表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
195/203

いい加減、視聴は止めなさい!ごはんですよー

俺が騒ぎ出した皆の所へ行くと、ヤーヤマーサ様がね。


「藤吾様、ちょうど良い所へ。

 映写機?とやらが、故障したみたいなのや。

 なんとかしてたもれ」っとね。


だからさ。


「いやいや、故障してませんがね。

 連続して観ているようですが、そろそろ食事にしましょう。

 結構な時間が経っていますから」


あの映画は1時間半以上2時間未満の映写時間だ。

3本観たから、5時間は過ぎているからな。


最近、テンさんが身に付けた技能で、亜空間拡張があるんだが、その亜空間内ならば時間を加速させることがな。


これ、亜空間隔離による時止めの応用らしい。

以前は無理だったそうなんだが、最近可能にな。


で、このリビングの時も加速させている。

いや、この宮殿が存在する空間を、だがな。


そのため、宮殿外では、さほど時間が経って無かったりするんだわ。

っても、外の3倍くらいしか加速してないから、外でも2時間近く経ってるけどな。


で、そんな話しをしたら、何故か飽きられ・・・諦められた?

ん?

なんだろ?


何に諦めたのか知らんが、諦めたらダメだろ?

諦めたら、そこで試合は終了なんですよ?

いや、なんの試合だ?


「まぁ、藤吾じゃからの。

 流吾じゃ、流吾」

「そうでありますなぁ。

 流吾であらされますわえ」


いや、師匠とヤーヤマーサ様?

何気に意気投合してません?


「あ、それでですね。

 前にもお願いしておりましたが、師匠たちも泊めて良いですか?」ったらさ。


「いやいや。

 妾の館と言っておりまするが、建て替えたのは藤吾様じゃでなぁ。

 妾に異論はないわえ」


そう許可をね。

良かったぁ、良かった。


したらな。


「しかし、このクラスの宮殿を宮と呼ばず、館あつかいとは、やはり女神様でござりまするなぁ」


師匠が、そんなことをな。


「?

 はて?

 宮殿かや?

 そこまでの規模では無かったハズであるが?」


ヤーヤマーサ様が、コテンっと小首を傾げ告げる。


「なんと!

 このクラスの宮を宮殿あつかいされておられぬとは!

 やはり、雲上人は違いまするなぁ」


そう感心しているヒルデガルデ師匠へな、メイドなアンドロイドがさぁ。


「グランドマスター、館を改築?改造?変化?させ、宮殿へ魔改造しておりました。

 なぜ、あんなこと出来るのか、不思議」


そんなチクリ、こほん、指摘をな。


あー

リビングが静まり返りましたかぁ。

逃げて良いですか?

ダメ?

そなの?


「あー、君キミ。

 皆さんの食事は、ご用意できてます?」


そう告げたらな。


「あ、誤魔化した」って。


うっさいわっ!


いや、師匠とヤーヤマーサ様?

シンクロやれやれは、要りませんからね!


その後は食堂へと。

食堂も複数存在し、長テーブルが中央へドーンと存在するタイプと、複数のテーブルと椅子があるタイプに、ソファーとローテーブルが設置されたタイプなどなど、用途に応じて使い分けられるようになっている。


この度は、複数テーブルのダイニングにて夕食をな。


ホストであるヤーヤマーサ様が主賓席へと。

師匠が誘われて、ヤーヤマーサ様の席近くだな。

なんか気に入られた?


オーデットさんが、緊張したように師匠の後ろへ立とうとしたんだがな。


「ヤーヤマーサ様の館で、藤吾様が居られるのだぞ。

 何から主人を守る気なのだ?」


そう告げる、トートガラム氏へ連れ去られ、別テーブルへと。

で、武術談義が始まってしまってるよ。


暑苦しいなぁ。


教皇様方々は、固まって座っている。


そして俺なんだがな。

右にアサァーラァさんが。

左にドルマンドルさんがね。


いや、なんで、こうなったし?


席へ着いたら、2人が来てな。

当たり前のように席へと。


だからさ。


「あー

 アサァーラァさんは、ヤーヤマーサ様の方へ座らなくて良いの?

 ドルマンドルさんも、トートガラムさんの所へ行かないとダメなんじゃ?」ったんだがなぁ。


2人は居座る気だ。

なんで、こうなったし?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ