悪役は真の力を解放する
そして一方的に電話を切って俺は彼と話す
「・・・まさか、ナイトメアがクラスメイトだったとは」
「何度も言っているが、
その呼ばれ方は好きではない!
そんなことより、奴の居場所は探知済みだ
これから殴り込みに行く!」
「だけど!!妹が!!」
「心配するな。お前の妹は必ず救う、絶対に!
悪役の言葉を信用しろってのは無茶ぶりなのはわかる
だが信じてくれ」
「妹を救う策があるのか?」
「ある」
「・・・わかった」
「よーしそうと決まれば」
俺はその場で変身する
その姿は人ではなく、1対の翼
そしてその翼を彼に装備する
「今から超高速で奴のところに行く
移動制御はこっちでやるからお前はおそらくやってくるであろう
妨害を排除してくれ!」
「了解!」
そして国の許可とか作戦とか一切合切無視して突撃!
音速を超えるスピードで太平洋を突っ切る
途中で現れた能力者たちは彼の風の力で沈んでいった
そして5分足らずで奴のいる無人島に到着した
見た目ただの無人島だが、
他のメンバーの能力なのか、障壁が張られていた
加えて物理的な障壁も展開されているのが確認できた
彼も同様に察知できたのか慌てて
「障壁が幾重にも展開されている!
一旦降りて・・・・」
「ちんたらしてると奴が逃げる!!
舌噛むから黙っとけーーー!!!」
俺は迷わず全ての壁を問答無用で突破する!
彼に来るダメージは全て俺が彼にバリアを張って防ぐ!
そして最後の壁を突破して、最深部であろう場所に到着した
翼の能力は飛翔の奇跡をイメージしたものです