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転移もーん!え?青いタヌキじゃない?じゃ、違う名で!

ま、まぁ、俺が、ど、ど、どお、おも、思われようと。

ん?

落ち着け?


いや、ダブルで言わんでも。

しかし、転移門も既に門ではない。

認めてくれないが、意思を持っているからな。


それと、この世界へ宿った意思も、どう呼ぶかだ。

転移門、テンイ門、ん?

テンさんで良くね?


え?

安易?

こんなんさぁ、小難しく考えると、かえって変な名になるんだよ。

転移門のテンに、頂点の、テン。

ソレに天のテン、から、ね。


解説を聞いて良いかもって思った、そこの君、毒されてるから!


さて、この地へ宿った意識たが、そだな。

うん。

ハクにしよう。


え?

白亜紀からのハクですが、なにか?


いや、え!?

クレーム来るかと思ったんだが、素直に了承した、だ、とお?

いや、本当に良いの?


ん?

転移門よりはマシ?

それに転移もん、って、青い狸あつかいされなくなるから、その方が良い?


しまった!

ソレが、使えなくなるのかぁ!?

迂闊ぅ!


で、テンさんは、それで納得っと。

ハクは、本当に、それで良かったの?


え?

白の意味であるハクは、清楚な感じがして良い?

清らかに感じられるから気に入った?


あら?

ハクって、もしかして女の子?


力場には性別はない?

まぁ、そだろね。


でも、心情的には女性心を失わないようにしたい?

いや、君、絶対に自我があるよね?


違う?

制御ベースに、滅んだ世界のアンドロイドAIを使用したため、そう感じられるだけ?

女性型アンドロイドだったため、思考が女性寄りになっていると?


いや、さぁ。

あの世界のアンドロイドって、人権持ってるよね?

つまり、人なんだけど?

それでも自我が無いと言い張ると?


そーかぁ、認めないかぁー

もう、好きにしてください。


あ、時止め、ありがとう。

解いてくれて良いから。


で、時は動き出す!


「ま、まぁ、私が、どうかは別にして。

 祭事なんですが、この地で行っては、いかがしょう?

 この地へは、招かれた者しか入れません。


 それに、ヤーヤマーサ様のお付きの方とゾータンダルテ様の従事が、祭事前にダイダラと入れ替わります。

 違う世界線では殺害されますが、そこは僕の方で保護しますから大丈夫です。


 当然、この世界へは入れませんから、その際に捕えていただければと」


そう告げるとな。


「うーむぅ。

 ここで、ですか?」


ヤーヤマーサ様が困ったように。


「ここで祭事を行っても、祭事の目的は達成できますよ。

 この世界は自然豊かでして。

 特に精霊力が濃いんです。

 祭事に役立つと思いませんか?」


俺が告げた意味が分かったみたいだ。


「そうであるのかや?

 なれば、こちらで祭事を行って貰うかのぅ」


ヤーヤマーサ様が納得されたので、シャラヤーシャ様へ確認を。


「シャラヤーシャ様。

 ヤーヤマーサ様は、このように申されておられますが?」


したらな。


「元々ぉ、ヤーヤマーサ様をぉ〜祭るぅ祭事なのぉ〜

 だぁ〜かぁらぁん、ヤーヤマーサ様がぁん、良いならぁ〜ん、良いんじぁ〜ない、かしらぁん」


だぁぁっ!

この人と、話すのはぁ、非常ぃ、疲れるんですがっ!


「ま、まぁ。

 シャラヤーシャ様の、ご了承も得られた、ってことで、ここで催事を執り行いましょう。


 それでは、この場所へ祭場を創りますね」


俺は、そう告げると、水龍の里へ在る祭場を模して、新たな祭場を創った。

まぁ、アチラとは違い、大理石造りの祭場ではなく、精霊石と精霊力を含んだ希少金属で創られた祭場だがな。


ここで祭事と言う名の精霊力譲渡をセリアム界へ行うと、いつもの数倍は精霊力がセリアム界へ送られるだろう。


で、祭事の対価として、龍種の族長へ神力が付与される。

コレを得て神龍となることが、龍種にて族長となる条件なんだよ。


だから龍種にとっても、この祭事は重要なんだ。

まぁ、だからこそ、ダイダラに狙われたんだが。


さて、祭場は確保したから、次だな。

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