表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
惜しみない愛を、君に  作者: 塔守
2/39

二話 「付き合って欲しいです! どうでしょうか!」

挿絵(By みてみん)

 2月になったとは思えない陽気だったその日。


 学校帰り、家路に着くべく電車を降りた僕は、夕陽に照らされる川を渡る橋の上で後ろから声を掛けられて振り向いた。

 少し息を切らしたセーラー服姿の女の子が立っている。


 僕はあまりどこの学校がどういう制服かだとかそういうことには詳しくないので、自分とは違う学校の生徒だな、としか分からなかった。


 中学で一緒だったというわけでもなさそうだ。


 顔見知りではないと思われる。


 呼び止め方も「すみません、少しだけいいですか」だった。


 知り合いだったら名前を呼ぶのではないだろうか。


 色々考えても分からないことは分からない。それより、僕に用があるというのにいつまでも答えないのも失礼だ。


「なんでしょうか」と僕は向き直って答える。


 女の子は少しの間逡巡(しゅんじゅん)したようだが、意を決したように拳に力を入れてこう言った。


「好きです!」


 僕を真っ直ぐに見つめる。


「付き合って欲しいです! どうでしょうか!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ