ちょっと、内臓料理を作ってみた。うん、肉が無くならん!
皆んなが夢中で食べてるが、既に俺は食べ終えている。
なので、レバーを擦り潰し、香草と香辛料を混ぜ、調味料で味付けした後て、腸へ詰めてみた。
そう、レバーのソーセージだね。
他にも肉を詰めたソーセージもさ。
腸は、小腸と大腸の両方を使う。
これ、バハラキ界の者へ真似させたらダメやつだね。
魔法で念入りに洗浄し、更に浄化したから安全なんだ。
そうでなかったら、病気になる可能性がさぁ。
安易にして良い作業じゃないからね。
他にも、ソテーや煮込み、炙ったりな。
まぁ、ウサギだから量がさ。
あ、言って無かったかな?
この世界は植生豊かで栄養豊富なんだろう。
動物が異様に育ち易い環境みたいだ。
だからだろうか、異様デカかったりする。
ウサギっうから、小さいと勘違いして無かったかな?
セントバーナドのクラスなんですが。
だから、コレだけの人数で食べれてる訳だ。
っか、肉と内臓が余る感じなんだがな。
まぁ、来ているアムズさん達へ土産で持ち帰って貰えば良いだろう。
一気に酪農や、料理向上は無理だ。
急激な改革は、失敗するのが世の常だからさ。
だから、身近なとこから、徐々に、だな。
この度は、キチンとした処理をした肉は美味しく、さらに、最終系の料理は素晴らしい!って感じて貰うことからだ。
甘味にハマったのは誤算だったが、料理に興味を持ってくれたアムズさん達が多数いたのは、喜ばしい限りだろう。
まぁ、当分はセリアム界へ滞在することになりそうだし、のんびりと遣りますかね。
なにせ、師匠であるヒルガルデさんが、魔法習得へ夢中になっているからなぁ。
習得するまでは、動きそうにないしね。
俺的には、飽きたら自分の世界へ戻っても良い。
その間は、コチラの時は止まるしな。
っても、戻っても正月で、家族も爺ちゃん家と旅行先だ。
1人で自由っても、今更、したいことも無いしなぁ。
それなら、コチラの動植物を調べる方が面白そうか?
そんなん考えてたら、時が止まっていた。
あー考えごとしたら時が止まるから、俺ばかり時が進むんだが?
まぁ、テンさんと、新陳代謝魔法のおかげで、不老だから関係ないんだがな。
意識したら、時が動き出す。
まだ、皆んな食べてるな。
そんなん思ってたらな。
「なにやら、賑やかな場所があると思うたら、ヤーヤマーサではないか。
なにをしておるのだ?」
1人の女性が、ヤーヤマーサ様を呼び捨てにしながら、話し掛けていたよ。
うん、あの方もセリアムだね。
「おや?
コレは、アサァーラァではないなえ。
珍しいのぅ。
ソナタは物事に興味を持たず、日がな一日寝て過ごしておったと、思っておったのじゃが、いかにしたのじゃ?」
えーっとぉ、ん?
引きニート女神様?
なんか、新しいジャンルなのか?
は?
セリアムの大半が、ヒキニートぉ!?
いや、神族なんだよねっ!
それは、バハラキ界の者が言っているだけ?
本当のところは、高次元生命体であるに過ぎず、不老であり、食事排泄睡眠が不用で、性にも淡白であるため、物事に執着もなく、常に暇しているらしい。
ダイダラとは違い、イタズラとか、他に関与する気もないため、大半が引き篭もって寝ているのだとか。
いや、ダメダメやん。
で、一部の者が、下々を導くことを楽しみとし始めて、アムズやランピアルに、バハラキ界の者を導いたりな。
つまり、ヤーヤマーサ様は、少数派な訳ね。
で、ヤーヤマーサ様の問いにな。
「僕が寝ている木のウロ下で騒いだり、良い香りを漂わせるからさぁ、そりゃぁ、気になるでしょ。
で、何食べてるのさ?」
そんなん聞いて来たからさぁ、ウサギ肉丼を彼女の前へ。
「へー
コレが、匂いの原因かぁ。
貰っちゃって良いの?」
そんなことをな。
「どうぞ。
食べ方は、ヤーヤマーサ様へ聞いてくださいね」
さて、俺は何するかなぁ。




