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リセットボタン  作者: ゆっきー
8/8

リセットケース1 尾方 俊介⑦

夜の街は、煌びやかな一面、闇が潜んでいる


夜の蝶たちは、男たちの心を癒すため

今日も、着飾り、仮面を被る

お金と愛が行きかうこの街に秀介は足を踏み入れた


「マリアちゃん来たよ~」

「部長~久しぶり~会えなくて寂しかったから今日は帰さないよ!」


取引先の贔屓の店に到着、このマリアという女性がお気に入りらしい


「今日は、人を連れて来たんだから勘弁してくれ」

「わぁ~イケメンさんに、可愛い男の子ですね!今日はご来店ありがとうございます♪」


席に着き、お酒を聞かれ続々と女の子がついた


「じゃあ、部長からお願いします♪」

「まだまだ夜は、これからーカンパイ~!」


カンパ~イ!!!!!!

「先輩、僕緊張します!女性がすごい近いです。離れてほしいです!」

「こんなキレイな方に会うことないから、コミュ力学んでおけ」

「はい!わかりました!何しゃべればいいですか?」

「横溝さんおもしろ~い♪私と楽しくおしゃべりしましょう♪」

「はい!よろしくお願いします!」

(横溝ハマらないといいけど、、、)


「尾方さんは、後輩に優しいですね~」

「そんなことないよ、厳しくもしてるから。結構がんばってくれるんだよ」

「私、優しい人だ~い好きなんです♪」

「こんなキレイな人に言われたら嬉しいな」

「キレイだなんて」


(はぁ~帰りて~上辺の会話とかマジどーでもいい~社交辞令も聞き飽きた)


俊介は、接待慣れしていたため、夜の店は慣れていた


愛のない営業LINE、話を聞くのも上手いため、彼女たちの愚痴もよく聞いていた


最初は、接待で知り合い、連絡先を好感しても仕事以外では使うことはなかった


横溝は、はじめての体験のため少し冷や冷やしながらお酒を飲んだ


「今日は、良い日ならお祝いだね♪シャンパンでカンパイしよ~♪」

「仕方ない、久々だから入れてあげるか」

「わぁ~い、部長愛してる~お願いしま~す」

(この女~~~~~勘弁してくれよ~~~~~~~~)


俊介は、酒にある程度強いが、横溝はそこまででない。

この後、タクシーまでのせるの大変そうだな

一応、住所を予め聞いておいてよかったのか、悪かったのか


横溝は、泥酔し俊介が解放してタクシーに放り込んだ


この大変なさなか、俊介のスマホは鳴り続けていた


時刻は3時45分


運命の1回目


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