教えたでしょ!

 ヒルデガルデさんトコ行って来ただけだよ!


 それで、ヒルデガルデさんに同行して、集落や町を見学することにしたからさ。

 それなら、他精霊も下位で召喚して全員を連れて行けば、問題は解決でしょ。


 だから、残りの精霊も下位で召喚するからさ」


そう告げたらさ、2人、いや火精霊を合わせて3人が呆れた感じにな。

いやさぁ、効率的でしょ?


その後、地風雷氷光闇命の7属性から下位精霊を召喚した。

現れた精霊へは、フォーさん、アロンさんと、先に呼び出した精霊が説明してくれたよ。


呼び出した精霊は、全て女性型だった。

男性型も存在するんだが、甘い感じの精霊力へ反応したのが女性型だったって訳だな。


コチラへの滞在は、精霊力が補給される限り可能らしい。

つまり、食事は不要なんだがな。


「あー、ソレ食ったら、残りは無いからな」

もう一袋ほど、ココ○ッツサブレを持って来たんだが、精霊たちに貪り食われたよ。


どうやら甘味には弱いみたいだな。

精霊とは言え、女性型だからか?


「ブゥー

 この人数に、これだけって、酷くない?」

そうフォーさんが剥れてな。


そんなフォーさんに、アロンさんが苦笑しながらな。


「まぁまぁ。

 普通、召喚した精霊へ食べ物を、めぐんでくれる召喚者なぞおらんやぁ

 大体やで、物を食べる意識を保てるようにや、召喚できるやなんてぇのが、異常なんやから」


アロンさんの言葉に、不満気だった精霊たちが納得してくれたみたいだ。

フォーさんが、軽く舌を出してウインク。

うん、ワザと苦情を言ったんだな、これ。


召喚された精霊は下位精霊だから、ちょっと思考が単純みたいだ。

量が少ない菓子に、単純に不満がさ。

単に諌めても角が立つから、フォーさんが悪者になったみたい。


流石は中位精霊だね。


その後はヒルデガルデさんの館へと。

皆には後から来るように告げ、フォーさん、アロンさんに引率を任せた。

2人は場所が分かるからね?


そして、書庫へと。

さっき出て行った場所へと出るとな。


「藤吾!

 いきなり出て来るでないわ!


 しかも、ちょっと待て、っておるに、急に消えよってからに!」

あ、ヒルデガルデさん、オコ?


「サーセンでしたぁ!」って、頭を下げてみた。


「ふぅ、仕方ないのぅ。

 それで、状況を伝えたのであろ?

 召喚は、今からかえ?」


なんで、そんなこと言うんだろね?


「いえ、全精霊を召喚しましたけど?

 今、フォーさんとアロンさんが、コチラへ連れて来てますよ。

 とりあえず知らせに来たんですけど」ったらな。


ヒルデガルデさんが呆れたように首を左右にな。


「ふぅ、もぅ、藤吾じゃから、で、良いわい。

 して、皆へ周知せねばな。

 大騒ぎになるわえ」


そう告げて、机の上へ置いてあったハンドベルを持つ。

そして軽く振ると、小さめのベルに似合わず、結構な音がな。


したら隣の部屋へ控えていたメイドさん達が現れたよ。

呼び鈴ってヤツぁ、映画とかアニメでは見たことあるが、実物は、初めて見たよ。


現れたメイドさんへ、ヒルデガルデさんが事態を説明。

若い方のメイドさんが、慌てて出て行ったよ。

うん、既に騒ぎになってるような気がするのは、俺の気のせいか?

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