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惜しみない愛を、君に  作者: 塔守
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一六話 「そっかー。やっと分かった! ロクちゃんさすが!」

 ファミリーレストランは日曜の昼過ぎとあってまだまだ混雑しているが、今までの経験から言って、僕たちが席について注文を終える頃から少し客足が引いてくるのだ。だから少し長居しても許される空気になってくる。


 僕たちはそれぞれに食べたいものを注文し、それを食べ終わると、復習を始めた。


「今日は分からないところはありましたか」


「分かったとこの方が少ないよ……」


 と言うので、参考書とノートを見せて貰って、どこが苦手なのか確かめる。


 当初ノートを見せることに抵抗のあったらしい妙中さんだが、僕との勉強の時だけ使う一冊を新たに用意したらしく、これなら見られても良いということだった。


 数学は答えを見ても、どうしてこの数字が、この式が出てくるのか分からないと言うので、その理屈を説明していく。数学には理屈しか無いから説明し易い。


 妙中さんは僕の説明をノートに書き留めてゆく。僕が重要と伝えた部分は違う色で書いたり、アンダーラインを引いたり、決してノートのまとめ方は悪くないと思えた。


「そっかー。やっと分かった! ロクちゃんさすが!」


「ありがとうございます」


 困っている状態が解消されるというのは、いいものだ。




 4時頃に店を出て、約束通り妙中さんを送って行った。


 妙中さんはおそらく家の近くで、「ここでもう大丈夫」と言ったので、辞去することにした。


辺りはまだ夕陽に照らされているが、程なくして暗くなるだろう。


 僕自身も通り魔には気を付けなければ。

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