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国家モデル「立憲君主制、および、公民資格身分制の議会政治」 平民から、政治を勉強して受験して、貴族になるんだぜ!

作者: 天気雨


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



・社会の在り方は、「半・実力主義社会」(残り半分は経験・視野・人格)


  ほぼ完全な、社会主義と資本主義、平等主義と実力主義は、どれも偏り・尖がり過ぎ

  て、多くの者がやる気を失い、それほど上手く社会が回らない。


  程々のやる気で程々に働く者と、強いやる気や実力を持つ者が、互いを活かして共存

  できる社会の構築が必要と考える。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



・身分制度


 国王、王族、貴族、平民の、大きく4つに分かたれる。

 王族を除き、全ての貴族は平民として生まれ、下記の条件を満たして、貴族へと昇格す。


 貴族位を得るには、文官資格と武官資格それぞれの、学術試験と実技試験を受験し、

 合格しなければならない。

 また、両資格には、下級・中級・上級が存在している。

 文官資格と武官資格の資格試験は、広く一般国民に開かれ、試験において、

 貴族の血族優遇は無い。


 貴族位は、個人の物であり、親兄弟子孫や親戚といった血族などを含まない。

 下記の血統貴族は、貴族位を必要とする役職や判断において、同格間にのみ優遇される。


 貴族位を決定する「文官(政務)・武官(軍務)」両資格の必要な等級を表で示す。


   6等貴族(国家下級仕官資格):  下・下 (一般社会で教養証明への利用も)


   5等貴族(国家中級仕官資格):  下・中 / 中・下 


   4等貴族(国家上級仕官資格):  中・中 / 下・上 / 上・下


   3等貴族(国家長官資格)  :  中・上 / 上・中 


   2等貴族(国家大臣資格)  :  上・上    


   1等貴族(国家大臣資格)  : 2等貴族位取得後、国の役職について、

                   満10年以上を経験した者。


    ※ 同格位であっても、対応分野に準じた「資格上位者 優先の第一原則」と、

                      「貴族血統者 優先の第二原則」がある。



 軍人は、技量等級評価・在年評価・功績評価によって、配属や給与も変化する。

 ただし、人を束ねる士官や将官となるには、「貴族位とその前提資格」が必要となる。


  技量等級評価には、戦士資格、斥候資格などが存在する。


  軍人の必要資格

   ・将官:上級武官資格、中級文官資格

   ・佐官:中級武官資格、中級文官資格

   ・尉官:中級武官資格、下級文官資格

   ・曹官:下級武官資格、下級文官資格

   ・ 士:なし


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



 貴族位は、6等~1等の順に上がっていき、文官資格と武官資格の両方によって決まる。


 また、その影響力は下記の貴族の血統によって変わるものとする。


    貴族の血統(5等以上の貴族として、5代以上続いた5代目以降の血筋か、

          5等以上の貴族として、120年以上続いた4代目以降の血筋。

          養子も可)


    貴族血統者は 等級「上位」貴族に、

     無血統者は 等級「下位」貴族となる。

      例)4等貴族の場合、4等上位貴族と4等下位貴族となる。


  文官は「政務を司る」、武官は「軍務を司る」において必要な資格である。

  文官・武官には、資格等級に応じた徽章が与えられる。


  貴族には、国家防衛、及び、災害対策や避難誘導への協力義務が存在し、

  立場を考慮して可能な範囲で、これに協力しなければならない。

  人の上に立ち、国民を指導する役割を背負った、高貴なる者の義務と定める。



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



   勲章システム(武功20星、知功20星、技術文化功5星、一般功5星)


 武功勲章: 軍などの武の分野で、何らかの特別な功績を得た者に授けられる。


 知功勲章: 学問や行政(内政・外交)、事務処理などの分野で、

       何らかの特別な功績を得た者に授けられる。


 技術文化功: 技術・文化の分野で、功績を上げた者に授けられる。

        芸術、音楽、服飾なども此処。


 一般功: その他の領域で何らかの特別な功績を上げた者に授けられる。


  ※ 与えられた勲章功績は累積し、その功績の数によって、星の数も増えていく。

    勲章は「武功6星勲章」というように称する。



 上級役職勲章: 国の役職において、上級に分類された役職に就いた事のある者に、

         授けられる。一般的に、略して「役職章」と称する。



・また、国の大事に対する功績に応じた「名誉勲章」が存在し、役職勲章以外の他の勲章

 と組み合わされる。


 上から順に「金星・銀星・金竜・銀竜・金翼・銀翼・金葉・銀葉」の8種が存在する。


 …………この時、金星・銀星の星は、五芒星で表し、中央に宝珠が収められている。



 賞与(金銭や高価な物品、所属や役職などの地位向上、領地、権利、

    何かへの名付け権、勲章、許容可能な範囲で求める物、期間限定免税、など)


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 公務員


 事務系公務員や物資関連公務員の採用は、下級文官資格を持って居る事が最低条件。

 この時、下級武官資格も所持していれば、評価が上がり、優遇される。

 上の役職になるほど、文官、武官の両資格を問われるため、必然と貴族位が上がって

 いく事になる。


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 国王任命制・半世襲式・領主制度  (州長と県長が、半世襲式となる)


  州長 - 県長 - 市長 - 区長(町長)- 村長 - 里長。



 〔継承候補者の世襲資格〕


  県長は、継承候補者が、中級文官資格以上と下級武官資格以上の両方を所持している

             ことが必要となる。


  州長は、継承候補者が、中級文官資格以上と中級武官資格以上の両方を所持している

             ことが必要となる。


  資格を満たした継承候補者は、現行の県長や州長の直系血族、

                前代の県長や州長の直系血族、

                現行の県長や州長の養子、親類、

                前代の県長や州長の養子、親類、

                その他、の順に、継承権があるものとする。


                また、必要資格を満たした上で、上級文官と上級武官

                資格を有する者は、上級資格1つにつき1段上の最前

                へ継承順位が繰り上がる。


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 国王の譲位・世襲について。


  王族の内、4等以上の貴族資格所有者に王位継承権が与えられる。


  国王は、王位継承権所持者の中から、後継者たる次期国王を指名し、決定する。

  これにより次期国王に指名された者は、正統王位継承者となる。


  国王が後継者を指名・決定せず亡くなった場合、王位継承権所有者の内、直系子孫と

  その年長者が優先的に継承候補となり、上から順に上位5名に候補者が絞られる。

  この後、5名の候補者から、二十人委員の投票によって、国王が決定される。


  投票前には二十人委員の揃った会議で、5名の候補者が演説を行い、

  どういう国にしたいか、どのような改革を成したいか、それによって国の立場や民の

  生活はどうなるかの予測を、語らなければならない。

  これは、完璧な手法を求めている訳ではなく、国の進む方向性と目指すべきところを

  示す物である。


  通常、20年~30年を目安に代替わりするものとす。

  時代の潮流への対応力から、

  地球人類において、新国王は、30半ば~40台の年齢の者が好ましい。


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 参政権は、4等貴族以上の資格を持つ者が、議員に立候補(自己推薦)可能とする。


 選挙制を導入する場合は、6等貴族以上の資格所持者が、選挙に参加可能とする。



 参政資格を得る為の学校は、格安で広く一般に開かれ、毎年1回の資格試験も千円程で

 受験できるように手配する。下級資格の教本も、安く大量に流通させる。

 中級の教本は下級資格保有者が、上級の教本は中級資格保有者が、役所で申請して、

 購入する事ができる。勿論、これも非常に安い値段である。


 衆愚制となる民主政治の弊害を、可能な限り回避・減少させる為に、資格制参政権を

 運用している。


 国政は、高い専門性と広い知識を必要とする為、個人の知見を保有する資格に基づいて

 評価し、衆愚的選択を、可能な限り回避する為の機能を有する手段である。


 「議員選挙投票権」と、滅多に無いが「国民選択投票権」を全ての貴族が有するが、

 保有する投票権の票数は、貴族等級によって異なるものとする。


 貴族の保有投票権数:6等(1)、5等(3)、4等(10)、3等(30)、2等(60)、1等(120)


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《行政内閣府》   国王 と 二十人委員 による、21人で構成。


       二十人委員より、五長臣(2等貴族以上の者の中から)を選出し、


       緊急時は国王と五長臣の議論・決定を以って、国政を動かすものとする。


       二十人委員は、各省庁の長や副長たる大臣や中臣で構成される、

              3等貴族位以上の身分資格を持つ者達である。



       投票決議において、国王5票、二十人委員は各1票を持ち、


       25票中、5分の3以上である15票以上の獲得で、閣議決定される。

       この時、無投票も可能で、どの選択肢も15票に満たない場合、

       内容の再考を促す事ができる。

       また、国王は分票可能な為、難しい判断においても、公平さを得られる。


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《一院制・議会》


    4等~1等貴族位を持つ、血統貴族100名と、

    4等~1等貴族位を持つ、一般貴族 50名の、計150名で構成。

    血統貴族が足りぬ場合、一般貴族から選出して補う。


    任期制の場合、1期10年とす。


     各議員は、副官2名を含む、貴族10名の公務支援班を保持できる。


    立法議会および行政府においての議題は、

    全体の5分の3以上の者の賛成で可決される。




《議会の立ち位置》


         「 国王(君主)」 


          ↓     ↓ 


 司法警察局 ⇒ 国軍 ― 行政内閣府(君主+20人大臣……国軍より2人出向)


          ↓↑       ↓↑ 


         立法議会  ← →  各省庁 


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  ※ 「国からの国会議員への支給金額の例」


               議員 給与:年俸1600万円 相当

         公務支援班 副官 給与:年俸1000万円 相当 ×2人

         公務支援班 班員 給与:年俸 850万円 相当 ×8人

    報告義務型 政治活動 国定支援金:年間1600万円 相当(←余った分は返却)

    よって、議員1人当たりの支給額= 約1億2千万円 相当


  政党には、政党規模支援金が、所属人数に合わせて別途支給される。

  故に、政党は、所属議員からの資金の徴収は禁止される。


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 《内務省》


 《外務省》


 《財務省》


 《軍務省》 軍事関連諸々。災害救助専門部隊も存在する。


 《法務省》 司法(裁判、警察)、消防、選挙管理、政治資金適正化、


 《保健省》 医療、医薬品、衛生、出産、育児、流行病や毒物対処など。


 《環境農務省》 果樹園や農業の他、林業や漁業・畜産業も含み、

         環境問題や、自然環境及び生態系の維持管理も、

         下記の開発発展省と連携して担う。


 《産業戦略商務省》 経済、産業、特許


 《運輸省》 道路の維持保全と運輸の効率化、倉庫や流通の監視など。


 《開発発展省》 国土の開発発展と、自然環境の保全バランスや、

         住民の種族と老若男女と人口の分布調査など。


 《文化省》 教育や祭り、物資の加工技術や利用法を、研究庁と連携して取り扱う。


 《研究庁》 種々様々な道具や組織構造・都市構造などの仕組みを研究開発する機関。


  +(各省庁に諜報機関を3局ずつ設置)


 《労働省》 労働の環境・時間・給与・人的扱いの人権侵害などを監視改善す。


 《監査省》


 《統合情報省》 各省からの情報に加え、メディア情報や噂、流行などの社会情報も

         収集している。


    ※ 各省に情報局が存在する。


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