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人集りの原因は、何なんだよ?ちと、行ってみるかね。

とりあえず、人集りへと。

何が有ったか知りたければ、アカシックレコードを調べれば良い。

だが、それだと味気ないしなぁ。


騒ぎの中心の一つのヒルデガルデさん。

コチラは、魔法について教えていただきながら、様々な討論を。


あー

俺から聞いた内容も含め、内容を掘り下げているようだ。


俺っうか、テンさんが与えた亜空間。

それを使いつつ、魔法を習得しているな。


スポンジが水を含むが如く、知識を吸収している。

流石はヒルデガルデさんだ。


元々、魔術に対する知識は豊富であり、魔法の概念は知っていたからなぁ。

まぁ、シルファーナ種の成り立ちによる、種族特性も影響するのだろう。


最初にヒルデガルデさんを見た時に、エルフ?って思ったんだが、実際にシルファーナ種はエルフに該当する種族に属している。


実際にはエルフとは呼ばれていないが、エンシェントハイエルフを祖とする種族だ。


で、このエンシェントハイエルフなんだが、ぶっちゃけると、アロンさん。

つまり、樹精霊たるアロンタルトさんの同胞だったりする。


超古代帝国にて顕現された樹精霊がエンシェントハイエルフなんだよなぁ。

まぁ、その事実は伝わってないんだがね。


その子供がエルダーハイエルフであり、孫がハイエルフなんだよ。

ドンドン劣化してんだが、人と交わったのが原因だ。


で、エルフからシルファーナ種がね。

実はエルフから枝分かれした種族はシルファーナ種だけではない。

まぁ、今は関係ないから割愛するがな。


で、実はヒルデガルデさんは、先祖返り的な存在でな。

元々がハイエルフ並みのキャパシティを有していたんだわ。


そんな彼女へ、俺が精霊力で創った料理を食べさせただろ。

あれでエルダーハイエルフ並みにな。


さらにセリアム界へ来て、俺がこの地で亜空間付与したもんだから、能力的にはエンシェントハイエルフ並みになってしまったようだ。


あー

俺が犯人?

すんまそーん。


そんなヒルデガルデさんだから、魔法習得を容易く行ってなぁ。


それを見たセリアムの教官達が、この人材は面白いって集まり始め、今の状態にへと。


元々、精霊は息をするように魔法を行使する存在だ。

そんな精霊へ近付いたヒルデガルデが、魔法を習得できないハズがないだろ。


うん。

ヒルデガルデさんの方は分かった。

で、オーデットさんの方はなんなんだ?


なんか、涙目なんだが?


「いや、なんで、コレが分からんのかね?

 っと言うか、理解できておらぬのに、なぜ行使できる?」


「いや、そんなこと言われましても。

 感覚的にとしか」


「いや、感覚的に使えるのが異常だと言っておるのだよ。

 そんな使い方をして、魔法が暴走したらどうする気だね」


「さよう、さよう。

 そんな危うい魔法の行使は、認められぬなぁ」


あー?

なんか責められてる?


「だからぁ!

 私の術は魔術であり、魔法ではないんですって!

 定型術式での行使だから、暴走しないって、言っているじゃないですかっ!


 だいたい、私はヒルデガルデさまの護衛なんですぅ!

 いい加減に解放してくださいよぉー」


あー

オーデットさんも、先祖返り組だからなぁ。


力場を持っていないから、確かに魔法を使えない。

だが、魔術にてあつかう魔力を制御し、魔法に近いあつかいをしてたりするんだわ。


警備上にて探索の魔術か何かを使ったのかな?

あ、ヤッパリね。


その術の行使の揺らぎが、講師たちの間に触ったんだろう。


「あー

 お取り込み中、失礼します」


「なんだね、君は?

 今、彼女の・・・人か?」


失敬だなぁ、この人!


「人ですよっ!

 ヤーヤマーサ様の客人です。

 彼女は僕の連れでしてね。

 力場を持ってないから、彼女は魔法を使えませんよ」ったんだがな。


「いや、力場がないアムズなど、居らんだろうに」


そう困惑顔でな。


だからさ。


「彼女はアムズではありません。

 バハラキ界の者ですからね」ったら、大騒ぎになった。

なんだろね?

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