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さて、覚醒し始めたなぁ、いよいよ次の段階だ!なにさせよ?

次第に皆が正気に戻り始めている。

したら、若いアムズさん達がハシャギ始めた。

どうやら、初めて美味しい食事を食べ、興奮しているみたいだな。


手軽に食料を得られるから、調理技能が発達しなかった世界だ。

安易に生きられるため、食べるのは生命維持するためとし、他の分野に特化した世界だ。


彼らが造る工芸品の数々は素晴らしいし、建築技術も発達している。

服飾分野や芸能分野も発展しているんだよなぁ。


まぁ、魔法の弊害で科学的な分野は壊滅なんだが。


そう、この魔法があるから、狩りをするのも簡単であり、浄化魔法にて身綺麗にできるため風呂もない。


簡単に食材が手に入るから、焼くか煮れば食べられるんだが、切るナイフや鍋なども素材が有れば魔法で造れる。

つまり、鍛治技術なども不要。


火も魔法で操るため、薪や炭も必要ない。

塩も、海水から魔法で抽出し、結界で囲んだ物が魔法で空輸される。


塩と食材と火。

コレだけあれば十分だと、食に対する探究は行われていないんだよ。


だから、いい加減に解体するし、保存も雑だ。

食べる前に浄化すれば、傷んだ部位が浄化され神力へとな。

ま、大概は皆で分け合うから残らないのだが。


そんなアムズさん達は意識改革を行い、適切な技術を身に付けたら、まともな食材を得られるようになるだろう。


その後は、育て品種改良する方法を教える。

そうなれば、食材に対する点については問題なくなるハズだ。


しかも魔法で行うため、それほど時間も労力も必要としないからなぁ。

重機が必要なシーンがあっても、魔法で行える。

開墾なんざぁ、数時間で大農場ができるだろう。


水遣りだって、魔法を使えば直ぐだし、水を与える結界を張れば、害虫も入らない上に定期的に水が施される。

使役虫を放てば、受粉や雑草を除去するだろう。


コチラは単純作業だから、小型ゴーレムに行わせても良い。


このように、魔法を使うならば農作業は楽に行えたりする。

さらに反則なのがグロウの魔法だな。


動植物を一気に成長させる魔法だ。

前にも話したが、セリアム界以外で使うのは厳禁である。

なにせ、一気に成長させるため、使用するエネルギー量がハンパないんだよ。


土地を枯らすは、動物なら痩せ細り下手したら死ぬ。

セリアム界では神力が肩代わりするから問題なく育つが、他の世界では禁忌の術だと言えるだろう。


だが、セリアム界では、実に有用な術であり、コレを使えば、品種改良なども時短にて行えるハズだ。


食材が揃えば調味料となるが、セリアム界にはアチコチへハーブや香辛料が実っている。

生息範囲なんぞ知らん!っう感じでな。


コレは、神力と潤沢な精霊力のせいであり、元のセリアム界では無かった光景らしい。

しかも香辛料やハーブ、それ以外の植物を、セリアムがバハラキ界やランピアル界から移植したりしているらしい。


豊かな植生を見たかったのだとか。

いやいや、生態系が破壊されるからねっ!


まぁ、そんな知識はないみたいだから、仕方ないかな。

それに在来植物に影響が・・・ない、だ、とぉ?


セリアム界の動植物は、神力が充ち満ちた空間で進化しており、他界の動植物とは格が違うらしい。

そのため、在来種への影響は皆無なのだとか。


ま、まぁ、なら、良いのか?


ちなみにダイダラ界の動植物をセリアム界へ持ち込むと、在来種へ影響するらしいので、行わない方が良いらしい。

まぁ、セリアムやランピアルが、ダイダラ界やデェーヴァ界へ赴くことはないからな。


ふむ、香辛料やハーブなどは大丈夫かぁ。

乳を出す生き物も居る。


サトウキビのような植物も存在するし、大豆みたいな植物も。

麦や米に蕎麦みたいな植物の原種もな。


まぁ、俺の世界から持ち込んでも良いだろう。

F1種から取れる種は、本来は同種にならない。

だが、そんなの関係ねぇ!


俺とテンさんで、取れるように改良したかんなっ!

つまり、F1種から新たな品種も生み出せる訳だ。

アムズさん達、頑張れぇ!


ん?

丸投げ?

そですが、なにか?

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