ちょっと具現化を、あ、フラグって言葉は嫌いなんで!
アサァーラァさんが、容易く真似したのでさ。
「ね、簡単だったでしょ?」ったらさ。
「本当ですね。
コレを使えば、料理が美味しくなるんですか?」っうからさ。
「まぁ、使い方しだいかな」って返しておいたよ。
したらな。
「簡単な訳があるまい。
ほれ、アムズやドルマンドルが、苦戦しておるわい。
2人の基準で話すでない」って、ため息を。
あれぇ?
「い、いや。
真似るのは勝手ですけどね、今はアサァーラァさんへレクチャーしていたんですよね。
だから、アサァーラァさんを基準に教えてたんですが?
他の方へは別途教えますよ」
出来るか、出来ないか?って聞かれたら、そらぁ全員へ教えられる。
魔法で分体を創って、ソレを通じて教えたりもな。
けど、正直面倒だからしないけどね。
俺は遣りたいからしてるだけだ。
強制される謂れはない。
別に報酬は出ないしなぁ。
もっとも、報酬ってぇのが不用だ。
だってな、全ての物を精霊力から瞬時に創れる俺へ、何を差し出すんだ?
土地?
ハクよりも広い土地をか?
惑星規模なんだが?
地位や名誉?
貰ってどうする?
面倒が増えるだけだぞ。
メリットなんざぁ、皆無だ。
女?
報酬なんぞでの、女なんぞ要らん!
煩わしいだけだ!
そうなるとだ、何を俺へ報酬として支払う?
無理だろ?
だから、俺の行為は善意で行っているに過ぎない。
無理に、何かを押し付けるなら止めるだけだ。
そうハッキリと、ヤーヤマーサ様へと告げる。
「い、いや。
その済まなんだ。
心得違いをしておったようじゃ。
許してたもれ」
シュンっとしてな。
まぁ、セリアム、つまり女神様として崇められて来た人だからなぁ。
本来なら敬う存在なんだよ。
だけどさ、ちょっと苦言を入れないと、当たり前のように要求されるようになるだろう。
ヤーヤマーサ様は良い方であることには、間違いない。
今、要求されたのも、自分のためではなく、周りのためだしな。
けど、容易く要求を飲むと、際限が無くなりそうだからさ。
だから、ちょっとチクッとね。
したらな。
「師匠。
それは、ちょっと言い過ぎでは?」って、アサァーラァさんがね。
怒られないかと、オドオドしながらさぁ。
えー子やなぁ。
「そうだよ。
まぁ、ワザとなんだけとね」
「え?」「は?」
女神様2人がね。
「いや最近さ、僕が何かするのが当たり前になって来てたんだよね。
で、この侭だと、ヤーヤマーサ様とは喧嘩別れする未来へと、繋がってたんだよ。
まあ、複数未来の1つだけどね。
で、ココがターニングポイントだったんだ。
重要な未来への分岐点だね。
ここで苦言を告げないと、喧嘩別れする可能が跳ね上がるんだよ。
最悪は、セリアム界との決別からの戦争になるみたいだね。
途中でヤーヤマーサ様が反省するけど、既に拗れてるから、元にはさぁ。
1番最悪なのは、セリアム界が消滅したりね。
そんなのイヤだから、苦言くらいは入れるよ」
ふぃ。
どこに、どんな危険な未来へと続く分岐点があるか、分かったもんじゃない。
俺はテンさんが気付いて教えてくれるが、普通は分からんからなぁ。
人は、これをフラグとか言うらしいが、そもそもフラグってなんだ?
アカシックレコードでは、そんな言葉は昔には無かったらしいぞ。
戦争で、この戦いが終わったら結婚する、ったら死ぬらしい。
アホか?
そのモチベーションにて、生き残った人物は、枚挙にいとまがない。
モチベーションない者よりも、生への活力にて生き残る確率が上がるだろう。
コレ、複数の星物語、っう物語で、戦いが終わったら婚約者と結婚する、った新兵が死ぬ頃から現れてるんだよなぁ。
所謂、造語であり、使ってるヤツは、造語作ったヤツに踊らされているとも言えるな。
まぁ、使うのは良いけど、なんでもかんでも、フラグあつかいは、おりゃぁ、嫌いだね。