あー、そんな裏話は、知りたく無かったっす!
どうやら、近所の猫へ話したのが不味かったらしい。
その猫から周囲の猫たちへと。
真偽を確かめるために集まっているらしいな。
暇なのか?
あ、猫だから自由かぁ。
羨ましいこって。
で、朝からニャンコ集団と関わる気はない。
面倒だからな。
俺用の亜空間世界にも猫は居る。
俺に従順な可愛いヤツらがなっ!
コッチの生意気な猫に用は無いんだよ。
しかし、友人達の大半が、今日は家族と過ごしているハズだ。
まぁ、例年ならば、俺も家族と過ごしてからなぁ。
一人暮らしのヤツらは、まだ寝ている時間だしさ。
出掛けるにしても、正月2日目だし早朝だ。
だから、何処も開いてないだろう。
そうなると、何をするか、だが。
はい?
いや、さぁ、テンさん?
マジ言ってる?
SFじゃないんだから。
いや、本当にエイリアンっうか、異星人が居んの?
マジでぇ?
隔離したヤツらの中に異星人が居たらしい。
どうやら、地球で裏工作していたみたいだ。
地球は宇宙的には未開地らしく、勝手に立ち入ってはいけないことになってんだと。
だが、将来的に植民地化を目論む異星人が地球へ潜み、色々な工作を。
それも複数の組織がな。
さらに、それらを取り締まる組織も入り込んでたんだとさ。
で、裏工作しているヤツらは、全て亜空間へと。
どうやら、地球文明が急激に発展し、宇宙連邦に認められると加入になるらしく、それを阻止しようとしていたらしい。
そんな感じで邪魔しつつ、植民地化を。
他の惑星での植民地化を何度か成功させているみたいだしな。
しかし、異星人って、アータ。
イキナリ規模がデカくね?
え?
バハラキと言う異空間へ出入りしているのに今更?
そかなぁ。
とは言え、全宇宙の管理など面倒だからしたくないらしい。
まぁ、元々、俺には、そんなことは出来ないから関係ないがな。
管理するとしたらテンさんだし。
っか、ん?
『面倒だからしたくない』?
あ、管理は可能なんだね。
エネルギー的には余っているし、バハラキ界や亜空間を管理しているノウハウもある。
だからさ、やろうと思えば、ヤレるそうだ。
だが、そんなことにリソースを裂くなら、ダイダラ監視にリソースを裂く方がマシだってさ。
で、とりあえずは、コチラへ害意のある異星人が来たら際は、反対方向へ転移させるそうな。
いや、隕石などや害になりそうなのを全てだな。
ついでに、そんな輩へは、光を含む全ての情報を、星系反対側から送り込むようにさ。
地球の植民地化を目論んでいた惑星では、太陽系周辺を完全に見失う事態に。
大騒ぎになる訳だ。
で、な。
バカだから惑星間倫理委員会へ、地球がロストしたってな。
ソチラは、普通に地球へ滞在したりして、そのような惑星を監視していたりする。
尻尾を掴ませなかったのに、自分から申告した訳だな、うん。
そうなると、当然監査などが入る訳で。
惑星を植民地化していたことが明らみに。
で、植民地化惑星は正式に独立させ、問題の惑星については、外宇宙への移動を制限させる措置が。
惑星外への移動禁止って・・・
結構、羽振が良い惑星だったのだが、急転落した感じだな。
それでも、隠れて外宇宙へ行く輩も出るハズだった。
ハズだったんが、全てテンさんが阻止するそうな。
この次元では、魔法文明が存在していない。
だから、魔法に近いテンさんの所業を見抜くことは不可能なんだ。
魔法と機械が融合した文明は稀有だ。
どちらかへ偏るのが普通らしい。
まぁ、魔法でできるなら、機械など不用だしなぁ。
で、大概は、どちらかのへ特化した文明へ飲み込まれ消えるんだとさ。
俺たちの次元は機械文明だな。
コレさぁ、異星人が関わっているらしいぞ。
魔法などの科学文明化発展に邪魔となる代物を廃止、機械文明が発展するように、影からチョッカイをな。
要らんことスナっ!




