あー、そのな、ちょっと、説明パートで!すんまそーん。
まぁ、2人の種族が変わると言う、ちょっとしたアクシデントはあったが、まぁ、問題ないだろう。
単に力量が上がったと考えても、間違いではないしな。
だってさぁ、容姿や性格などは、全く変わってないんだぜ。
普通のシルファーナ種なら習得不可能な魔法を、覚えられる程度だからさ。
ちなみに、2人共に精霊力を精霊界から汲み上げることが可能だ。
これ、高位の精霊種じゃないとできないんだわ。
このことから分かるように、2人は精霊種としての能力にめ目覚めている。
まぁ、まだ扱い方が分からず、魔法として扱っているがな。
あ、精霊種って、精霊ではないからな。
精霊から派生した種族で、ヒルデガルデさんの種族であるシルファーナ種なども、これにあたる。
そうだなぁ。
例えば、地精霊が顕現したエンシェントハイドワーフからの派生種族であるガウランド、とかだな。
他にも居るけど、まぁ、良いだろう。
まぁ、エルフやドワーフってるけど、俺の知識に当て嵌めて告げてるだけだ。
実際には別名があるが、人には言葉で発せられないし、理解もできないからな。
だからエルフとドワーフで良いんだよ。
そんな2人だから、面白いように魔法を習得している。
特にヒルデガルデさんは、俺がテンさん経由にて付与した亜空間もあるからな。
実は亜空間が無くても、精霊種ならば魔法がある程度は使える。
それは精霊種が精霊界から精霊力を引き出して行使するからだな。
コレは精霊界と言う力場へ繋がってるからなんだよ。
セリアムたちが使う力場は、セリアムが生み出した空間なんだが、最初は空洞。
つまり、エネルギーが溜まっていないんだわ。
これへ神力や精霊力を溜め込み使う訳だ。
だから溜まる前に使い切れば、当然のことだが、枯渇する。
体内魔力を使用するバハラキ界の者で言う、魔力切れだな。
まぁ、あちらは体内魔力の枯渇だから、体調に影響が出たりするがな。
まぁ、力場を持っていないのだから、仕方ないだろう。
っても、上位の魔術師たちは、体外魔力、そうだなぁ、空気に含まれたり、動植物が発する魔力。
そんな魔力を補助に使用して術を行使している。
ってもな、微量だから体外魔力だけで術を発することは出来ないんだがな。
あ、体内魔力だけど、実はコレも亜空間系だったりする。
ただ、体内から繋がる関係上、肉体への影響がな。
魔力量が増えると、内臓を含む肉体が体内から繋がる亜空間魔力へ影響されるんだよ。
体内接続の亜空間が巨大だと、幼い人族などは身体が魔力に耐えられずに病気になったりとかね。
これ、繋がった亜空間から得る魔力を絞れば解決するんだ。
まぁ、それが難しいんだが。
ちなみに、この魔力を取り出す量を調整することを、魔力操作って言われてんぞ。
カラクリには気付いていないのに、感覚的にやっているみたいだ。
つまり、魔力袋みたいな内臓は存在しない。
っか、膨大魔力を使う魔術を使う魔術師は、どんだけ巨大な魔力袋を体内に?
無理だろ、それ。
百万歩譲って、魔力袋が魔力貯蔵へ耐えられたとしよう。
だが、圧縮しても殲滅級魔術を魔力袋とやらに溜めたら、人間としての体積を超える。
つまり、体内から破裂だな。
うむ。
それって、なんて汚い花火?
過去に殲滅級魔術を放った魔術師も居る。
そんな者達は、体内魔力と呼ばれる、体内接続の亜空間がデカかった訳だ。
良く物語でな、魔力を使い切れば魔力量が増える、っうのがある。
あれ、逆だから。
魔力を無理やり溜め込むと、亜空間が容量に比例して膨らむんだよ。
亜空間は虚無に存在するから、幾らでも広がる。
だから、広げるのは問題ない。
亜空間も、人が扱えるレベルの量で破裂などしないからね。
問題は、どうやって亜空間へ魔力を溜め込むのか。
それに、溜め込んだ魔力に肉体が耐えられるかだ。
溜めるのは、魔力濃度が高い場所で過ごせば良い。
そうしたら溜まるからね。
で、肉体だが、ブッチャケると、耐えられる肉体を持つ種族じゃないと無理だ。
普通のヒューマンには不可能っうことだ。




