表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
128/203

料理について説明?仕方ないなぁ。え?調理法?はいはい、しますよ!

説明を求められたから説明しますか。


「揚げると言うのは、高温に熱した油で煮る調理法です。


 湯で煮やすのとは違い、高温で一気に熱するため、食材へ火が直ぐに通ります。

 そのため、食材の周りから水分が抜けて香ばしくなるんですよ。


 ただ、気を付けないと内部まで熱が通らず、中心部が生焼けになりますけどね」


そう説明するとな。


「ほぅ。

 そんな調理法がのぅ」って、関心していたよ。


で、たびたび尋ねられるのも困るので、おおまかな調理法を伝えておく。


「調理法ですが、色々とあります。

 解釈の違いで、分類が異なることがありますが、例を上げますね。

 まずは“焼く”ですね。

 食材を直接焼く調理法ですが、火で直接焼くだけで無く、炭火や熱源にて炙るなども、これになります。


 次に“炒める”です。

 油などで食材が調理器具へ、くっつかないようにしながら、火を通す遣り方です。


 そして“揚げる”ですね。

 先ほど説明した通り、高温の油で揚げます。


 また“燻す”と言う遣り方もあります。

 コレは煙で食材を燻す遣り方ですね。


 後、“干す”とか、“茹でる”、“煮る”、“蒸す”、“炊く”、“和える”、“漬ける”、“生”などがありますが、詳しく聞きます?」


そう尋ねたらな。

皆んなして頭を抱えてたよ。

どったの?


「わ、妾が調理法に興味を持ったのが悪かった。

 専門作業には専門職じゃ。

 良く分かったらわえ」


いや、分かったんなら良いんだけどさ。

なんだか粛然としないなぁ。


「なら、まぁ、料理の説明に戻りますね」

「ぜひ!

 そうしてくりゃれ!」


なんか熱い要望を受けたので、説明を。


「この竜田揚げの肉は、鶏と言う鳥のモモ肉と、クジラと言う生き物の赤身と尾の身、畜産ドラゴンの肉を使っています。


 特に畜産ドラゴンの肉は滅んだ世界の物ですから、私が創造するしか手に入りません。

 その畜産ドラゴンの頬肉を使用しており、歯応えも楽しめます。

 是非、ご賞味頂きたい」


皆の喉が鳴る。

っか、ヨダレを滝のように流さんで欲しい。


テンさんが処理してるから良いけどさぁ。

普通のレストランなら事案だぞっと。


ん?

そもそも、龍はレストランへ行かない?

いや、そこに突っ込まないでよ、ハクさん。


「同じ皿には野菜をカットして乗せてあります。

 生と茹でた品です。

 肉を食べながら、野菜を食べてください。


 口の中の油っぽさが、緩和されますし、美味しいですから。


 で、竜田揚げには、ご飯、銀シャリです。

 コチラを食べつつ、竜田揚げを食べれば、ああ!

 あ、失礼。

 実にぃ、実に美味い!


 で、スープ、吸い物と言いますが、これで喉を潤せつつ口の中をリセット。

 香の物で、アクセントを。


 で、また竜田揚げと。


 説明、もう良いですか?

 食べたくなったんですが?」


皆が必死に首を縦に振る。

もー堪らぁーん!っう感じですね。

分かります。

俺もだからなっ!


「いただきます!」って、箸を持つ。


普通は、食前の挨拶と、箸に突っ込みが入るシチュエーションなんだろうけどさ。

皆んな、既に夢中で料理へと。


もう夢中で食べています。

そう、美味しい物には、理屈は要らないんだよっ!

蘊蓄語ってないで食え!ってな!


え?

ブーメラン?

なんのこと?


しかしなぁ。

龍サイズの銀シャリがスゴイ。

米粒が軽自動車並みなんですが?


デカいなぁ〜


あれ、フードファイターさんでも食べきれないだろ?

それが茶碗に山盛りなんだが、龍さん達は、モリモリ食べています。


さもありなん。

この米は、前に話した通り、あるブランド米。

しかも名人って言われた農家さんが、自宅用に作った品だ。

その1番良い出来だった品を、精霊力で生み出したからな。

不味いハズがない!


米って、バカにならないんだぜ。

米と味噌汁が不味かったら、オカズが幾ら美味くても台無しだからな。


それで潰れた店もあるくらいだから、バカにならないわさ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ