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リセットボタン  作者: ゆっきー
2/8

リセットケース1 尾方 俊介①

俺はしがないサラリーマン

そこそこの大学を出て、そこそこの会社に運よく就職

両親にも恵まれ、3つ上の兄貴はケンカもなく優しい

普通の俺の人生が、まさかあんなことになるとは

想いもよらなかった

「あち~いぃ」


大学卒業して早3年、俊介はいつものルーティーワークをしていた

就職祝いで買ってもらったスーツは、3年たった今そろそろ変え時だった

両親が、喜んでくれたスーツに身を包み、ネクタイピンは兄貴がくれた

家族が、喜び期待してくれているから、こんな毎日の通勤電車と

外回りなんてへっちゃら!、、、、、


なんてことはなかった

スーツもちょっとかっこいいの選んでくれたらよかったのに

ようやく、今度のボーナスで自分好みのスーツを買った


もうすぐ届くから、こんなスーツはクローゼット行きだ

兄貴も今時ネクタイなんかしないから、もうちょっと違うものくれたら

良かったのに、プレゼントなら他にも今時のものがあるだろー


俊介は、真夏の暑さと夏バテした身体で、家族に文句を思い浮かべた


優秀な兄、今時珍しいくらい、そこそこ裕福な両親

何不自由なく育ち、それほど激しい反抗期もなく

通っていた学校も、友達も普通に良い人だった


苦労と言えば、大学受験くらいで

俊介は、壁という人生で立ちはだかることはなかった

そこそこの顔立ちだったので、彼女も途切れたことはない


上下関係も持ち前の社交性で、会社でも上司からの受けもよかった


順風満帆、20代後半か30代前半で結婚して

まぁ、子供は2人くらい、可愛い嫁が貰えればいいな~

と、俊介はごく普通の男であった


そんな彼がリセットボタンと出会うまでは、、、



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