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チートを貰ったが、異世界では……。  作者: 月詠 秋水
第3章 ハルカス編
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閑話2 眞弓

この話は、14話とほぼほぼ同じなので割愛させていただきます

次の日の朝、眞弓は朝早くにリオーネ付近の森の中を一人で探索していた。雪咲の事もあり、部屋の中でじっとしていることが出来なかったからだ。早足で木々をかき分け、森の奥へと早足で歩いていく。


 


「……」


 


暫く歩いていると、とある広い場所に出る。そこは、少し大きめの木がある湖のある空間だった。そこに居たのは小さな少女、何故か昔の事を思い出す眞弓。この森は魔物が多く出現すると言われていたため、助けずには居られず話しかける。何故かその少女は自分に冷たく、反抗的だった。


 


少しの間話していると、すぐ近くで枯れた枝を踏みつけたような乾いた音が鳴る。そこに視線を移すとそこには、雪咲が少しだけ困惑した顔で立っていた。それを見た眞弓は、嬉しさの余り思い切り抱きしめる。


 


その後、雪咲に色々と説明されたが普通に返す。少しどころかかなり困惑されたが、溜まりに溜まった想いを伝えたくて仕様が無い衝動と葛藤しつつもそれを隠していた。だが本当に迷惑そうな雪咲の顔を見るなり、段々と冷静さを取り戻していった。


 


すると、少女は雪咲の左腕にこれ見よがしに抱きつく。その娘に雪咲は私のもの宣言され、自分の方が長い付き合いなことを主張する。だがそんな事は関係ないと言われ、完全にライバル視してしまうようになる。


 


絶対に……負けたくない……!


 


そう思いつつも、悔しさの余りその場を走り去ってしまう。涙を零してしまったが、見られていないことを祈りつつも森の出入り口を目指す。入口付近で立ち止まり来た道を振り返るが、誰も追いかけてこないことを確認すると余計に悲しくなってくる。余計に泣きじゃくっていると、何処からか雪咲が出てきてくる。だが泣いて逃げ出した挙げ句その上心配をかなりかけてしまったこともあり、その心苦しさもあってか黙り込んでしまう。


 


雪咲は必死に謝ってきてくれてはいるが、返そうと口を開こうとするが胸の苦しさが言葉を発するのを邪魔する。先程の少女が頭に離れなくて、余計に苦しくなる。そして、謝った後森の奥へと歩いていってしまう姿を見て更に苦しくなる。もはや呼吸困難になりそうなくらいに……遠ざかる背中を呆然と眺めていると、突然雪咲は振り返る。そして何かを伝えるように、口を開く。その後すぐに姿を消してしまうが、あの時”死ぬなよ”そう言ってくれた気がして更に涙が溢れ出てくる。


 


ちがう……謝らなきゃいけないのは……私の方なのに……!


 


そう思うと更に涙が止まらなくなり、その場に座り込み泣きじゃくる。ずっと心の中で雪咲に謝罪しつつ、声を殺して泣き続けていた。それと同時に、優しい言葉をかけてくれたことに嬉しさを覚えもした。1人先の言葉に小さく返事をし、その後は散々泣き続けていた。泣き止んだ頃には日は完全に上り、そろそろ戻らないとと思いリオーネの町へ戻っていく。


 


宿屋に入った途端、血相を変えた皓が慌てて宿屋から出て馬車に乗り込む姿を見かける。


 


「どうしたの?」


 


「急いでハルカスへ向かう、理由は後で話す!!」


 


少し呆然とし、されるがままにハルカスへと向かうことになった。

冬望の話は、明日に投稿致します

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