少年は激情を抱く
魔法少女にあこがれてを観ていた時に、
こんな能力があったらおもしろいなと思いついたので書いてみます。
内容としてはヒロアカとまほあことかいろんなアニメの設定をごちゃまぜにしたものです
自分の周囲から聴こえる悲鳴と怨嗟の声
冷たくなった両親の身体
逆に激痛を伴い熱くなる自分の身体
それらを思い出しながら少年はテレビを観ていた
流れていたのは、とあるニュースだった
それは少年たちがいた施設で暴れていた悪役を
正義の味方が見事成敗したという内容だった
概要が説明された後、テレビに映る正義の味方達が賞賛を受けていた
曰く、迅速な対応によって負傷者数が少なかったこと
強力な能力相手に果敢に挑んだこと
そんな正義の味方に助けられた少年は、正義の味方に対して・・・・
激しい憎悪を抱いていた
何が負傷者数が少ないだ
お前らがもっと早く着いていれば両親が助かったかもしれないのに
何が果敢に挑んだだ
あの炎の能力に対抗できる力持っているんだから当然だろうが
本人たちからすれば無茶以外の何物でもないが
幼い少年にそんな考えを持つのは不可能であった
そしてなんの悪戯か、あの事件をきっかけに少年にも能力が発現していた
そして少年は誓う
テレビで賞賛を受けている人達のような正義の味方もどきではなく
負傷者を出さない本物の正義の味方になってやると
そしてもどきたちの賞賛を否定してやると