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惜しみない愛を、君に  作者: 塔守
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一三話 求められていないことをやるものではない

「ああ、わたしたち同じ学校だったら、教室なり図書室なり一緒に使えたのになあ」


 基本的に高等学校というのは平時は関係者以外は立ち入り禁止の場であり、僕の学校もまたそういうスタンスを取っている。妙中さんは僕の関係者ではあるけれど僕の学校の関係者ではないので、立ち入らせるのはおそらく駄目なのだろう。妙中さんの学校も同じか訊いてみると、妙に歯切れ悪く「うん、……そうだね」とだけ返答した。


 結局僕たちは、最初に妙中さんの提案したファミリーレストランを使用という案を、回数を絞ることで掛かる経費を抑えようということで決着させた。


 店によっては「学生の長時間勉強はご遠慮願います」と書かれているところもあり、何軒か使ってみてあまり厭な顔をされないところにしようという彼女の方針に従った。


 長時間の利用が店に快く思われないのであれば、ということで、午前中は図書館で各自自習、昼食を兼ねてファミリーレストランで分からないところを確認というやり方がスタンダードになるのにさほど時間はかからなかった。


 僕としては、経費が気になるならどちらかの自宅を使えば良いのにという思いは依然として払拭出来なかったものの、一度、まだその段階ではないと言われているのでそれ以降口にするのは止めていた。


 その代り、アルバイトをして収入を得ようか考えていると言ったのだが、「会える時間が減るのは嫌」と言われた。やはり求められていないことをやるものではない。

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