表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
132/203

ん?ドコヘ行っていたか?よろしい、説明しよう!

どうやら明日には、ココを立つらしい。

まぁ、別に構わないが、精霊様方々は意外とタンパクだったな。

もっと見学しなくて良かったのか?


そんなん思ってるとな。


「ところで藤吾や」って、ヒルデガルデさんがね。


なんだろ?


「どうかしました?」

そう返したらね。


「留守にしておったようじゃが、集落を見学しておったのかや?」


そんなん聞かれたんだけど。

まぁ、素直に告げますかね。


なにせ、この世界やヒルデガルデさんにも、関わる話しだったし。


「いや、実は、ちょっとエルダードラゴンの里へ行って来まして」ったらな。


「いや、いや、いや!

 ちょっと待て!


 今、なんと?」


ん?

あれ?

聞こえなかった?

変だなぁ?


「いや、エルダードラゴンの里へ、ちょっと出掛けて来たんですが?

 聞こえませんでした?」


「あのな、藤吾や。

 エルダードラゴンの里は、人族が気楽に行ける場所では・・・転移かや?」


そらぁ、そだよね。

飛んで行っても、結構掛かるからね。


「そうですが?

 っと、言うか、卵を返しに行ったって、言いませんでしたっけ?」


「それは、エルダードラゴンの里じゃったのかや?

 我は、下級ドラゴンの巣へ戻しに行ったと、思うておったわえ」


あー、確かに、ドコヘ返したかを告げて無かったか?

ま、良いか。


「まぁ、二度目の訪問ですね」っといた。


したらな。


「しかし、何用で、そのような所へ?」


不思議そうにさ。

まぁ、卵を返し、犯人を突き出しているんだ。

今更、行く必要はないわな。


「実は、エルダードラゴンが、エンシェントドラゴンへ報告した内容を、エンシェントドラゴンが竜へ報告へ井くんですがね。

 その報告先が問題でして」


「?

 上司へ報告するのは、当たり前であろ?

 何が問題なのじゃ?」


まぁ、不思議に思うのは、当然だよね。


「本来の報告先は火炎竜なんですが、風竜がシャシャリ出て来て、代わりにと報告を横取りするんですよね。

 どうやら火炎竜に気があるみたいで、チョッカイ掛けてるみたいなんです。

 で、その風竜が、お喋りで噂好きだったりします」


そう告げたら、ヒルデガルデさんが首を捻ってね。


「そのことと、藤吾が里に行くことは、関係するのかや?

 繋がりが分からんのじゃが?」


まーねぇ。

普通は分からんわな。


「実は、そのせいで僕の情報が漏洩します。

 そうなると、僕にダイダラやデェーヴァの襲撃がですね。

 非常に面倒なことになる訳です」


「ふむ。

 人の口へ戸が立てれないように、竜の口にもじゃなぁ」


呆れたようにね。


「だから、エンシェントドラゴン様へは、直接、火炎竜様へ報告して頂こうとですね。

 その調整をしていたら、別件の未来が判明しまして」


「あー

 その話しは、長くなるのかや?」


疲れたようにね。

仕方ないなぁ。


「なら、端折りますね。

 女神様の祭事へダイダラが介入し、結果、僕とテンさんが激怒!

 この星が滅びます。

 それを防ぐためにですね」ったらな。


「待て待て待てぇいっ!

 星が滅びるとは、何じゃあっ!?

 端折り過ぎじゃっ!」


い、いや、端折れって言うからさぁ。

仕方ないなぁ、もぅ。


「女神様の祭事にて捧げられる貢物を、ダイダラが摺り替えるんです。

 悪しき貢物を捧げられ、女神像が激怒!

 ですが、それは捧げられた貢物が呪物で、女神様へ呪いをですね。


 激怒した女神様が龍種を殺め、龍種も反撃。

 コレが元でセリアムと龍種が争いに。

 ランピアルも巻き込まれ、事態は悪化します。


 そこへダイダラやデェーヴァが乱入し、大戦争へと発展。

 その余波で、ココらも壊滅します。


 僕とテンさんは、戦争の影響で裂けた時空を修復するのに手間取っていまして、その間にダイダラがヒルデガルデさん達をですね。

 それに激怒した僕とテンさんが大暴れする訳です。


 その未来を回避するために、女神ヤーヤマーサ様と、全属性龍の族長さんに会って来たんですよ」


どうだぁ!

完璧な説明だろ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ