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藤吾くん?爆発しとく?

2人へ席を替わるように促したんだがな。


「別に女神だからって、ヤーヤマーサ様と同席する必要はありませんことよ。

 それに、あの2人は何か息が凄く合っているでしょ?

 そんな場へ居座るのは、ねぇ」


う〜ん。

確かに、ヤーヤマーサ様とヒルデガルデ師匠は、妙に意気投合している。

っか、話題が俺なんだが。


藤吾が、藤吾様が、って。

あー、非常識で済みませんねーだっ!


「私の方も、あの暑苦しい席は嫌です。

 普段でも暑苦しいのに、更に増してますよね、アレ。

 っと言うか、あの叔父さまと、まともに武術談義されてるなんて、信じられませんよ?」


あー

姪に酷い言われ方されていますが?

知ったら泣くんじゃね、これ。


「うーん。

 まぁ、理由は分かったけどさ、なんで、この席?

 他にも空きテーブルあるよね」


細やかたる抵抗を。


「もちろん!

 藤吾様が居られるからですわっ!

 他に理由が必要でして?」


「アサァちゃんも、そなんだね。

 僕もだよ!」


「!

 アサァちゃん、ですかぁ?

 それ、ワタクシのことですの?」


困惑気味のアサァーラァさんへドルマンドルさんがね。


「そだよ。

 同じ席へ座るんだしさ。

 同じ人を好きになった同士じゃない。

 だから、友達だよね。

 だから、アサァちゃん、だよ。

 どう、ダメかなぁ?」


うーん、その上目使いはダメだろ。

断り辛いわっ!


「うぅっ、と、友達、ですの?

 私に、友達。

 良いですわぁー

 友達ですわぁー」


うわぁ〜

チョロインって、本当に存在するんだぁ。

これって、ある意味、天然記念物じゃね?


「わ〜い!

 アサァちゃんが、認めてくれたよ!

 僕はドルマで良いからね!」


いや、元気良いな、この子。

こんなキャラだったけか?


俺がシゲシゲと見てしまうとな。


「ん?

 ダーリン、どうかした?」って。


いや。


「誰がダーリンやねん!」


思わずな。


「えー

 ダーリンで良いじゃん!

 ちなみに、僕は第二夫人で良いからね!

 むろん、第一夫人はアサァちゃんだよ」


はい?

いきなり、何を?


「はひっ!?

 わ、ワタクシががっ、だだ、だい、だい」


あー、パニックになってーらぁ。


「勝手に決めるんじゃありません!

 僕は結婚する気はありませんからね!」


高校2年で、所帯を持つ気はございませんから!


「ちぇっ、良いじゃん。

 でも、僕達のこと、嫌いじゃないんでしょ?

 邪険にしないし、避けてもないしさぁ」


いや、アサァーラァさん?

ジィィッって、コチラを見るの止めて貰えますか?


「別に嫌ってはいないよ。

 好きかは、分からないかな。

 会って時間も経ってないからね。


 僕さぁ。

 容姿で全てを判断するのは、違うと思うんだよね。

 やっぱり、相手のことを知らないと判断できないや。


 まぁ、今日、会ったばかりだけどさ、嫌いではないよ、うん」


そう告げたらな。


「ニシシシシッ。

 嫌いじゃない、ってことは、少しは好きってことだよね!

 なら、脈アリじゃん!


 僕、頑張って好きにさせてみせるモンねーだ!」


うん、元気っ子か?


っか、アサァーラァさん?

今の会話でさぁ、ボンっう感じで真っ赤に。

いや、何処に、そんな要素が?


もしかして、嫌いじゃない、っと、少しは好き、っうワードでか?

どんだけウブやねん!


しかしだなぁ。


「ドルマンドルさん」

「ん?

 なぁーに?


 あ、ドルマで良いからね!

 もしくはハニーで!」


「いや、ハニーは、絶対なしで!」


どんな罰ゲームやねん!


「いやさぁ、2人が好意を持ってくれるのは有難いんだけど、なんで僕に好意を?」


会って、さほど経ってないんだが?


「僕はねぇ、ヤッパリ強いことかな。

 それに、優しいとこだね」


「そうですわ。

 皆へ無償で指導したり、料理を振る舞っておられました。

 私へもですわね。

 そんな義理も義務もないのに、です。

 で、所々への気遣いがですわねぇ」


後半が、ゴニョゴニョっう感じになってたが、まぁ、ねぇ。

まぁ、一緒に飯食うくらいは良いか。

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