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さぁ、ランピアル界へと、いざ行きますかねっ!

トートガラム氏が、そのように告げるとな、ヤーヤマーサ様が、しばし考え込む。

そしてな。


「藤吾様。

 申し訳ないのじゃが、後2人追加しても良かろうか?」っと。


いや、ヤーヤマーサ様?

ここで、俺へ様付けはダメだろ!


ほらぁ、皆んなが俺をガン見してんじゃん。


「大丈夫ですよ。

 それに、ヤーヤマーサ様が決められたことですし。

 あ、ちなみに、僕のことは内密で。

 騒ぎに巻き込まれたく無いので」


俺が告げると、ヤーヤマーサ様がハッっとしたようにな。


「コレはしまったわぇ。

 良いか、この者のことは内密にせよ。

 けっして怒らせてはならぬ!

 冗談ではなく、下手をすると、世界が崩壊するでな」


うわぁー

否定し辛いことを!

実際に、激怒した俺とテンさんが、星を半壊させたからなぁ。

ダイダラ界とデェーヴァ界は消滅。

セリアム界とランピアル界にホルトザ界も壊滅した。


うん、あの時間軸みたいにならないようにしないとね。


とりあえず、応えられないから、ニコニコしときました。


何かを感じとったのか?

皆が固まったんだけど?

どったの?


「はは、はははははっ。

 ヤーヤマーサ様が冗談を言うのが苦手だと知っております。

 つまり、事実な訳で。

 乾いた笑いしか出ませんなぁ」

そうトートガラムさんがね。


教皇様方々が、恐怖を湛えた目で見て来るんですが?


「大丈夫ですよ。

 その未来は回避してる最中ですが、起こらないようにできますから」


安心させるために告げたんだが、トートガラム氏を含め畏怖の目に。

はて?


したらヤーヤマーサ様が呆れたようにな。


「藤吾様?

 その言い方だと、壊滅した世界があると捉えられますわえ?」


あれ?

告げて無かったけか?


「別の未来線で・・・」

ヤーヤマーサ様が必死で、シー、シーって?

はて?


はい?

ヤーヤマーサ様が誤魔化そうとしているのを、端からクラッシュさせるのは、流石?

誰が?


え?

俺?


あ?

不味かったかな?


「コホン。

 あー

 人族にしか見えませぬが、その方を怒らせるのがダメだと理解しました。

 皆も良いですね?」


教皇様が告げると、皆が頷いた。


「まぁ、僕のことよりですね。

 移動しましょうか」

「もうですか?

 では、他の大司祭には教会を頼みます。

 私たちは、セリアム界へ行ってまいりますゆえ」


教皇様が、そう告げたので、ランピアル界へと繋げる。


「おぉっ!

 イキナリ現れた穴の向こうへ、別世界がっ!」

残される大司祭の1人がね。


それに合わせるように。


「ぬ?

 こ、これは!

 ランピアルの鍛錬場ではないか!


 む?

 アソコで剣の鍛錬をしておるのは、姪のドルマンドル!

 事情を説明して参ります!」


素早く穴を潜り、ランピアル界の鍛錬場へとな。

飛翔して行ったが、あの翼は飾りじゃないのね。


トートガラム氏が、文字通り飛んで行ったので、俺たちも穴を潜りランピアル界へと。


ふむ、少々乾燥して暑い感じか?

俺は問題ないが、他の者には辛く感じる者も居るやもな。


全員が穴を潜りランピアル界へと。

全員移動したので、穴を閉じた。


この瞬間から、元居た世界は停止状態となっている。

帰ったら、行って直ぐに戻って来たと思われるだろうな。


後で教皇様方々へ教えておいた方が良いだろう。


さて、コチラへ来たんだが。

「ココがランピアル界?

 ヤケに暑く乾燥した場所ですなぁ」


大司祭のザリエルさんがね。


「ヤマーサ教の大司祭様とお見受けいたします。

 我はトルトゥーナ皇国子爵の第三女たるヒルデガルデ・フォン・アルマデスであります。


 それで、ここの気候ですが、我らが世界でも場所柄で気候が異なりますゆえ、ランピアル界だからとは、限らぬかと」


そうヒルデガルデさんが告げるとな。


「なんと!

 あの有名な大魔導師様でございましたかっ!

 この一行へ混ざっておられるとは、流石でございますなぁ!」って、感心していた。


したらヒルデガルデさんがな。

「実は、そこな藤吾は、我の弟子でしてな。

 短期間で異様な育ち方をしてしまいましたが、気は良い者ですので、良しなに」


そんな感じで雑談を。

教皇様と司教様も混ざり和気藹々だな。


うん、放置で。

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