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泣き虫の僕だけど、、、君のためにもう泣かない!

作者: 七瀬

僕は 『泣き虫だ』

直ぐに泣いてしまう。

ドラマに映画に、悲しいこと怖くても、それともらい泣き。

泣きすぎて目が腫れるほど、、、泣きっぱなし。


だから、毎日のように何かしらで僕は泣いている。



でも僕はあの時、君に出会ってしまった。


あの日は、、、雨が物凄く降っていたのに、君は傘も差さずに

びしょびしょに濡れていた。


ただただ、そこに君は立っていた。


だから僕は、君にそっと傘を差し出した。

君が濡れないように......。



その時突然! 濡れなくなったから君は上を向いたよね。

もう、泣いているのか? 雨に濡れてるだけなのか?

僕にはわからなかったけど.....?



...泣いているんだと気づいた!

たったその声で 『...うっ、、えぇ!?』


凍えた小さな震えるような声だった。




僕は、、、君に何もしてあげれず、ただ傘を君に差し出すだけでやっとで。

何も君に気の利いた言葉もかける事も出来ず、その場を離れてしまった。


僕は、、、【君と僕の傘を置いて。】そのまま。




それから3か月経った時に、君と【再会】した。

僕は直ぐに、君だとわかったけど......?

君は僕に全く気付かず。


僕も君とはじめて会ったように振舞った。




僕たちは、自然と仲良くなった。

あの時、出会ってる事などその事は忘れて......。




自然に僕たちは付き合うようになる。

『不思議だな? 以前にも1度会っているのに、その事はなかった事に

して、はじめて知り合うように、気が付けば付き合っていて...。』




『変だよね? 僕たちの関係。』




もちろん、彼女にはその事はもう言わないと決めていた!!!

君の泣いた顔を見たくないから。

だから僕も決めたことがある!!!


『君のために、僕はもう泣かない!!』とね。






でも、僕と付き合って君が僕にこう言ったよね!


『あの時のこと覚えているよ! あなたのおかげで頑張れたからありがとう

そしてこれからもよろしく! それと私たちを結びつけた赤い傘。』

『何時から、、、知っていたの?』

『あなたと再会した、あの時に私はあなたの事に気づいていたよ。』

『...僕もそうだよ。』




お互い、あの時の事を覚えていた。

その事に、お互い触れなかっただけ......。




でも、ちゃんと覚えていた。



『僕も君もそれだけが嬉しかった。』



最後までお読みいただきありがとうございます。

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