ヤーヤマーサ邸を案内しちゃう、ぞっと!
教皇様の、お話しが、終わ、ら、ない!だ、とぉ!
「しかも、アレは、正気ですかえ?
紙で尻を拭うとはっ!
しかも、柔々とし、華やかたる香りまで付いておる。
紙と言う高価たる品で!
なんと背徳的なっ!
こんなトイレ、信じられませぬわえ!」
あー、紙ねぇ。
トイレットペーパーなんか、俺たちには普通過ぎて、ソコへ感動するとは、思わなんだよ。
したらな、ヤーヤマーサ様がね。
「妾は、下の話しは分からぬのじゃが、一つ分かったわえ」っと。
いや、なんだろね?
「藤吾様は、食もじゃが、下についても素晴らしい技術をお持ちなのじゃとな」
いや、聞きようによってはヤバいから、止めてーだぁっ!
ま、まぁ、そんなトイレ騒ぎの後、風呂場へと。
ジャグジー各種に打たせ湯、サウナ各種に薬湯や温泉。
砂湯に泥湯などなど。
マッサージだって付いて来ます。
風呂と言う遊園地やぁー、っう声が聞こえるレベルですね、はい。
むろん、みなさん驚いてくださいましたよ、ええ。
まぁ、説明途中だから入浴は無しで。
っか、シャンプーにリンスやトリートメントとボディソープについて、質問されたり。
石鹸から良い香りがすると驚かれたりな。
シャワーが分からないらしく、質問されるはさぁ。
蛇口からお湯と水が出るだけでなく、温度調整できると語ったら仰天されたりね。
室内プールの各種スライダーや、流れるプールに呆れられたりと、うん、なかなか風呂場では、濃い時間をね。
洗濯場は見せるつもりは無かったんだが、皆が見たいって。
いや、下働きの方々が働く場所なんですが?
っても、大型の洗濯機が存在するだけだけどね。
何せ濡らさないから干す必要はありません。
風で巻き上げ、隅々まで浄化魔法にて浄化するシステムです。
大量に洗濯しても、さほど時間は掛かりませんからね。
それに、家事全般は、アンドロイドさん達がしてくれますし。
人が関わることはないでしょうね。
むろん、風呂の清掃やメンテナンスも、彼女たちが行います。
非常に優秀なのですよ。
実は女性型メイドを採用するのは、テンさんからの提案で、クラシックメイド服を纏っています。
で、却下しましたが、何故かファーストは黒猫を。
しかも巨大な二足歩行の黒猫推しでした。
アニメの見過ぎか?
ハクは執事推しでした。
そちらでも良かったんだが、女神様のお屋敷だからなぁ。
だからメイドにしてみたんだが・・・なぜ、舌打ち?
なんか、ハクの趣味が混ざっていたみたいだ。
どんな執事集団になっていたのやら。
その後は寝室に客室だな。
寝具は、以前に俺が創って使ったベッドを採用。
まぁ、熟睡すること間違いなしです。
試しに横になった教皇様が、即座に寝落ち。
まぁ、説明途中だから起こしましたがね。
「え?あ?はぁ?
妾、寝てしもうたのかえ?
不意に意識が消えたのじゃが?
え?いや。
なんか、身体が軽い?
疲れが抜けておる?
え?
あの一瞬でかや?」
そう、この熟睡スポットたるベッドの効能は、肉体的精神的な疲労を癒してくれることなんです!
風呂で血行を促進し身を解した後、このベッドで寝たら完璧なのです。
コレだけでも、現在の日本へ持ち込んだら、最強のリゾートとして持て囃されるでしょうよ。
まぁ、魔法で色々してるから、アチラへは持ち込まんけどね。
粗方の説明を終えたが、屋敷内が過ごし易いことについてトートガラムさんが聞いてきた。
そこに気付くか。
館内は全て空調管理され、温度も一定になっている。
しかも、人により過ごし易い温度へ、その人のパーソナルスペース内にて調整を。
むろん、湿度もだぞ。
まだ色々とあるが、司教様たちが疲れきたみたいだ。
だからリビングへとな。
館内へはリラクゼーションミュージックが、小さな音で流れていたんだが、リビングでは、敢えて森の梢枝が風で奏でる音をな。
その方がリラックスできそうなんでな。
で、今はソファへ座っています。
しばらく休みますかね。