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正義の味方はピンチに陥る

あの日のナイトメアとの戦いから数か月が経過した。


俺は高校三年生になり、正義の味方として活動しつつも

勉学のほうでは第一志望の国立大学A判定をキープできていた。


あれからいろんな敵の犯罪を止めてきたが、ナイトメアとはほとんど戦うことは無くなっていた。


あの日の俺の答えに満足したのか、あるいは彼の言う完璧な正義の味方を探すためなのか、

他の地方で他の能力者と戦うニュースは耳にしていた。


こうして普段通りの日常と非日常を過ごしていたそんなある日・・・



実家から突然電話がかかってきた

その内容は・・・



能力者によって組織された国際犯罪集団『Plunder』の日本支部の連中に妹がさらわれたというものだった。






「妹は!?花蓮は無事ですか!?」


「わからん俺らも今知ったばかりだから、詳しい説明を聞いていない」


国防を担う能力者の身内が誘拐されたということで国防省の作戦会議室に緊急招集がかけられた。


そこにいたのはいつも共に戦っている3人だけでなく、別の地方で戦っている能力者たちもいた。


長官が口を開く

「さて時間がないが、詳しく説明する


本日未明国防能力者の柊 健人の妹である

柊 花蓮が誘拐された。

現場に残された英単語から、国際犯罪組織であるplunderと判断した

もちろん模倣犯の可能性も捨てきれないが、あの組織を敵に回すバカはいないと考えている

未だ誘拐犯から要求などはきてないが、何かしら来ることは確定だ


しかしその要求を呑むわけにはいかない。

そこで要求を呑むと敵を油断させて一網打尽にすることにした

作戦内容は各自スマホに送った資料を読んでくれ


何か質問は?」


「長官殿、たしか国防能力者の家族には24時間護衛がついていると認識していますが、


なぜこうも事態の発覚が遅れたのですか?

それほど敵の能力者が強かったのですか?」


「いや・・・恥ずかしい話だが、

護衛の中に工作員が紛れ込んでいたらしい。


もちろん事態が発覚してからは他に工作員がいないか全員調査してある」



「はぁなるほどなるほど。マスコミ関連はどうするおつもりで?」


「・・・身勝手な話だが、工作員の件は伏せる。


今後も国防能力者を増やしていきたい中でこの事実は致命的だ。


もちろんその代わりこの場にいる全員には通常の褒章に加えて、

特別褒賞を渡す予定だ。


特に柊君、君の家族には今後働かなくても生きていける補償金を渡す予定だ」



「・・・・・・・」


あまりにも身勝手な言い分でぶん殴ってやろうかと考えたが、

ここで仲間割れしても妹は帰ってこないと怒りを鎮める




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