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あ、怒られた?あれ、叱られてる?はい?どうして、そうなる?

頭を下げているくせに、何故か俺が頭を下げてないことに気付く龍族長様方々。

いや、今はガン見してますが、何故分かる?


ん?

気配察知と魔力探知などで、把握しているから?

えー常にしてたら疲れるやんね?

まぁ、俺は息をするように常時展開しているし、テンさんも常時探知してるけどさ。


そこは龍種だから、普通に常時探知している?

そうなんだね。


「そこの者。

 何故、下賤なヒューマンがココへ居る?

 しかもヤーヤマーサ様の御前にて、頭を下げておらぬ?

 不敬であろうがぁっ!」


水龍族長のゾータンダルテ様が、俺へ一喝!

ひぇー

怖くなぁーい!


「たわけがぁ!

 不敬は、貴様じゃ!

 妾より高位存在である藤吾様を罵るなど、存在を消されたいかぁ!」


うわぁ!

ヤーヤマーサ様、激オコです。

しかし、この程度で存在を消すなんて、物騒な!


「藤吾様!

 コヤツへは、妾が言い聞かせておきますゆえ!

 どうか消さずにおいて頂きたい!」


そう、俺へ頭を下げるんだが。

はぁ?

消すって、俺がかよっ!


「いやいやいや!

 この程度で消さないですからね!

 確かに、別の世界線では世界を消し飛ばしそうにはなりましたが!

 アレは、我を忘れるほどに激怒したからです!


 それを回避するために、こうして動いてるんじゃないですか!」


全くもー

人を危険物みたいに言わんで欲しいものだ!


「この(わっぱ)は、何を言っておるのだ?

 ヤーヤマーサ様を誑かした?

 いや、どうやって?」


いや、あの水龍族長さん?

他の龍族長様方々が、哀れな者を見るように見てるんですが?


「ふぅ。

 驕り鍛錬を怠っておるのじゃな。

 他の龍族長は気付いておると言うに。

 仕方がないヤツじゃ」


ヤーヤマーサ様が、頭を抱えているね。

どゆこと?


ん?

他の龍族長様方々は、俺の力量を感じている。

だから事実だと認めたらしい。


だが、水龍族長様であるゾータンダルテ様は、俺との力量差に気付いてないんだとさ。

いや、別に力を誇示したい訳では無いんだから、良いんだけどね。


したらな。


「藤吾様!」って、ヤーヤマーサ様がさ。


「はい?

 どうかされましたか?」


どったんだろね?


「一瞬で良いので、妾たちが耐えられるレベルで、力を解放して頂きたいのや。

 可能であろうか?」


まぁ、可能かと言われたら可能だけどさ。

コレが、全解放なら断るよ。

ハクが保たないからさ。

彼らも消し飛んでしまうから、論外だね。


っか、テンさん?

なんか力が増してね?


何なに?

俺とテンさんの力量が上がり、力場の力を制御する力が増しているらしい。


そらぁ、良い話しでは?

ん?

そしたら、(ことわり)、経由で力が送られて来た?


え?

なんで!?


崩壊した世界のエネルギーが膨大過ぎ、崩壊世界後の理が世界の再構築ができない状態らしい。

理の周辺だけでもエネルギーを減らす必要があるんだってさ。


そのため、他の理がエネルギーを受け取り管理しているんだが、許容量を超えているのが現状らしい。


なので、急務として力場管理能力が増した俺とテンさんへ、エネルギーが送り込まれたと?

なんて勝手な。


ハクさぁ。

同情してくれるのは、良いんだけどね。

力量上がれば、君も、そうなるんだからね!


あ、気付いてなかったかぁ。

慌てても、どうしようもないから。

ふぅ。


いくら俺とテンさんが、力を持っていようと、理には逆らえない。

まぁ、理は全ての根底だからね。

逆らえるハズもないんだが。


しかも、テンさんと違って、アチラはシステマチックに動いているに過ぎない。

効率的で有効なら、相手の都合なと考えないからな。


まぁ、良いや。

それより、力の解放かぁ。


「まぁ、良いですが。

 今は封印レベルで隠匿して、消し粒?

 原子レベルまでにした?

 あ、そなの?


 まぁ、極小レベルにしか漏れないようにしています。

 これを解放する訳ですから、備えて下さいね」ったらな。


「まさか!

 そこまでなのかや!

 ちょ!

 ぎゃぁぁぁぁぁっ!」


ん?

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